同棲準備の進め方完全ガイド|失敗しない段取り・手続きのステップを時系列で解説

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同棲準備の進め方完全ガイド|失敗しない段取り・手続きのステップを時系列で解説

パートナーと「そろそろ一緒に住みたい」という話が出ると嬉しい反面、「同棲の準備って、何から手をつければいい?」と迷うこともあるだろう。同棲準備は、二人分の引越しや各種手続きが同時進行するため、事前の段取りがとても大切になる。

本記事では、同棲を行ううえで事前に話し合っておくべき内容から、入居・各種手続きまでの段取りを時系列で詳しく解説する。つまずきやすいポイントやその乗り越え方も紹介するので、ぜひ二人でチェックしてスムーズな新生活をスタートさせよう。

【STEP 1:部屋探しの手前】価値観のズレを防ぐ5つの事前準備

同棲準備というとさっそく物件を探したくなるが、実はその前の「すり合わせ」がとても大切。 まずは二人で暮らしのイメージや価値観を共有し、共同生活のベースを固めることから始めよう。

事前にお互いの考えを共有しておくことで、二人の暮らしがぐっと心地よいものになる。入居した後に「こんなはずじゃなかった」と慌てないためにも、まずは以下の5つの準備から手をつけていこう。

  1. 二人で暮らす目的を話し合う
  2. 二人暮らしのスタート時期を決める
  3. お互いの実家へ挨拶に行く
  4. 予算総額を把握し、資金を準備する
  5. お金や家事分担など事前にルールを決めておく

1.二人で暮らす目的を話し合う

まずは、「なぜ同棲をするのか」という目的を明確にしておこう。「将来の結婚を見据えて生活習慣をすり合わせたい」「生活費を節約して結婚資金を貯めたい」など、目的はカップルによってさまざまだ。

お互いの目的が一致していないと、いざ暮らし始めた後に「お金の使い方」や「生活リズム」のズレで不満が溜まりやすくなる。最初に目的を言葉にして共有しておくことが、円満な同棲生活への第一歩だ。

2.二人暮らしのスタート時期を決める

目的を確認したら、いつから住み始めるか具体的な時期を設定しよう。お互いの仕事の繁忙期や試験の時期などは避け、引越し作業にまとまった時間を取れるタイミングを選ぶのが無難だ。

また、現在どちらかが賃貸に住んでいる場合は「今の部屋の契約更新月」も要チェック。更新月に合わせてスケジュールを逆算すれば、無駄な更新料を支払わずに退去できるため、初期費用を賢く抑えることができる。

3.お互いの実家へ挨拶に行く

同棲の意志が固まったら、お互いの実家へ挨拶に行き、同棲の報告と承諾を得ておこう。これは大人のけじめとしての意味合いだけでなく、実は賃貸契約時の入居審査をスムーズに進めるための重要なステップでもある。

未婚カップルの同棲では、入居審査で双方の親が連帯保証人緊急連絡先になるケースがある。親からの事前の承諾やサインが得られなければ、そもそも入居申し込み自体を受け付けてもらえないこともあるのだ。現時点で結婚の予定があるかどうかに関わらず、同棲前に親への挨拶を済ませ、了承を得ておくことが不可欠だ。

挨拶のマナーやタイミングなどは以下の記事も参考にしてほしい。

4.予算総額を把握し、資金を準備する

新生活を始めるにはまとまったお金が必要になる。以下の費用の総額がいくらになるかをまずはしっかり把握しよう。

  • 賃貸物件の契約時に必要な初期費用(敷金・礼金など)
  • 二人分の引越し費用
  • 家具・家電の購入費用

そのうえで、お互いの貯金額を確認し、誰がどの費用をどれくらい負担するのかを事前に話し合い、計画的に資金を準備することが求められる。初期費用については以下の記事を参考に。

5.お金や家事分担など事前にルールを決めておく

生活を共にするうえで、お金と家事のルール決めは避けて通れない。家賃や光熱費、食費の支払い割合をどうするか、共通の口座を作るかといった金銭的なルールを明確にしておくことが大切だ。

また、掃除や洗濯、料理などの家事分担についても、お互いの得意不得意や帰宅時間を考慮し、無理のない範囲で決めておくことで、失敗やケンカを防げる。「同棲前に決めておきたい7つのルール」は以下の記事から確認しておこう。

