家具レンタルサービスのおすすめ7選!実は購入派にもおすすめな理由とは?
家具のレンタルサービスで理想のインテリアを

カーシェアや洋服などをレンタルできるサービスが定着してきた昨今。自由にインテリアを楽しむ選択肢として、お部屋の家具をレンタルするサービスも登場している。
今回は家具レンタルを検討している方へ、「家具のレンタルサービス」のおすすめポイントと注意点、各サービスの特徴について解説していく。
また、購入派の人にもおすすめしたい、意外なポイントも紹介していくのでぜひ参考にしてほしい。
この記事で紹介している家具のレンタルサービス
- CLAS(クラス)
- flect(フレクト)
- STYLICS(スタイリクス)
- subscribe(サブスクライフ)
- かして!どっとこむ
- らくらくライフ
※この記事は2019年9月9日に公開した記事を、2020年6月に更新いたしました。
このページの目次
家具のレンタルサービスの魅力とは
「家具のレンタルサービス」ということばは聞いたことがあるけれど、「実際には使ったことがない」という方がほとんどではないだろうか。
あらためてこのサービスのおすすめポイントを整理しよう。
レンタル家具のおすすめポイント①引越し時の費用を軽減できる
敷金・礼金などの初期費用、引越し料金など何かとお金のかかる引越しは、生活に必要な家具をイチから購入するにもまとまったお金が必要になる。引越し時の出費の多さから、家具にかけるお金が足りなくなることもあるようだ。また、お気に入りの家具を購入することができず、価格優先の家具を選ぶケースも。
家具のレンタルサービスはほとんどがサブスクリプション式などの月額払いのため、引越し時、家具を購入するためにまとまった金額を準備しなくて済む。新居での生活のスタートに理想どおりの家具を揃えておくことも夢ではないのだ。
レンタル家具のおすすめポイント②気に入った家具を購入できるサービスもある

レンタルに違和感を持っている人にこそおすすめ
“持たない暮らし”のイメージが強い家具のレンタルサービスだが、「airRoom(エアールーム)」など「気に入れば購入」という選択肢を用意しているサービスもある。
たとえば「flect(フレクト)」は「購入検討型家具レンタルサービス」を謳っており、購入を決めた場合、有償期間中に支払ったレンタル料金を購入金額に充てられる。なかなか手に取りづらい人気ブランドの家具も、預かり金+数年単位の分割で購入するような仕組みになっているため、月額数千円で体験・購入できるのだ。
レンタル家具のおすすめポイント③模様替えが簡単にできる
コロナ禍の前と今とで、生活様式が大きく変わった人も多いのではないだろうか。自宅で仕事ができるよう、PC用のデスクやチェアを買い揃えたという声もよく聞かれる。
家具のレンタルサービスを利用すれば、家具の入れ替えの費用も一気にはかからない。また、新しい家具と交換する形で引き取りに対応しているサービスもあるため、入れ替えと同時に不要な家具も持っていってもらえる。
レンタル家具のおすすめポイント④家具の組み立てに対応しているサービスもある

店頭やネットで見たおしゃれ家具な家具を頼んだら、たくさんのネジや部品が届いて途方に暮れたという経験はないだろうか。家具の組み立てのために工具を追加で購入したという声も。家具のレンタルサービスでは、配送や組み立て、設置まで行ってくれるものがある。
引越しでは、部屋の掃除や電気・ガス・水道・インターネットの開通などで忙しいし、模様替えの場合にも組み立てていない家具がいつまでも置いてあるのは不便。そのため、家具の搬入・設置までプロが行ってくれるサービスはありがたい。テキパキと対応してくれる安心感は大きなポイントだ。
レンタル家具のおすすめポイント⑤家具を処分する手間・費用がかからない
家具を自分で購入すると、買い替えの際に以前使っていたものの処分に困ることになる。自治体にもよるが、不要な家具の回収・処分には一定の費用がかかるため、場合によっては大きな出費となってしまうだろう。
また、大型家具を粗大ごみとして処分する場合、屋外搬出は基本的に自分で行わなければいけない。さらに、あらかじめ家具のサイズを測ったり、行政で指定されたゴミ処理券を購入したりと、回収までに手間もかかる。民間の不用品回収業者を利用する方法もあるが、自治体のゴミ収集より高額な料金を設定しているところも多い。
家具のレンタルなら、連絡するだけでいらなくなったときにすぐに引き上げてもらえる。処分する手間がかからないのは大きなメリットといえるだろう。
家具のレンタルサービスの注意点
メリットが多い家具のレンタルだが、利用前に気をつけておきたい注意点もある。
自分に合ったサービスは何か、以下のポイントを踏まえて検討してほしい。
レンタル家具の注意点①使用期間によっては購入の方が安い

