覗き見防止対策に!100均アイテムでおしゃれで可愛い「ドアスコープカバー」をDIY
意外と見落としがちなドアスコープの防犯対策
一人暮らしをしている女性の皆さん。夜間、ドアスコープから溢れる光は外から丸見えという事実をご存じだろうか。このドアスコープは特殊なモノで覗かれてしまったり、はたまた空き巣の被害のキッカケになったりすることもあるようだ。
そこで、100円ショップで手軽に揃えられ、簡単にDIY可能な“ドアスコープカバー”の作り方を伝授!

今回は木材をアンティーク調にアレンジしたドアスコープカバーと、フォトフレームをアレンジしたドアスコープカバーのDIY2パターンをご紹介! ぜひ試してみてほしい。
このページの目次
オリジナルドアスコープの材料
木材

今回は100円ショップ・ダイソーで購入した木材を使用。木材の種類は桐製でとても軽量で暑さも12mm、ノコギリでのカットもしやすく、DIY初心者の方でも扱いやすい木材である。
金具類

・蝶番=2つ
・木ネジ=8つ
・ねじ込みフック=2つ
・磁石フック=1つ
木ネジやねじ込みフックは、大きさの異なるモノが3~4種類セットになっているものがおすすめ!今回は木材の厚さを考慮して10mmのものを使用。
塗料

長年使い込まれた家具のようなアンティーク調の風合いを出すことができる魔法の塗料「クラッキングメディウム」を使用。
下地として塗る色としては、セリアの水性塗料のEarth white(アースホワイト)を使っていく。ひび割れた隙間から見える色となり、明るい色を選ぶとアンティーク調の印象が高まるのだ。トップに塗る色としては、ダイソーのナチュラルミルクペイントのSmoky blue(スモーキーブルー)を使用。トレンドであるフレンチシャビーインテリアをイメージした配色にした。
アンティーク調ウッドドアスコープ カバーの作り方
木材のカットからスタートしよう。

まずはサイズを決めよう。今回はより簡単にする為に2カットのみ。長辺100mm間隔になるように線を2本引き、短辺は60mmのままカットせずに使う。この時、さしがねが90度になるように木材の上に置くとまっすぐ綺麗な線が引くことができるので覚えておこう。

次に線を引いた箇所をノコギリでカットしていく。ノコギリでカットする時の注意点は、引いた線のどこを切るかである。線の上からノコギリを入れてしまうと切りクズ分が短くなってしまう為、線の外側を切るようにしよう。正確なサイズでカットすることができる。

ノコギリで切った断面は、バリ(トゲトゲ)が出ており指に刺さって怪我をしてしまう可能性がある。そのため、なるべくサンドペーパー(紙やすり)で磨いて滑らかな表面を作ろう。なお、写真のように余った木材などにサンドペーパーを巻いて使用すると、少ない力で簡単に磨くことができる。
次は、好きな色に塗装していく。今回は、“長年使い込まれた家具”のようなアンティーク調の風合いを出すことができる魔法の塗料「クラッキングメディウム」を使用するので3度塗りとした。


塗り方だが、まずは下地の色を塗る。2~3面ずつ塗っていき、塗っていない面を手で持ってドライヤーを使い時短で乾かす。下地の色は、ひび割れた隙間から見える色になるので、上から塗る色とはっきりと違う色の方がおすすめ。

下地が完全に乾いたらクラッキングメディウムを塗っていく。透明のため見えにくいので、厚塗りしないように注意しよう。全体を塗り終えたら乾かしていく。またこの際、クラッキングメディウムは完全に乾かさないことがコツ。(完全に乾かしてしまうとクラッキング効果が出ないので注意)

クラッキングメディウムが半乾きになったら、上からメインの色を塗っていく。ここでポイントなのが、厚塗りは厳禁ということ。一度ハケにつけた塗料がかすれるまで塗り、もう一度ハケに塗装を付け、またかすれるまで塗る、を繰り返すとうまく塗ることができるのだ。乾いたら塗装は完了!
次に、金具を取り付けていく。


塗料が乾くと、こんな風にひび割れたアンティーク調に仕上がる。あとは、金具を取り付けるのみ!ドアにかける際に使う紐は、麻ヒモや革紐など好きなものをチョイス。今回は、自宅にあった革紐を使用して作成した。
紐をつけたら完成!


