ベランダの正しい掃除方法とは?マンション・アパートでの注意点も解説
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意外と知らない、ベランダ掃除の方法

部屋の中や玄関部分の掃除はしていても、ベランダの掃除はしないという人は意外と多いのではないだろうか。ベランダは屋外なので、室内とは違った掃除のポイントがあり、また賃貸でマンション・アパートに住んでいる場合は隣や階下の人への配慮が必要になる。
今回は、ベランダ掃除の注意点や掃除の方法などを解説していく。これまであまりベランダの掃除をしてこなかったという人は、ぜひ参考にしてみよう。
ベランダ掃除をする前に確認したい注意点
戸建てであればベランダを掃除するのは自由だが、マンションやアパートに住んでいる場合は隣や階下に住んでいる人への気配りが必須となる。風の吹き方やベランダにたまった埃の量によっては、隣近所に迷惑をかけてしまうのだ。
また、水を使って掃除をするとトラブルになることもある。注意点をしっかりチェックしておこう。
ベランダ掃除の注意点①:マンション・アパートの場合は掃除することを近所の人に伝える
ベランダ掃除というのは、思っている以上に近隣の人に迷惑がかかる可能性がある。常に雨風にさらされているベランダには土埃が溜まっており、掃除すると埃が舞ってしまう。また水洗いをすると水が飛び散ったり階下に流れたりする。
風向きや強さによっては、隣のベランダに埃が飛んでいくかもしれないし、洗濯物を汚してしまうかもしれない。トラブルを防ぐためには、事前に近所の人にベランダ掃除をすることを伝えておくのがベストだろう。
たとえ専用部分の掃除であっても、事前に一言、断りを入れておけば無用なトラブルを防げる。ただし、掃除の許可を得たからといって周りに埃をまき散らしたり、水を流し続けたりしてよいというわけではない。
隣や階下のベランダに人がいないか、洗濯物を干していないか、濡れたり汚れたりして困るものはないかをきちんと確認してから、掃除をはじめるようにしよう。
ベランダ掃除の注意点②:ベランダ掃除の頻度
ベランダの掃除の頻度は、月に1回程度で問題ない。天候にもよるが、月に1回掃除をしていればそれほどベランダは汚れず、きれいな状態を保てる。
きれい好きであればもっと頻繁に掃除をしたいと思うかもしれないが、ベランダの掃き掃除や水を流しての掃除は近所に配慮が必要なもの。やはり月に1度程度にとどめておくべきだ。
もし、ベランダの周りに木がたくさんあって落ち葉が溜まる、家の周囲が畑で土埃が溜まるなど、汚れやすい環境の場合は月2回に増やしてもいいかもしれない。しかし、そのたびに隣近所に掃除を伝えるのは手間がかかる。落ち葉なら手で取り除く、鳥の糞がついたり、花粉や泥汚れなどが目立つ場合は濡れ雑巾で拭くなど、隣近所に迷惑がかからない掃除方法を選ぶと良いだろう。
ベランダ掃除の注意点③:晴れた日はベランダ掃除に適さない?