【STEP 2:条件整理】二人が納得するお部屋の希望条件のすり合わせ方

次のステップは、ネットで物件検索を始める前に必要な「二人の希望条件の整理」 。家賃やエリア、間取りなどの条件について、「これだけは譲れない」「ここは妥協できる」という優先順位のすり合わせをしておこう。あらかじめ二人の基準がそろっていると、ネット検索や不動産会社での物件選びがスムーズになる。

家賃の上限と負担割合を決める

まずは、毎月無理なく支払える家賃の上限を設定しよう。家賃の目安は、「二人の手取り収入を合算した金額の3分の1以下」が望ましい。

また、決めた家賃をどちらか一方が全額負担するのか、収入に応じて按分(あんぶん)するのか、それともきれいに折半するのかという負担割合も事前に決めておこう。同棲・二人暮らしの家賃相場の詳細については、以下の記事を参考にしてほしい。

エリアを決める

お互いの通勤や通学の利便性を考慮して、住みたいエリアを決定しよう。二人の勤務先の中間地点で生活しやすいエリアや、乗り換えなしでアクセスできる路線沿いを選ぶとよい。

どちらか一方の通勤時間が極端に長くなると、体力的な負担だけでなく、家事分担の偏りを生む原因にもなってしまう。また、同棲期間中だからこそ住みたい憧れの地域や、将来的に長く住み続けたい地域、お互いの実家との距離などもエリア選びの大切な選択肢となる。

間取りや広さに目星をつけておく

必要な間取りや広さは、二人の生活リズムや働き方、荷物の量に合わせて決めよう。「常に同じ空間で一緒にいたい」「一人の時間が作れる自分の部屋がほしい」「お互いリモートワークをするのでそれぞれワークスペースが必要」など、ライフスタイルによって最適な間取りは異なる。具体的な間取りの選び方は、以下の記事を参考にしてほしい。

その他、こだわりの設備や条件など

エリアや間取りが決まったら、それ以外のこだわりの設備や条件を洗い出そう。バストイレ別、追い焚き機能、オートロック、独立洗面台など、お互いにとって毎日の生活に欠かせない条件を二人で出し合うのがおすすめだ。

ただし、すべての希望を満たす物件はなかなか存在しないか、見つかっても家賃が高くなってしまう。出し合った条件の中から「絶対に譲れない条件」をいくつかに絞り込むことが、部屋探しを成功させる秘訣だ。

【STEP 3:物件探し〜契約】入居審査をスムーズに通過するお部屋探しの手順

同棲のお部屋探しから入居までの流れを時系列でまとめた画像

希望条件のすり合わせが完了したら、実際に新居を探し始めよう。賃貸物件はタイミングが大切だからこそ、ネット検索から不動産会社への訪問、内見、契約にいたるまでの全体像をあらかじめ把握することで無駄なくスムーズに動くことができる。

ネットで物件をチェック

まずは、CHINTAIなどの不動産ポータルサイトを使い、希望のエリアや条件でどんな部屋があるかチェックしよう。初めはあえて家賃を設定せずに検索してみるのがおすすめ。そうすることで「自分の住みたい部屋」のリアルな家賃帯を知ることができる。そのうえで予算内に収まる部屋が多ければ、徐々に家賃の上限を決めて候補を減らしていくと効率的だ。

なお、お部屋探しの際は基本的に「二人入居可」や「同棲可」の条件にチェックを入れよう。一人暮らし向けの物件に比べると、二人で入居できる物件の数はガクッと少なくなるため、ある程度根気よく探す姿勢が大切になる。

もしネット上で理想の部屋が見つからなくても、不動産会社に相談すれば「同棲可」と書かれていない物件を大家さんに交渉してくれることもある。気になる物件があれば、まずは不動産会社の担当者に相談してみよう。

希望の部屋が見つからない場合、条件に優先順位を付け、選択肢を増やそう

ネットで検索しても理想の部屋が見つからない場合は、希望条件を厳しく設定しすぎている可能性が高い。「無理のない範囲で家賃の上限を上げる」「駅からの徒歩分数を長めにする」など、事前に決めた「優先順位の低い条件」を緩めて選択肢を増やそう。

条件を少し広げるだけで、候補となる物件が一気に見つかりやすくなる。詳しい条件の広げ方やお部屋探しの方法は、以下の記事を参考にしてほしい。

不動産会社を訪問

気になる物件がいくつか見つかったら、それらを取り扱う不動産会社へ問合せをして店舗を訪問しよう。また、なかなか希望通りの物件が見つからない場合も、直接お部屋探しのプロに相談することで、ポータルサイトにはまだ掲載されていない「未公開物件」や、直近で退去予定が出たばかりの鮮度の高い優良物件を紹介してもらえる可能性もある。早めに足を運んで相談の環境を整えるのがオススメだ。