筆者の自宅のドアは金属製なので壁掛け用の磁石フックを使用したが、金属でない場合、吸盤タイプのものや貼って剥がせるシールタイプのフックもある。自宅のドアに合わせてフックを選ぼう。
100均フォトフレームを使用したドアスコープカバー作りにトライしてみよう!

筆者自身は普段から写真をプリントして部屋に飾っているのだが、皆さんはいかがだろうか。スマートフォンやタブレットの中に保存しているだけで、見返すことなく眠っていることがほとんどかもしれない。
そんな方におすすめなのがこの「フォトフレーム」を利用したドアスコープだ。写真も飾れて、ついでに防犯もできたら一石二鳥である。
100均フォトフレームを使用したドアスコープカバーの材料
100均フォトフレーム

フォトフレームは、100均で入手!大きさも種類もたくさんあり、選ぶのが大変なくらい豊富に取り揃えられている。
今回は、下記を用意した。
・L版サイズ=3つ
・2Lサイズ=1つ
・スクエアミニ=1つ
お気に入りの写真

フォトフレームに合ったサイズにお気に入りの写真をプリントアウト、もしくはお店で写真プリントしよう。スクエアミニのサイズは、プリント用紙サイズがないので、プリントをした写真を切って使用する。最近ではコンビニなどでも写真プリントすることが可能なので手軽にできるようになった。
その他
・片面両面テープのマグネットテープ
・木ネジ 10mm=1つ
・両面テープor木工用ボンド
・ドライバー
100均フォトフレームドアスコープカバーの作り方

指紋で汚れが付くと見栄えが悪いため、写真の表面には触らないように注意しながら慎重に入れよう。スクエアミニのサイズは、プリント用紙サイズがないので、プリントした写真を切って使用する。

フォトフレームのスタンド部分は今回は軽くするために外す。板を押さえながら引っ張ると簡単に取り外すことができる。

ドアスコープ カバーにするスクエアミニを中心にレイアウトを決めていく。隙間ができないように組んでいくことがポイントだ。後でスクエアミニをかけるために木ネジを使用するので、ネジが使えるように上に来るフォトフレームはなるべく平らなものを選んでおくとよい。

レイアウトが決まったら3Mという強力な両面テープでフォトフレームとフォトフレームを繋げるのをオススメする。木工用ボンドでもいいが、両面テープの方が簡単で手も汚れず時短にもなる。

すべてのフォトフレームをつなげ終えたら、スクエアミニを土台となるフォトフレームに取り付けていく。完全にねじ込まないように注意しながらフォトフレームのフックのが左右に動く程度に閉めよう。最後にマグネットテープを貼って完成!

マグネットテープは片面が両面テープになっているものを選ぼう。フォトフレームの枠に合わせて切って使用するが、フォトフレームは少し重みがあるので、できる限り枠の全てにに貼ることを意識しよう。そうすることでずり落ちる心配もない。後はドアに取り付けよう。


ドアスコープ カバーが隠れるように配置したら完成だ。お気に入りの写真を毎日見ることができ、華やかな玄関にすることができる。季節で写真を変えたり、お気に入りのイラストやポストカードなども飾ったりと、さまざまな使い方ができるだろう。
おしゃれさと防犯を兼ね備えたドアスコープカバー作りにチャレンジしてみよう!
いかがだっただろうか。今回紹介した2つのドアスコープカバーは、100均アイテムだけでDIYが可能な、誰でも簡単にできるアイテムだ。玄関をおしゃれに飾ることができ、さらに防犯を兼ね備えたドアスコープカバー作りに、ぜひチャレンジしてみてほしい。
文・写真=安永 明日香(フリーライター・フォトグラファー)
1988年2月神奈川県生まれ。2006年スポーツ用品店(株)ヴィクトリアへ入社。アウトドア部門エルブレスに配属。そこで出会ったカメラマンに「カメラマンになったらいいのに」と煽てられ、人生を見つめ直す。「スキ」を大切に生きてみよう!と決心し、2016年「アウトドア」「コーヒー」「カメラ」「アクセサリー作家」を軸にフリーに転身。ファッションやカメラアクセサリーなどを中心にハンドメイド作品を販売している
Web:http://www.noah-base.com
Twitter:@noahbase2016