意外にもベランダ掃除に最適なのは湿度が高く、曇っている日もしくは小雨が降っている日だ。晴れているとすぐに洗剤が乾いてしまうし、砂埃などが舞いやすいため、ベランダ掃除には適していないので注意しよう。
ベランダの掃除方法
ここからは、具体的なベランダ掃除の方法についてご紹介。
実際にベランダ掃除を行う際にぜひ参考にしてほしい。
ベランダ掃除に必要な道具
ベランダの掃除に必要な道具は、どこまで綺麗にするか、床がどういった素材かによって変わってくる。とはいえ、基本的に必要な道具は共通している。
バケツ | 雑巾を濡らしたり、ブラシを濡らしたりする |
---|---|
雑巾 | 床を掃除したり拭きあげたりする |
ホウキ、ちりとり | 埃を集めて捨てる |
ゴム手袋、マスク | 手荒れ防止、埃などの吸い込み防止 |
新聞紙 | 床にまいて埃と一緒に掃く、水を吸収させる |
床材や汚れに適した洗剤 | 排ガスや鳥の糞など、水で落ちない汚れを落とす |
バケツ | 雑巾を濡らしたり、ブラシを濡らしたりする |
---|---|
雑巾 | 床を掃除したり拭きあげたりする |
ホウキ、ちりとり | 埃を集めて捨てる |
ゴム手袋、マスク | 手荒れ防止、埃などの吸い込み防止 |
新聞紙 | 床にまいて埃と一緒に掃く、水を吸収させる |
床材や汚れに適した洗剤 | 排ガスや鳥の糞など、水で落ちない汚れを落とす |

ベランダ掃除の流れ
道具が揃ったら、いよいよ掃除開始!事前に掃除の流れを確認しておくとよいだろう。
ここでは、水を使った掃除がOKな場合の方法をご紹介する。
①.道具をすべて用意する
ベランダ掃除に必要な道具を用意しよう。ベランダからその都度取りに行くのは大変だ。
②.ベランダを片付ける
床に物があると、その都度動かす手間がかかり、時間もロスしてしまう。何もない状態にしておこう。
③.ホウキで埃を掃く
最初はホウキで埃や落ち葉などを取り除く。そのまま水を流してしまうと時間がかかるため、細かい汚れもしっかり取り除いておくことがポイントだ。埃は端に溜まりやすいので、きちんと掃こう。このとき、排水口の周りのゴミもきちんと取り除いて、詰まらないようにしよう。
④.頑固な汚れは最初に落とす
鳥の糞や排ガスなど頑固な汚れは、最初に落とすのがポイントだ。鳥の糞はエタノールスプレー、排ガスはアルカリ性洗剤や、セスキ炭酸ソーダなどを使うのがおすすめである。
コケやカビが生えている部分は、歯ブラシで擦って落としてみよう。カビが落ちないようであればカビ用スプレーを拭きかけておく。
⑤.水を流してブラシで擦る
埃や頑固な汚れを落としたら、最後は水を流してブラシで擦ってきれいにしよう。
軽く床面を濡らしたらブラシでこすり、端のほうから少しずつ水を流して汚れを取り除いていく。汚れがあらかた流れたら、最後は新聞紙や不要な雑巾で水気をしっかり拭き取れば完了だ。
ベランダ掃除の流れ|水の使用が禁止の場合
ベランダに排水口がなく、水の使用が禁止されている場合の掃除方法も紹介する。
基本は同じだが、④と⑤の部分だけが基本の流れと異なるので注意しよう。
①.道具をすべて用意する
ベランダ掃除に必要な道具を用意しよう。ベランダからその都度取りに行くのは大変だ。
②.ベランダを片付ける
床に物があると、その都度動かす手間がかかり、時間もロスしてしまう。何もない状態にしておこう。
③.ホウキで埃を掃く
最初はホウキで埃や落ち葉などを取り除く。水洗いができないため、できるかぎり土埃など細かい汚れを取り除いておくのがポイントだ。
ホウキだけで掃ききれない場合は、新聞紙を細かくちぎってまいてから掃き掃除をしよう。新聞紙が細かい汚れを絡め取ってくれるので、ホウキで掃くよりも綺麗になる。
④.頑固な汚れの洗剤はしっかり拭きあげる
鳥の糞や排ガス、カビやコケなどの汚れには洗剤を使う。ただし水で洗い流せないため、広範囲に一気に洗剤をまくのではなく、小さい範囲で使用しよう。洗剤と浮かせた汚れは、雑巾でしっかり拭きあげよう。洗剤が残っていると、汚れも落ちないうえにベランダの素材を傷めてしまう可能性があるため、注意が必要だ。
⑤.床は雑巾を濡らして何回か拭きあげ、掃除をする
床は掃くだけではきれいにならないので、雑巾を濡らして拭き掃除をする必要がある。土埃などは簡単には拭ききれない。拭いたら雑巾を洗い、また拭くという作業を何回か繰り返して、埃をしっかり落としきろう。
ベランダ掃除ですっきりしよう!
ベランダは頻繁に掃除をする必要はないが、それでも長期間放置しておくと土や埃で汚れてしまう。ベランダは洗濯物を干すだけ、という人であっても、薄汚れたベランダは気分のいいものではないだろう。
月に1回だけでもベランダ掃除をすれば、いつ外に出ても気持ちがいい。広さによってはベランピングなど少ししたアウトドアスペースも作れるので、曇りや小雨の日は掃除の日と決め、綺麗なベランダを維持してほしい。
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