また、不動産会社への訪問前には、なるべく予約を取っておくと良い。特に土日祝日の不動産会社は混みやすいため、予約なしの飛び込みだと長時間待つ場合もある。不動産会社へ行く前に準備しておくべきモノやコトは、以下の記事でチェックしておこう。

内見

不動産会社で物件を絞り込んだら、実際に現地へ足を運んで内見を行う。間取り図や写真だけでは分からない日当たり、風通し、生活音の響き方、共用部分の清潔さなどを自分の目で確認することが大切だ。

また、内見の際はメジャーを持参するのが鉄則。あらかじめ二人で使う予定のベッドや冷蔵庫、洗濯機などの大型家具・家電を採寸しておき、当日現地で「部屋にスムーズに搬入・設置できるか」を測って確認しておくと、引越し後の失敗を防ぐことができる。内見の際の注意点や箇所ごとのチェックポイントは、以下の記事を参考にしてほしい。

賃貸物件の内見チェックポイント。当日の流れや持ち物、注意点も紹介

申し込み・審査・契約(新居の入居日の決定)

住みたい部屋が決まったら入居申込書を記入し、その後、家賃の支払い能力などをチェックする「入居審査」が行われる。同棲カップルの審査は結婚している夫婦に比べて「万が一別れてしまった場合、家賃の支払いが滞るのではないか」と大家さんに懸念されやすいため、収入が安定している方を契約者にしたり、双方の親に連帯保証人を頼んだりして「滞納する心配がない」という信頼性をアピールしよう。

審査にかかる期間は早ければ2〜3日程度だが、書類に不備があると1週間以上かかることもあるため注意が必要だ。同棲カップルの入居審査に通るためのポイントは、以下の記事を確認しておこう。

賃貸契約の前には、家賃や解約、違約金、部屋を使用する上での条件など「特に大切なこと」を説明する「重要事項説明」が必ず行われる。

賃貸契約の流れとは?所要時間や「重要事項説明」のチェック項目を解説

無事に審査を通過したら、初期費用の振込と賃貸借契約の締結を行い、新居の鍵の引き渡し日(入居日)を決定する。これで新居に関する契約手続きはすべて完了だ。ここからは引越しに向けた具体的な準備へと移っていこう。

【STEP 4:退去〜引越し】二重家賃を防ぎ効率よく進める引越しの段取り

新居の入居日が決まれば、いよいよ引越しに向けた具体的な手続きがスタートする。それぞれが現在住んでいる部屋の解約手続きや、引越し業者の手配、荷造りなど、やるべきことは山積みだ。直前になって慌てないためにも、リストを作成してタスクを分担し、計画的に進めていこう。

退去予告

引越しが決まって真っ先に行うべきは、現在住んでいる部屋の管理会社または大家さんへの「退去予告」だ。一般的な賃貸借契約では、「退去する日の1ヵ月前(物件によっては2ヵ月前)までに解約を申し出ること」と定められている。申告が遅れると、新居の家賃と旧居の家賃を二重に支払う期間が長くなり、無駄な出費となってしまうため注意が必要である。

二重家賃が発生する仕組みの図

たとえば上の図のように、6月5日に解約予告をして1ヶ月後の7月5日が解約日となった場合、7月1日に新居へ引越し(新居の家賃発生)をすると、7月1日〜7月5日までの5日間は新旧両方の家賃を支払う「二重家賃」が発生してしまう。お互いの退去日と新居の契約日・引越し日をうまく調整し、この二重払いの期間を最小限に抑えるようスケジュールを組むのがポイントだ。

引越し会社の予約

それぞれ別の場所から新居へ荷物を運搬するため、引越し方法を決める必要がある。1台のトラックが2ヵ所を経由する「立ち寄りプラン(2箇所積み)」を利用するか、それぞれが別々に引越し業者を手配するかを検討しよう。

引越し料金は業者や時期によって大きく異なるため、必ず複数社から相見積もりを取り、比較して決めるのが費用を抑えるコツだ。詳しい引越し費用を抑えるコツは、こちらの記事を参考にしてみてほしい。

ライフラインや役所などでの手続き

引越しに伴う各種手続きのなかでも、特に注意したいのがインターネット(光回線)の手続きだ。引越しシーズンは開通・撤去工事の予約が1ヵ月以上取れないこともあるため、引越しが決まったら電気や水道よりも先に手配を進めるのが鉄則。

