家賃の引き落とし日はいつ? 土日祝の場合は?支払えなかったときの対処法も解説
家賃の引き落とし日っていつ?支払えない場合どうなるのか

「家賃の引き落とし日なのに口座残高が足りない!」と焦ってしまったことはないだろうか。家賃は口座引き落としで支払うことが多いが、引き落とし日を把握しておらず、残高不足で家賃を支払えなかったというケースは少なくない。問題なく家賃を支払うには、まず家賃の支払い方法と支払日を把握し、事前にお金を用意しておく必要がある。
そこで今回は、家賃の支払い方法や引き落とし日、万が一家賃を支払えなかった場合の対処法について解説していくので、賃貸物件に住んでいる方はぜひ参考にしてほしい。
このページの目次
まず知っておきたい!家賃の支払い方法は主に5種類
賃貸物件の家賃の主な支払い方法は、次の5つだ。
家賃の支払い方法①:口座引き落とし
口座引き落としはその名の通り、入居者の銀行の口座から決まった日に毎月自動で家賃が引き落とされる。不動産会社を介して借りた賃貸物件の場合、口座引き落としになっているケースが多い。口座引き落としの場合は、引き落とし日を事前に確認し、残高管理を徹底することで家賃未払いを回避できる。
口座引き落としのメリット
- 自動で引き落としされるため支払い忘れが起こりにくい
- 引き落としの際に必要な手数料が振込手数料より安い
口座引き落としの注意点
- 口座振替依頼書に必要事項を記入して提出しなければならない
- 口座を持っていない銀行を指定された場合は口座開設が必要
- 残高不足で引き落としされないことがある
家賃の支払い方法②:銀行振り込み
大家さんや管理会社が指定した銀行の口座に、期日までに家賃を振り込む方法。その都度振込手数料が発生する場合もある。
銀行振り込みのメリット
- 事前の手続きが不要で手軽
- 期日に余裕があることが多い
銀行振り込みの注意点
- 振り込みを忘れてしまう可能性がある
- 振込手数料が発生する
家賃の支払い方法③:現金手渡し
大家さんに家賃を直接手渡しする方法。大家さんが近隣にいる場合に採用される方法だが、現在はほとんど見られない。
現金手渡しのメリット
- 手続きの手間がかからない
- 手数料が発生しない
現金手渡しの注意点
- お金の流れがデータとして残らない
- 支払いの証拠として領収書を受け取る必要がある
家賃の支払い方法④:クレジットカード決済
クレジットカードで家賃の支払いを行う方法。まだそれほど多いわけではないが、最近増えつつある。クレジットカードでの支払いは、口座引き落としや振り込みと違い、ポイントが貯まったり分割払いができたりする点が魅力だ。
クレジットカード決済のメリット
- クレジットカードのポイントが貯まる
- 支払い忘れが起こらない
- 分割払いができる
クレジットカード決済の注意点
- 利用できるクレジットカードが指定される場合がある
- 利用限度額がある
家賃の支払い方法⑤:コンビニ払い
毎月振込用紙が届き、コンビニで家賃の支払いを行う方法。コンビニでの買い物時に家賃を支払える手軽さが特徴だ。不動産会社によっては、コンビニやwebサイトで使えるポイントが貯められる場合もある。
コンビニ払いのメリット
- 事前の手続きは不要
- 買い物のついでに家賃支払いができる
- ポイントが貯められる
コンビニ払いの注意点
- 支払い忘れが生じやすい
- 振込手数料が発生する可能性がある

家賃の引き落とし日はいつが多い?土日祝だとどうなる?
家賃の引き落とし日は物件によって異なるが、毎月27日頃または月末に設定されていることが多い。また、引き落とし日が土日祝の場合は翌営業日になることが一般的だ。
いずれも、物件や不動産会社によってそれぞれ異なる。引き落とし日についてのルールは「賃貸借契約書」あるいは口座振替の手続き時に受け取った「口座振替依頼書」に記載があるので、しっかりと確認しよう。

家賃の引き落とし日は変更できる?
原則、借りている側の都合で家賃の引き落とし日を変更することはできない。しかし、毎月の引き落とし日が給料日より早いなど、支払いが滞るリスクがある場合には、断られる場合があることを承知のうえで不動産管理会社に相談してみるのも手。不動産会社から大家さんに連絡を取り、交渉してくれる場合もある。
ただし、管理会社にとっても大家さんからの信用を失うことになりかねないため、積極的に協力してもらえるケースは少ない。基本的には引き落とし日の変更を行わずに家賃の支払いをすることを心がけよう。

残高が足りず、家賃の引き落としができなかった場合は?
口座残高が足りず、家賃の引き落としができなかったときはどのように対応すればいいのだろうか。まずは一度冷静になり、自分の状況を把握してから以下の対処法を試してほしい。
家賃をすぐに払える場合
家賃をすぐに払える場合には、まず管理会社や大家さんに連絡し、残高不足で家賃の引き落としができなかった旨を伝えよう。このとき、支払いの意思とともにいつ支払いができるか伝えることも大切だ。
すぐに家賃を支払える場合でも、再引き落としをしてもらえることは少ない。大抵は、管理会社や大家さんが指定する口座に直接振り込むことになるだろう。また、場合によって家賃の延滞金が発生することもあるので注意してほしい。
家賃をすぐに払えない場合
家賃をすぐに支払うことができない場合も管理会社・大家さんへ連絡しよう。そしていつなら支払いが可能なのかを明確にしたうえで、最短で支払いができる日に振り込み・手渡しの対応をしよう。
家賃の支払いができずに放置をすると、当然のことながら催促される。さらに滞納が続くと、訪問での催促や連帯保証人への連絡、最終的には退去が命じられることとなる。自身で支払いができる状態を保つことが大切だ。
突然の失業などで、家賃の支払いが困難な場合
「生活福祉資金貸付制度」という制度をご存知だろうか。これは失業などで生活が困窮している方などに、国が低金利でお金を貸してくれる制度である。
その制度の中にある「一時生活再建費」は、家賃の滞納の一時的な立て替えなどに関して、60万円までの貸付が可能だ。家賃の引き落としができず、本当に困った状態にある場合は安易に消費者金融などを利用せず『政府ホームページ』を確認してほしい。

家賃の引き落とし日までに、口座残高を確認しておこう
無断での未払いは大きなトラブルに繋がりかねないので、引き落とし日に間に合わない、あるいは家賃がすぐに払えない場合には管理会社や大家さんへ連絡しよう。家賃は毎月かかる費用なので、あらかじめ別の口座にストックしておくなど、貯金の仕方に工夫することも重要だ。
また、引き落としができず家賃の支払いが遅れれば、場合によって延滞金が発生する可能性がある。管理会社や大家さんの信用をなくしてしまうおそれもあるので、家賃の支払いに慌てることがないよう、自身の口座残高は普段からよく確認しておくようにしよう。
2021年2月加筆=CHINTAI情報局編集部
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