自分では気づかない家のにおい。部屋の臭いにおいを解消する方法とは
もしかして臭い?自分では気づかない家のにおい
友人の部屋を訪れた時に、その住まい特有のにおいを感じた経験は誰しもあるはず。同じように、自分では気づかなくてもあなたの部屋にも特有のにおいが必ずある。
必ずしも不快なにおいとは限らないが、恋人や友人を招いた時に「なんか臭い…」と思われることだけは避けたいもの。
そんな悲劇を避けるためにも、どうしてにおいはつくのか、においの種類、においを抑える対処法、おすすめの消臭グッズをまとめてみた。
▼部屋の匂い対策は、こちらもチェック!
家のにおいの種類、においがある理由
家ににおいがある場合、そこには必ず原因がある。においの元を断たない限り、根本的な解決は不可能だ。ここでは、そんなにおいの種類とにおいの原因を紹介していこう。
汗が原因のにおい
人は生活していると常に汗をかいている。汗というと暑い季節に限ったイメージかもしれないが、気温の低い冬場でも汗はかいているのだ。
汗は、ソファや寝具などに染み付き、段々と部屋のにおいの元になっていく。しかし自分の汗のにおいは特に自分では気づきづらいため、気づかないうちに不快臭になってしまうので要注意だ。
また、玄関もにおいの元になる場所だ。靴を履いたときに足が汗で蒸れることで徐々ににおいを発するようになる。特に靴はなかなか洗わないのでにおいを発しやすい。
タバコのにおい
タバコを吸う場合、タバコの煙から出るヤニは、部屋の壁やカーテンにこびりつく。結果として部屋全体がタバコのにおいになってしまうので注意が必要だ。
特に普段タバコを吸わない人にとっては耐え難いにおいだ。そもそも賃貸の場合タバコのヤニ汚れやにおいが部屋についてしまった場合、修繕は借り主負担になることが多い。
どうしてもという方以外は室内での喫煙は避けるのが懸命だろう。
キッチンのにおい
キッチンもにおいの宝庫。調理の過程で出た生ゴミや、ネギ類などのにおいが強い食材、コンロや換気扇の油汚れ、排水溝のにおいなどが原因だ。
また、焼き魚などにおいの強いものを調理した際には、しばらくそのにおいが残ることもあるだろう。
排水管のにおい
水回りの設備はすべて排水管とつながっている。この排水管が持つ役割とは、汚水を排水する際に混ざったゴミを引き留める、汚水を室内に漏らさないようにしながら排水する、下水のにおいをS字トラップ内の封水で防ぐといったものがある。
排水管のにおいは、ヘアキャッチャーで取り切れなかったゴミが排水管に侵入して溜まったり、封水が足りずうまく機能しなかったりすることで発生する。排水管内に溜まったミにはヘドロがつきやすく、以下のような水回りのにおいにも発展するのだ。
風呂・トイレ・洗濯機など水回りのにおい
風呂やトイレ、洗濯機の周辺は湿気がある場所のため、カビが生えやすい。そのため、水回りの掃除を怠るとカビや油分、細菌などが固まったヘドロ状態になり、ひどい臭いを発する場合がある。
また、トイレは排泄物から出るアンモニア臭にも注意が必要だ。トイレは水で流すとはいえ、見えない飛び散った汚れが溜まると、嫌なにおいを発するようになる。
ペットのにおい
ペットを飼っている場合には、ペットの体臭・排泄物のにおいが部屋のにおいの原因になる場合もある。しかし毎日一緒にいる飼い主は気づかない場合も多いので要注意だ。
湿気によるカビのにおい
住まいに湿気が多い場合、床下・壁などにカビが生えてにおいの原因になっている場合がある。ひどい場合には、壁にカビが生えているのを目で見ることもできるだろう。
あまりに湿気が多いとシロアリなどの原因にもなるので対策が必須だ。
接着剤や塗料のにおい
住まいが新築の場合や新しい家具を買った時、接着剤や塗料のにおいがする場合がある。時間とともに消えていく場合も多いが、シックハウス症候群につながる場合もあるので、体の調子が悪い場合には一度原因を調べた方が良いだろう。
家のにおいを消す、抑える方法
家のにおいの原因がわかったのなら、次はにおいの対策だ。急な来客にも焦らないよう、普段からしっかり家のにおい対策をしておこう。
部屋の換気
普段あまり家の換気をしないのなら、まずは換気をしてみよう。少なくとも2か所以上の窓を開け、10分程度は部屋の空気を入れ替える。
換気扇を回したり、扇風機を使用したりすると、より換気の効果は高まるだろう。これだけで随分と家のにおいは減るはずだ。
掃除・洗濯
家のにおいを抑えるのに掃除・洗濯は必須だ。寝具などの布類は汗のにおいが染み付いて、独特の家のにおいに繋がりやすい。
定期的に洗濯することで、家のにおいを防ぐことができるだろう。洗濯できないソファやクッションは消臭スプレーを活用したり、定期的に干したりすることでにおいを防ぐことができる。
また、キッチン周り・水回りもこまめな掃除が大事になる。特にキッチンの換気扇の掃除を怠ると、においの原因につながりやすくなる。
また、水回りも定期的に掃除することでカビが発生しにくくなるだろう。
濡れタオルを振り回す
急いで家のにおいを消したい場合には、濡れタオルを振り回すと良いだろう。においがする壁や天井などに向かって1分から5分程度濡れタオルを振り回すと、水分がにおいの元を吸い取ってくれる。
少量のアロマオイルや酢を含ませておくと、より効果的だ。
炭を置く
においの元になりやすい靴箱周辺やトイレ、キッチンには炭を置いておくと、炭が嫌なにおいを吸着してくれる。炭は1ヶ月ごとに直射日光を避けて天日干しすれば、半年程度は効果を期待できるだろう。
また、炭は湿気を吸着してくれる。家の湿気が原因のにおいにも効果的だ。
市販の消臭剤を置く
市販の消臭剤も手軽なにおい対策だ。無臭のものであれば、置いておくだけでにおいを吸着してくれる。気に入った香りの消臭剤を使うのも良いだろう。
次は、におい対策におすすめの商品5選をご紹介!