あわせて、旧居の電気・ガス・水道の利用停止手続きと、新居での利用開始(開通)手続きを各事業者のホームページや電話で行おう。ガスは新居での開通時に立ち会いが必要になるため、早めに日程を予約しておくのが無難だ。

また、市区町村の役所で「転出届」を提出し、郵便局で「転送手続き」を行うことも忘れずに。詳しい住民票の移し方については、以下の記事を確認しておこう。

荷造り

荷造りは、引越しの約2週間前を目安に始めよう。普段使わない本やオフシーズンの衣類、来客用の食器などから順にダンボールに詰めていくと良い。効率的な荷造りのヒントやスケジュールは、こちらの記事で詳しく紹介している。

不用品の処分

同棲にあたって家具や家電を新調する場合、現在使っているものは不用品となる。荷造りと並行して、捨てるものやフリマアプリなどで売るものを仕分けしよう。ベッドやソファなどの大型家具は「粗大ゴミ」となるが、自治体の回収予約は時期によって数週間待ちになることがあるため、早急な手配が必要だ。引越し前に新居で使う家具家電を取捨選択する方法は、以下の記事を参考にしてほしい。

引越し挨拶

引越しの際は、旧居と新居の両方で近隣の住人に挨拶を行おう。旧居ではお世話になったお礼を、新居ではこれからよろしくお願いしますという挨拶をする。加えて、作業時の騒音へのお詫びも一言添えておくとよい。詳しい引越し挨拶のマナーをまとめた記事はこちらを確認してほしい。

退去する部屋の掃除

引越し業者が荷物をすべて運び出した後は、旧居の掃除を行おう。忘れ物がないか確認すると同時に、お世話になった部屋をきれいな状態にして明け渡すのが最低限のマナーだ。目立つ汚れや水回りのゴミをきれいに落としておくことで、退去立ち会い時の大家さんの印象が良くなり、退去費用を余分に支払わずに済む。場所別の掃除方法やポイントを解説した記事は、以下を参考にしてみてほしい。

場所別の掃除方法やポイントを解説した記事はこちら

引越し当日の流れややるべきことはこちら

Q&A

Q1:同棲のデメリットを知っておきたい

A:同棲には生活費や家事の負担を二人で分け合えるメリットがある一方で、それぞれのプライベートな時間が少なくなる、生活習慣の違いでストレスが溜まるなどのデメリットもある。また、同棲状態に慣れてしまうことで、結婚のタイミングを逃しやすくなるという声も少なくない。

デメリットを解消するためには、同棲を始める前に二人でルールや期限を決めておくことが大切だ。

Q2:同棲する場合、世帯主はどうする?

A:新居に住民票を移す際、以下の方法がある。

  • 二人それぞれを「世帯主」として登録する方法(世帯分離)
  • どちらか一方を世帯主にして、もう一人を「同居人(または未届の夫/妻)」とする

もし会社からの家賃補助(住宅手当)をそれぞれが受け取りたい場合は、お互いが世帯主になれる「世帯分離」を選択するケースが多い。同棲時の世帯主の決め方や住民票変更の考え方は、こちらの記事で詳しく解説している。

Q3:引越したら住民票を移さないとダメ?

A:引越しに伴う住民票の異動は、法律(住民基本台帳法)によって義務付けられている。正当な理由がないにもかかわらず、新居での生活を始めてから14日以内に手続きを行わない場合、最大5万円の過料(罰金のようなもの)が科される可能性もあるため注意が必要だ。

同棲を機に生活の拠点が変わるため、引越し後は速やかに役所で転出・転入の手続きを行おう。住民票の手続きに関するペナルティや例外については、以下の記事を確認してほしい。

まとめ

同棲の準備は、事前の話し合いから物件探し、契約、そして引越しの手続きまで多岐にわたる。やるべきことが多くて焦ってしまうかもしれないが、この記事で紹介したステップに沿って、二人で協力しながら一つひとつ着実にクリアしていけば大丈夫だ。計画的に段取りを進めることが、二人の楽しく快適な新生活をスタートさせる一番の近道となるだろう。

同棲している先輩カップルの体験談・お部屋の様子はこちら

CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
不動産店舗での業務経験者、宅建試験合格者などお部屋探し分野のプロも活躍する編集部が、新生活に役立つ情報をお届けします。

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