二人暮らしのリアルな生活費分担は?揉めない負担割合を公開!
同棲後に揉めやすい生活費……ベストな負担割合は?

二人暮らしで悩みやすいのが家賃や生活費の問題。どちらかが払う、どちらかが多く払う、折半するなど様々な方法があるが、お互い快適に生活を送るためにはどんな方法がベストだろうか。
今回は、二人暮らしの費用負担について、同棲経験のある男女400人へのアンケート結果と上手な負担割合の決め方、揉めないコツを紹介。費用の問題で悩まなければ、二人暮らしをより楽しめるはず!
このページの目次
アンケート概要
記事内で紹介しているアンケート結果は下記の条件で実施。
調査方法:インターネット調査
調査時期:2018年3月
調査対象:恋人との同居経験がある全国の男女・20歳~39歳
調査人数:400人(男200人/女200人)
金銭感覚の違いで揉めないために

CHINTAIが行なった同棲生活を送る20〜30代の男女400人を対象としたアンケートでは、同棲後の不満点として「金銭感覚の違い」が第1位にランクイン。

「貯金ができない相手だと通帳を握れない」といった回答もあり、同棲相手の金銭感覚は自分のものと同様に重要と考える人が多いことがわかった。金銭感覚の違いは毎日ともに生活してみないとわかりにくい問題だが、互いに納得できないとストレスは大きい。
家賃の負担割合、みんなのリアルな状況は?

- 1位:「どちらかが負担する」(39.3%)
- 2位:「折半で払う」(36.5%)
- 3位:「どちらかが多めに払う」(20%)
回答の中には「財布を一つにしている」、「共有の通帳から支払う」という声も多く、結婚前の同棲では互いに甘えすぎないことを大切にする人が多い印象だ。
また、「給料に応じて比率設定」といった平等性を重視する声もあった。
うまくいっている二人は「ざっくり折半」していた!

ここで、家賃や生活費の負担をうまくやりくりしている先輩カップルの事例をご紹介。
3年間の付き合いを経て、2018年の11月から一緒に暮らし始めた井上さんと木村さんは、家賃と光熱費を折半したうえで、生活費を「ざっくり折半」している。
「家賃と光熱費は請求額を全てきっちり折半。それ以外で食費や外食費、日用品の買い出しなどは、共通の財布を作ってそこから支払う形です。共用財布には月2万ずつ合計4万円入金し、足りなくなりそうだったら各自1万円ずつ追加投入します」と透明度の高いやり方だ。

お酒が好きな木村さんと全然飲まない井上さんだが、お酒代は共用財布から出している。食費のかなりの部分をお酒が占めているとの話から、「不公平感はないのか」と突っ込むと、「重箱の隅を突っつき始めたら二人では暮らせない。詳細に管理し過ぎると逆にストレスになる」と井上さんは話す。
二人の生活を平和にしているのは「お互い様」と割り切る心を持つこと。基本的に不公平がないようにルールを設定しているものの、細かいことはあまり気にしないことが穏やかに暮らす秘訣のようだ。
生活費で揉めないためのコツ

ここで、同棲がうまくいっている人の話や二人暮らしを10年以上していた私自身の経験から、生活費で揉めないためのコツを紹介したい。
- 平等にこだわりすぎず、お互い様意識を持つ
- 家計簿アプリやマネー管理アプリでお金を可視化
- お金の使い方に干渉しすぎない
- 重要な約束やルールは紙に書く
- 金銭的な負担だけでなく「家事や相手を助ける行動をしているか」を大切に
金銭的な負担は生活の負担に直結することから、互いに大変な思いをしないようにきっちり決めたいところだ。しかし、ルールが細かくなれば息苦しくなるもの。また、ルール化することで、できなかったときに「約束を破った」という気持ちが湧きやすくなってしまう。
生活にかかるお金は目で見えるようにしつつ、互いを信頼し、思いやる気持ちを持つことが大切だ。
生活費やお金の話をしやすい関係を作っていこう

二人暮らしの生活費分担は、双方が納得するまで話し合おう。「お金の問題を話し合うのは苦手」という人も少なくないと思うが、将来も一緒にいたい相手ならなおのこと、しっかりと話し合える関係を作っておきたい。
今回ご紹介した揉めないコツを参考に、互いが快適に暮らせる二人暮らしを手に入れよう!