今の家や生活スタイルが長く変わらない場合は、ずっと利用し続けるよりも購入してしまった方がコストを抑えられる場合がある。「CLAS(クラス)」のように購入に対応していないサービスもあるため(2022年1月現在)家具を気に入って買いたくなるのかを考えておくのもおすすめだ。
逆に、その家に住むのが非常に短い期間の場合、最低レンタル期間が設定されているサービスもあるので、途中解約として解約料が必要になることも。ひとつの家具レンタルサービスを利用するとして、2年程度の利用を前提にすると、サービスのメリットを享受できそうだ。
レンタル家具の注意点②最低利用期間
家具のレンタルサービスを提供している会社によっては、サービスの最低利用期間を設定しているところがある。3ヶ月や1年など、会社によって設定している期間はさまざまだ。
また契約の途中で解約を申し出る場合、数ヶ月分の利用料が徴収されたり、残りの契約期間月数の料金の一部を請求されたりと、人によっては大きな出費となってしまうだろう。レンタル家具は基本的に、短期間での利用は想定されていないことが多いので注意が必要だ。
レンタル家具の注意点➂レンタル料以外の費用
レンタル家具の会社やサービスによっては、家具のレンタル以外にも費用を徴収しているところがある。主な費用は以下の通りだ。
- 初期費用(申込手数料、事務手数料など)
- 配送料
- 設置料
- 返却費用
- 解約手数料
これらのうち設置料とは、大型の家具を注文し、なおかつ業者に組み立ててほしい旨を伝えた場合に発生するものだ。室内まで家具を運び、開封から設置まで行ってもらえる。
また、家具レンタルの終了後、返却する際に返却費用を徴収しているところもある。解約手数料は契約の途中で解約をする際などにかかってくる。
上記のように、家具のレンタル代だけを見るのではなく、初期費用や配送料、設置料といった他の費用にも注目してほしい。トータルでどのくらいの金額がかかるのかを確認することが大切だ。
レンタル家具の注意点④トラブル時の保証内容を確認しておく

家具のレンタルで心配になるのはやはり「汚れた・壊した」といった不測の事態。サービスによっては、汚したり壊してしまったりした際に対応が必要となってしまう。
思わぬトラブルにも冷静に対応できるよう、レンタル料金の中に保険料が含まれているサービスや、オプションで保証をつけられるものがある。オプションの保証をつける場合、「それをつけたコストがどのくらいになりそうか?」など、申し込み前に各社のFAQや利用規約などで確認しておこう。
ただし、わざと家具を壊してしまったり、破損や汚れの程度がひどかったりする場合は、オプションで保証をつけていたとしても別途料金が発生するおそれがある。レンタルした家具だからといって粗末に扱わず、できるだけ大切に使おう。
レンタル家具の注意点⑤好みのデザインがない可能性もある
レンタルできる家具の種類は限られることから、好みのデザインのものが見つからない可能性がある。家具の購入と比べると、自分の家や部屋の雰囲気に合ったデザインの家具が見つかりにくいかもしれない。
家具レンタルサービスがおすすめの人
引越しする際の初期費用を抑えたり、自分の好きなときに家具を変えたりできるのが家具レンタルサービスの大きな魅力だ。
しかし、レンタル会社によっては短期間での利用を想定しておらず、最低利用期間を設けているところもあるので注意しよう。家具レンタルサービスが特におすすめの人は以下の通りだ。
- 新しく一人暮らしをスタートさせる人
- 単身赴任をする人
- 家具を購入する前にお試し利用をしたい人
これから新しく一人暮らしを始める場合、賃貸住宅の敷金や礼金、引越し費用などでまとまったお金が必要となる。電化製品に加えて家具も購入する場合、大きな出費となってしまうだろう。
一方、家具をレンタルすれば新生活スタートの際に必要になる費用を抑えられる。
また、単身赴任をする人にもおすすめだ。赴任期間が過ぎれば家族のもとへ戻るため、不要になった家具を処分することなく引越しができる。
そして、「気になる家具があるけど実際に使ってから購入を考えたい」と思っている人も、一度家具レンタルサービスを利用してほしい。実際に使ってみて、使い心地やデザイン性をチェックできるため、購入してからの失敗を防ぐことができる。
*
ここまでは、家具のレンタルサービスの魅力や注意点をご紹介した。
サービスによって特徴が異なるため、ぜひ自分のライフスタイルにあったサービスを調べてみてほしい。
おすすめの家具レンタルサービス6選

