福岡で一人暮らし!家賃相場と生活費用をシミュレーション
福岡市内で一人暮らしを始めたい。費用をシミュレーションしてみよう

市街地から福岡空港までのアクセスが良く、移住先としても人気が高い福岡。福岡は10〜20代の若者の人口増加率が最も高く、最近では福岡に拠点を構える会社も増えており、何かと話題になる勢いのある街だ。
福岡市内で一人暮らしを始めると費用はどのくらいかかるのだろうか。福岡での人気ランキング駅を中心に一人暮らし費用を検証していこう。
この記事でわかること
人気駅1位は博多駅!移動や買い物も便利。人通りが多く、夜間も明るいので住みやすい
家賃3万円台以下で暮らすなら、博多区や中央区から離れて東区を探すのがおすすめ
福岡で一人暮らしを始めるなら、引越しの初期費用はおよそ家賃の6ヵ月分
このページの目次
福岡市の家賃相場は?人気ランキング上位の駅

一人暮らしをする場合、月々の支払いで大きな金額を占めるのは家賃だ。まずは福岡で人気の駅ランキング上位の家賃相場を見てみよう。
※家賃相場・人気ランキングはCHINTAIネット2024年9月30日現在のもの
福岡市内の人気駅【1位】博多駅
▼所在地
福岡市博多区
▼接続路線
山陽新幹線、九州新幹線、JR博多南線、鹿児島本線、福北ゆたか線、地下鉄空港線
▼家賃相場
・1R:6.70万円
・1K:5.40万円
・1DK:6.40万円
博多駅の立地・周辺施設
博多駅は全国屈指の規模を誇る駅だ。駅ビルやそれに隣接する「KITTE博多」もあるため、日々の買い物に困ることはない。また人通りがとても多く、夜間も明るい道を通って帰宅できるのはメリットだろう。
国内のほかの大都市とくらべ、都市機能がコンパクトにまとまっている福岡市。博多駅は博多区の北部に位置しており、すぐ近くには福岡空港がある。他エリアへ頻繁に帰省する人、国内旅行好きの人には特に快適に暮らせるエリアだと言えるだろう。
博多駅の交通情報
博多駅には、JR鹿児島本線・博多南線、福北ゆたか線、福岡市営地下鉄の空港線が乗り入れている。また、山陽新幹線と九州新幹線が通るほか、2022年には新たに福岡市営地下鉄七隈線が延伸・開通予定であり、交通の利便性は極めて高い。主要駅への所要時間は以下の通りだ。
主要駅 | 所要時間 | 乗り換え回数 |
天神駅 | 5分 | 0回 |
薬院駅 | 12分 | 0回 |
香椎駅 | 10分 | 0回 |
小倉駅 | 15分 ※新幹線利用 | 0回 |
福岡空港駅 | 5分 | 0回 |
小倉駅へのアクセスは新幹線となるが、いずれも乗り換え回数は0回だ。福岡空港までも直通、わずか13分で移動できるため、アクセス面で不便を感じることはほとんどないだろう。
博多駅のおすすめポイント
博多駅は福岡県の中心とも言える場所で、繁華街でもある。駅前には商業施設が建ち並んでおり、ショッピングデートを満喫することができる。オフィスビルも多く建っているため、ビジネスパーソンにも住みやすいエリアだ。
福岡市内の人気駅【2位】薬院駅
▼所在地
福岡市中央区
▼接続路線
西鉄天神大牟田線・地下鉄七隈線
▼博多駅までの所要時間
西鉄バスで約10分
▼家賃相場
・1R:6.20万円
・1K:5.20万円
・1DK:6.30万円
薬院駅の立地・周辺施設
博多駅の西側にあり、天神駅にも近い薬院駅。治安の良さに定評があり、子育て中の世帯からも支持されるエリアだ。
「ホテルニューオータニ博多」からは徒歩7分で、近隣にはスーパーの「にしてつストア」もある。天神駅まで足を伸ばさなくても、十分に日常のショッピングを楽しむことが可能である。
薬院駅の交通情報
西日本鉄道の天神大牟田線と、福岡市営地下鉄七隈線の2線を利用できる。両方の駅を合わせた1日平均の乗降客数は近年5万人超えを維持するなど、利用者数が増加傾向にあり、都会の雰囲気を感じさせる街だ。主要駅へのアクセスは以下の通りである。
主要駅 | 所要時間 | 乗り換え回数 |
天神駅 | 3分 | 0回 |
博多駅 | 12分 | 0回 |
香椎駅 | 21分 | 1回 |
福岡空港駅 | 15分 | 0回 |
博多駅には12分、天神駅にはわずか3分で行けることがメリットだ。
薬院駅のおすすめポイント
買い物に便利なエリアでありながら、高級住宅街があり、穏やかで落ち着いている。スーパーのほか雑貨店やカフェなどのハイセンスなお店も多く、おしゃれに暮らしたい人にも最適だ。また、特急・急行が止まる駅であり、交通の便が良いこともメリットである。
福岡市内の人気駅【3位】西新駅
▼所在地
福岡市早良区
▼接続路線
地下鉄空港線
▼博多駅までの所要時間
空港線で約14分
▼家賃相場
・1R:4.70万円
・1K:4.30万円
・1DK:6.00万円
西新駅の立地・周辺施設
ファミリー層におすすめしたいのが西新駅だ。西新駅地下鉄直結の「フードウェイ」、「ハローデイ」といった比較的大規模のスーパーが多く、駅前には「無印良品」や「西新商店街」もある。近隣には「福岡PayPayドーム」もあるので、生の野球観戦を楽しむことも可能だ。
西新駅の交通情報
地下鉄空港線が乗り入れており、1日平均約25,000人の乗車人数を擁している。主要駅へのアクセスを表にまとめたので参考にしてほしい。
主要駅 | 所要時間 | 乗り換え回数 |
天神駅 | 8分 | 0回 |
博多駅 | 13分 | 0回 |
香椎駅 | 25分 | 1回 |
福岡空港駅 | 19分 | 0回 |
西新駅のおすすめポイント天神駅や博多駅には15分以内で行くことができる。また、福岡空港まで直結で行けることもメリットの1つと言えるだろう。
天神駅、博多駅といった主要駅まで10分前後・乗り換えなしでアクセスできる。また、日常の買い物に便利な「西新商店街」もあるため、ファミリーが暮らすには最適な街だろう。
近年はマンションも建設されるようになり、目覚ましい発展を遂げている。将来的な結婚も視野に入れているならば、西新駅周辺の物件を選んでみてはいかがだろうか。
福岡の家賃相場は立地を考えると安い
全国賃貸管理ビジネス協会の家賃動向調査によると、福岡県の一人暮らしの平均的な住居費は54,985円であり、人気の高い物件になるとこれ以上の家賃になってしまう。
しかし、上記に挙げた3つの駅ならば3万円台~で住むことができるので、家賃を抑えたいという方にはぴったりと言えるだろう。
出典:全国賃貸管理ビジネス協会 全国家賃動向(2018年9月)
もっと安く住みたい場合は、博多区や中央区から離れてみる
福岡市でも東区であれば、ワンルーム(1R)の相場が3万円前後と下がってくる。東区は九州大学をはじめ、大学が多いため単身向けの賃貸物件が充実している地域。九州大学病院もあり、いざという時も安心だ。
また、福岡市は交通アクセスが良いため、中心部から離れた場所に住んでも通勤や通学がしやすい。あえて博多区や中央区以外に住み、自然を満喫しながら家賃を抑えて生活するのも選択肢の1つだろう。
福岡で一人暮らしスタートにかかる費用は?