家の中を漂うさまざまなにおいへの対処法と併せて、におい対策ができるグッズを使えば消臭に有用だ。
におい対策におすすめの商品5選
家の中を漂うさまざまなにおいへの対処法を施し、さらににおい対策ができるグッズを置くとより効果的だ。中でもおすすめの商品5つを厳選して紹介する。
におい対策におすすめの商品①:クローゼットにおすすめの湿気取り
除湿ハンガー お天気君 ロングサイズ
サイズ | 約 幅74×奥行25×高さ1(cm) |
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重量 | 約170g |
内容量 | 1個 |
材質 | 不織布:ポリエステル・ポリプロピレン 中身:シリカゲル ハンガー:プリスチレン・ポリプロピレン |
生産国 | 日本製 |
サイズ | 約 幅74×奥行25×高さ1(cm) |
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重量 | 約170g |
内容量 | 1個 |
材質 | 不織布:ポリエステル・ポリプロピレン 中身:シリカゲル ハンガー:プリスチレン・ポリプロピレン |
生産国 | 日本製 |
クローゼットだけでなく、洋服ダンスの中にも設置できる乾燥剤である。湿気と汗のにおいを同時に除去でき、カビ防止にも効果的だ。ロングサイズでは約100ccの湿気を取ることが可能だ。梅雨や夏場の湿気、冬の結露に気軽に対策できる。
おすすめポイントはこちら。
- 天日干しで繰り返しの使用が可能で経済的
- 湿気満タンサイン付きで、天日干しのタイミングが一目でわかる
- ハンガータイプのため、クローゼットで使いやすい
- ロングタイプで湿気取り効果を幅広く発揮する
- 切り取ることもできるため、小分けにして使用できる
- 日本製で安心感がある
におい対策におすすめの商品②:コードレス&コンパクトで使いやすいオゾン脱臭器
MTL-Z005 mottole(モットル)オゾン脱臭器 乾電池式
素材 | 本体:ABS樹脂 フック:ポリカーボネート樹脂 |
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サイズ/重量 | 幅48×奥行24×高さ115(mm)/57g |
電源 | 単3型アルカリ乾電池3本(別売) |
消費電力 | シューズモード:0.1W クローゼットモード:0.1W |
推奨面積 | シューズモード:ブーツ等 クローゼットモード:約1.0m2 |
連続使用可能時間 | シューズモード:10分 クローゼットモード:1ヶ月 |
備考 | シューズモードでは10分にて自動オフ、クローゼットモードでは間欠運転 |
素材 | 本体:ABS樹脂 フック:ポリカーボネート樹脂 |
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サイズ/重量 | 幅48×奥行24×高さ115(mm)/57g |
電源 | 単3型アルカリ乾電池3本(別売) |
消費電力 | シューズモード:0.1W クローゼットモード:0.1W |
推奨面積 | シューズモード:ブーツ等 クローゼットモード:約1.0m2 |
連続使用可能時間 | シューズモード:10分 クローゼットモード:1ヶ月 |
備考 | シューズモードでは10分にて自動オフ、クローゼットモードでは間欠運転 |
細菌やウイルスを不活性化することでも知られ、さらには花粉の除去にも有効なオゾン。こちらはそんなオゾンを使った脱臭器であり、小型かつ乾電池式のため、気軽に効果的に使える。
靴やカバン、ゴミ箱の中など狭い場所にぴったりな「シューズモード」と、クローゼットやトイレ、ペットグッズ周辺などの広さにおすすめな「クローゼットモード」という2種類の機能を搭載している。
電池交換だけで繰り返し使えるので、経済的だ。
- おすすめポイントはこちら。
- オゾンを使った除菌、消臭で高い効果が期待できる
- 電池式のためコードレスでストレスなし
- フックは取り外しも可能
- mottoleカラーでインテリア性も高い
- シューズモードとクローゼットモードの2種類あり
におい対策におすすめの商品③:イ草の消臭効果を利用した消臭剤
おめかし消臭イ草
素材 | 天然イ草 |
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サイズ | 幅8.5×高さ13(cm) |
期待できる効果 | 消臭、除湿、抗菌作用、空気浄化、アロマ効果 |
生産国 | 日本 |
素材 | 天然イ草 |
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サイズ | 幅8.5×高さ13(cm) |
期待できる効果 | 消臭、除湿、抗菌作用、空気浄化、アロマ効果 |
生産国 | 日本 |