家具レンタルを検討している方へ、「家具のレンタルサービス」の魅力と注意点、各サービスの特徴を紹介する。このページでは、7つの家具レンタルサービスそれぞれを比較していく。
この記事で紹介している家具のレンタルサービス
- CLAS(クラス)
- flect(フレクト)
- STYLICS(スタイリクス)
- subscribe(サブスクライフ)
- かして!どっとこむ
- らくらくライフ
これまでの家具レンタルサービスの魅力や注意点を踏まえ、理想の間取りや自分の欲しい家具を想像しながら比較しよう。
取扱商品の月額料金を参考として記載しているが、家具の材質や機能、ブランドによって金額が大きく変わるので、一度サイトで好みの家具を探してみてほしい。
家具レンタルサービス①CLAS(クラス)

初代の日本版バチェラーである久保裕丈さんが社長をつとめることでも話題になった「CLAS(クラス)」は家具レンタルに特化したサービスで、家具と家電併せて最大で10点まで利用できる。
(家電製品は合計5点までなど細則あり)
また、引越した場合もレンタルを継続できる(対象エリア外の場合は返却時に別途費用発生)のは、選択肢を広げてくれるポイントだ。サイトではコーディネートを意識した画像で探せるのでイメージしやすい。
取り扱いジャンル | 家具・家電 |
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利用可能エリア | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、 大阪府、京都府、兵庫県(一部提供外の地域あり) |
初期費用 | オプション費用(組立・設置料、引き取り料金、時間指定料金) |
最低レンタル期間 | 1ヶ月(2021年12月21日 7:00以降の注文商品に限る) |
長期割引 | 1年目以降(13ヶ月~):20%OFF 2年目以降(25ヶ月〜):50%OFF 3年目以降(37ヶ月〜):80%OFF |
汚損のとき | 通常の利用範囲内と認められる傷は請求なし |
購入 | 不可(2022年1月時点) |
組み立て | 有料オプションあり |
不要家具の引き取り | レンタル品と同等の商品・点数なら可(有料) |
家具レンタル料の一例 | シングル脚付ベッド→1,540円/月 ローテーブル→1,650 円/月 ソファ→2,530円/月 BALMUDAのオーブンレンジ→3,300円/月 |
▼サイトで詳しく検討する
家具・家電レンタル「CLAS」

家具レンタルサービス②flect(フレクト)

通販サイト大手「dinos(ディノス)」が運営する「flect(フレクト)」は購入を前提としたサービスだ。
最大24ヶ月間レンタルでき、その後「購入」「返却」を選ぶシステムなので、理想の家具を2年間の分割払いで購入するような形ともいえる。
2年後にはすべて自分のものになると考えれば、ワンランク上の家具を手に入れたい人にはうれしいシステムかもしれない。また、コーディネートを丸ごとレンタルできるセットもあり、引越し前に理想のお部屋を申し込んでおけば一気におしゃれなお部屋を実現できる。
取り扱いジャンル | 家具 |
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利用可能エリア | 茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・ 宮城県・山形県・福島県・新潟県・富山県・石川県・福井県・ 山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県・滋賀県・ 京都府・大阪府・兵庫県・奈良県 (島しょ部は除く) |
初期費用 | 初月の月額利用料と配送料 |
最低レンタル期間 | 有料使用期間中(24ヶ月間)の商品返却は、中途解約となる |
長期割引 | なし |
汚損のとき | 中途解約や返却の場合、日常生活で生じる小さな傷や磨耗は問題なし |
購入 | 可 |
組み立て | 有料オプションあり |
不要家具の引き取り | なし |
家具レンタル料の一例 | 収納付きベッド→3,410円/月 ローテーブル→2,400円/月 ソファ→3,730円/月 |