引越しをする場合に費用はどのくらいかかるだろうか。引越しの初期費用はおよそ家賃の6ヵ月分とみておこう。
・敷金(家賃の1~2ヶ月分)
・礼金(家賃の1ヶ月分)
・仲介手数料(家賃の1ヶ月分)
・前家賃(翌月1ヶ月分の家賃)
これらに加え、賃貸の損害保険や引越し代などが必要となる。
仮に4万円の物件を契約した場合、初期費用は約24万円という計算だ。他の大都市と比較し、家賃相場が低めな福岡市なら、貯金が少なくても駅近物件での一人暮らしをスタートさせることができるだろう。
また、福岡市の公式ホームページでは引越しの際の手続きをまとめて紹介している。必要書類なども記載されているので、初めて引越しをする人にも分かりやすくおすすめだ。引越しの忙しい中で何度も役所に行ったり、書類を余分に用意したりするミスを防ぐことができ、手間と費用を節約できるので、一人暮らしを始める際には活用してみよう。
福岡で一人暮らしの生活費はいくらかかる?

生活がスタートしてからはどれくらいのお金が必要だろうか。一般的な1ヵ月の生活費の目安を見てみよう。
- 食費…3万8000円
- 水道・光熱費…7,500円
- 家具・日用品…6,500円
- 服飾費…7,500円
- 保健医療費…4,500円
- 交通費・通信費…2万3500円
- 教養費・娯楽費…2万円
- 雑費…1万8000円
- 合計12万5000円
この金額に、家賃などの住居費4万円前後がプラスされる。
福岡での生活では、繁華街や料理のおいしい飲食店が多い。便利な一方、気を付けないといろいろな飲食店を開拓したくなってしまい、外食費がかかりやすいので注意が必要だ。
出典:政府統計 家計消費単身モニター調査 (2018年7月) 、政府統計 家計調査(2017年)
お得感が満載の福岡は一人暮らしに持ってこいのエリア!
今回ご紹介した3つの駅は、いずれも天神や福岡空港へのアクセスが良く、治安も安定している。日常の買い物をしやすく、将来家族形態が変わっても住み続けられる街でもある。福岡の中心に住めることを思えば、家賃相場も割安と言って差し支えないだろう。
福岡には魅力的な飲食店も多く、ついつい外食費がかさんでしまうことには注意が必要だが、自炊に便利なスーパー・商店街が揃っている。一人暮らしにふさわしい福岡で、快適な新生活をスタートさせよう。
文=Kiyomiy(株式会社YOSCA)
2021年8月加筆=CHINTAI情報局編集部
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