日本では昔から親しまれ使用されている畳。こちらはその素材となるイ草の消臭パワーを利用した、消臭機能付きインテリアだ。
イ草は高い消臭力・吸湿力・抗菌作用を持つだけでなく、シックハウス症候群の予防となる空気浄化作用やアロマ効果もある。
かわいらしいフォルムのため、インテリアとしても癒し効果が高いだろう。
おすすめポイントはこちら。
- とくにアンモニア臭に対しては98%という高い除去率を持つ
- 吸湿力は綿の3倍
- 天然素材、日本製で安心
- 高い機能性に加え、ほっこりするデザイン
におい対策におすすめの商品④:高い効果をもった竹炭の消臭剤
Yoitas[ヨイタス]天然竹炭パック8個セット
素材 | 中身:竹炭(天然) カバー:不織布、麻 ハトメ部分:ステンレス |
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サイズ | ・75g(12cm×7cm)×4個 ・100g(12cm×12cm)×2個 ・200g(15cm×15cm)×2個 ※各サイズ共通で厚さ3cm、リング幅1cm |
使用可能期間 | 最長で約2年間 |
素材 | 中身:竹炭(天然) カバー:不織布、麻 ハトメ部分:ステンレス |
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サイズ | ・75g(12cm×7cm)×4個 ・100g(12cm×12cm)×2個 ・200g(15cm×15cm)×2個 ※各サイズ共通で厚さ3cm、リング幅1cm |
使用可能期間 | 最長で約2年間 |
天然竹炭を二重カバーで覆った消臭剤である。
肉厚で良質な天然の孟宗竹を厳選し、こだわりの高温と期間でじっくり焼き上げているため、吸収効果は備長炭のなんと10倍! 3サイズがセットになっていて、靴の中・冷蔵庫・車などさまざまな場所で使えるのも便利なポイントだ。
見た目もインテリアを邪魔しない落ち着いたカラーのため、リビングに置いても目立たないのも嬉しい。天然素材を使っていることから、小さな子どもやペットがいても安心だ。
おすすめのポイントはこちら。
- 天然100%の素材で安心
- 3サイズセットのため、用途で使い分けできる
- 二重加工のカバーで、中身が漏れにくい
- 繰り返し使えるため、使い捨ての消臭剤よりも経済的
- 30日間の返品保証と90日間のメーカー保証付き
- 日本人対応のサポート体制が整っている
におい対策におすすめの商品⑤:炭パワーで除湿をしてくれる除湿剤
オカモト炭水とりぞうさん 550ml×3個パック
素材 | 活性炭、粒状塩化カルシウム |
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サイズ | 幅15.2×奥行9.8×高さ8.5(cm) |
吸湿量 | 550ml/1個 |
使用可能期間 | 約3ヶ月~6ヶ月 |
生産国 | 日本 |
素材 | 活性炭、粒状塩化カルシウム |
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サイズ | 幅15.2×奥行9.8×高さ8.5(cm) |
吸湿量 | 550ml/1個 |
使用可能期間 | 約3ヶ月~6ヶ月 |
生産国 | 日本 |
洋服タンスや押し入れなど、密閉性の高い場所で消臭・除湿効果を発揮するのが「炭水とりぞうさん」だ。オカモトから発売されている「水とりぞうさん」シリーズの中でも炭を使ったこちらは、従来商品よりも脱臭機能が強力になっている。
水捨てシールがついているので、交換時期も一目でわかり使いやすい。処理方法も水を捨ててプラスチックゴミとして分別するだけという簡単なものだ。
湿気や結露が多くなる季節がやってくる直前に、洋服タンスや押し入れの中に設置すると良いだろう。
おすすめポイントはこちら。
- 炭による強力な脱臭機能付き
- 吸湿効果が一目でわかる
- 大容量タイプのため設置から半年ほどもつ
- 処理のしかたも簡単
家のにおいは溜めないうちにしっかり対策!
家のにおいは自分でも知らないうちに発生してしまう。急な来客時に慌てないためにも日頃からのにおい対策は非常に重要だ。
築年の経った物件などでは、長年にわたって積み重なったにおいが染み付いてしまっている場合もあるだろう。物件探しの際には気づかなかったが、実際に住んでみて気づく場合もあるかもしれない。
そんな場合もまずは今回紹介した方法を試してみてほしい。また、消臭に役立つグッズもたくさん出回っているので、自分に合うものをぜひ見つけて使ってみよう。自分時間がより楽しくなるはずだ。
文=こいあず
これまで就職・結婚・離婚などをきっかけに、一人暮らし・二人暮らし・シェアハウス生活といった数々の暮らし方を経験。現在は主人と愛犬と田んぼの真ん中で三人暮らしをしている。
2021年5月加筆=CHINTAI情報局編集部