家具レンタルサービス③STYLICS(スタイリクス)
こちらも購入を前提としたサービス。家具のレンタルサービスとしてはめずらしく店舗を持っており、インテリアコーディネーターに相談できる。ワンランク上の家具やたくさんの家具をレンタルするなら、プロに最適なコーディネートを提案してもらえるのはうれしいポイント。
サイトにはレンタルできる家具の一部しか載っていないそうで、実際は7万点に及ぶ商品があるとのこと。お店に行くだけでなく、オンラインでコーディネーターに相談して提案してもらうことで、豊富なラインナップを活用できる。なお、短期で利用できる3ヶ月コースや、レンタル料を抑えた12ヶ月コースもある。
取り扱いジャンル | 家具・カーテンなどインテリアアイテム |
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利用可能エリア | 離島など一部地域を除き、全国 |
初期費用 | コーディネートプランの場合は申込金(商品代金の30%)、 送料、オプション費用(組立・設置、保障) |
最低レンタル期間 | 3ヶ月 |
長期割引 | あり |
汚損のとき | あんしん保障のオプションあり |
購入 | 可 |
組み立て | オプションあり |
不要家具の引き取り | 記載なし |
家具レンタル料の一例 | ベッド→初回1,965円・2~24ヶ月目1,500円/月 センターテーブル→初回2,906円/月・2~24ヶ月目2,000円/月 ソファ→初回3,930円/月・2~24ヶ月目3,000円/月 |
「STYLICS(スタイリクス)」のよくあるご質問ページを見る

家具レンタルサービス④subscrife(サブスクライフ)

「ACME Furniture」「ASPLUND」など、全体としておしゃれなアイテムを多く揃えている家具レンタルサービスであり、セレクトショップを見回るような感覚で家具を探すことができる。
理想のイメージがしっかりしているのであれば、購入を前提に利用するのも良さそう。
取り扱いジャンル | 家具・家電 |
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利用可能エリア | 日本国内(一部離島を除く) |
初期費用 | 送料 |
最低レンタル期間 | 3ヶ月 |
長期割引 | なし |
汚損のとき | 通常の利用範囲内と認められる傷は請求なし |
購入 | 一部商品を除き可 |
組み立て | 含まない |
不要家具の引き取り | なし |
家具レンタル料の一例 | 家具レンタル料の一例: シングルベッド→2,210円/月※24ヶ月の場合 ローテーブル→2,160円/月※24ヶ月の場合 ソファ→8,670円/月※24ヶ月の場合 |

家具レンタルサービス⑤かして!どっとこむ

35年の歴史を持つ家具レンタルサービス。申し込むときに借りたい期間を設定し、期間に応じたレンタル料をいくつか選べる(一括・分割など)方法で払う仕組み。新品と中古で選べる商品も多く、予算に合わせて選べるのは大きなメリットといえる。
他のサービスと比べ、全体的に安めの印象。電池など、家具に使われる消耗品の無料提供もあるため、生活費全般を抑えられる。また、レンタル期間中は家具のサイズ変更ができるので、間取りに合っているか心配な場合も気軽に利用できる。
取り扱いジャンル | 家具・家電・カーテンなどインテリアアイテム |
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利用可能エリア | 日本国内(離島・一部の山間部エリアを除く) |
初期費用 | なし |
最低レンタル期間 | 30日 |
長期割引 | 30日〜2年の借りる期間で費用が変わる |
汚損のとき | 故意による破損や故障でない限りは請求なし |
購入 | 可(使用年月から見積もり) |
組み立て | 含む |
不要家具の引き取り | なし |
家具レンタル料の一例 (2年借りる場合) | シングルベッド(中古)→30,240円/2年 ローテーブル(中古)→4,530円/2年 ソファ→16,630円/2年 |

家具レンタルサービス⑥らくらくライフ

らくらくライフは地域密着型の家具レンタルサービス。累計20,000世帯以上から利用されており、家具が故障した際は72時間以内の無料メンテナンスに対応している。
新品と中古品の2つから選択できるため、予算に合わせて利用できるのもうれしいポイント。中古品はクリーニングとメンテナンスが徹底されており、会社の基準をクリアしているので安心して利用できる。
取り扱いジャンル | 家具・家電・カーテンなどインテリアアイテム |
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利用可能エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・ 茨城県・福島県・山梨県・宮城県・静岡県 |
初期費用 | 配送設置料金のみ |
最低レンタル期間 | 1年 |
長期割引 | 3年目以降は割引あり |
汚損のとき | 転倒や落下などで破損した場合は料金負担の必要あり |
購入 | 不可 |
組み立て | 含む |
不要家具の引き取り | あり |
家具レンタル料の一例 | シングルベッド(中古)→1,760円/月 ローテーブル(新品)→220円/月 ソファ(新品)→2,090円/月 |

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※この記事内の情報は2022年1月25日時点の情報です。
文=編集部