愛猫と暮らすための賃貸物件の探し方!事前に知っておくべき注意点とは?
賃貸物件でも猫を飼いたい。部屋探しのコツや注意点とは?

大切なペットの猫を連れて引越ししたい。あるいは、一人暮らしをするにあたって、大好きな猫を飼いたいと考えている人は多い。しかし、猫と暮らすことができる賃貸住宅を探すのはなかなか難しいのが現状だ。
不動産検索サイトで「ペット可」の条件で探すことはもちろんだが、それ以外にもチェックすべきポイントがあるのをご存じだろうか。そこで今回は、安心して猫が飼える賃貸物件の探し方と、猫と快適に暮らす方法について解説していく。
この記事でわかること
駅からの距離や築年数のハードルを下げると、猫と暮らせる賃貸物件が見つかりやすい
物件選びのポイントは、「新築や高層階を避ける」「運動できる広いスペースがある」など
ペット可物件は敷金や初期費用、退去時の原状回復費が高くなるので注意
このページの目次
猫と暮らすための賢い賃貸物件選びの方法とは

猫が大好きな人にとって、愛猫はペットというより大切な家族とも言える存在。そんな猫を飼うにあたり、では猫と一緒に暮らせる賃貸マンションやアパートを探すのが難しいという声をよく耳にする。
まず大前提として、「ペット可」の条件を提示している賃貸物件の数は少ない。
「ペット可」の条件を提示すると、入居者がペットを飼うことで部屋が傷ついたり、ニオイがついてしまったりと物件にダメージが残るリスクがある。最近ではペット飼育に理解のある大家さんも増え、「ペット可」という表記のある賃貸物件も増えてきたが、それでも賃貸物件全体に占めるペット可物件の割合は10~15%ほどと言われている。
猫と暮らす賃貸物件は、エリアや設備などの条件をゆるめて探すべし!
住みたい駅や路線で物件を探しても見つからない場合は、検索対象のエリアを広げて検索してみよう。一般的な物件探しで条件として挙げられる「駅からの距離」や「築年数」についても、条件を見直すほうが愛猫と暮らせる部屋が見つかる可能性が高い。
例えば、駅から遠い物件の場合、そもそも借り手がつきにくいため、大家さんも条件を緩くしている可能性が高い。希望条件のハードルを下げることで、物件が見つかりやすくなる可能性がグッと高まるのだ。
猫と暮らす賃貸物件選びで確認すべきポイントとは?
ここまで「ペット可」物件の探し方のコツ、条件交渉について解説してきた。しかし、猫と快適に暮らすには、部屋探しにおいて「ペット可」という条件以外にも大切なポイントがある。
ここでは大事な猫と一緒に暮らす賃貸物件選びについて、注意するポイントを紹介していこう。
猫と暮らす物件選び ポイント① 新築の賃貸物件は避ける
新築の賃貸マンションやアパートは、言うまでもなく壁紙や柱、床などすべてが新品。気をつけてしつけをしているつもりでも、環境に慣れるまでは壁や柱で爪をといだり、引っ掻いたりする可能性はゼロではない。また、どんなにクリーニングをしてもニオイがついてしまう。
新築物件に入居した場合は、こうした傷やニオイが築年数が経過した物件以上に目立ってしまうことになるため、原状回復のための料金が高くつく可能性がある。場合によっては、入居時に預けておいた敷金では修繕費用を賄えず、追加で費用がかかる場合もある。
ペットを飼う人に向けて建てられた「ペット共生物件」等であれば話は別だが、上記の理由から新築物件はできれば避けたほうがよいだろう。

猫と暮らす賃貸物件選びのポイント②:高層マンション・上層階はNG
高層マンションの賃貸物件を検討する人もいるかも知れないが、猫と一緒に暮らす場合は猫が飛び降りてしまうリスクがあるために避けるべきだろう。
そこまで高層でなくても、特に4階以上の部屋は危険。1~3階の物件を選ぶようにすると良い。
また、入居後も不用意に窓を開けない、飛び出し防止のためにベランダに網を張るなど対策をするとよいだろう。

猫と暮らす賃貸物件選びのポイント③:床の材質やメンテナンスのしやすさ
希望の物件を見つけたら、内見で部屋の状態をくまなくチェックすることをおすすめする。
たとえば、床材がフローリングだった場合、傷がつきやすい材質かどうか確認しておこう。またカーペットなら、猫の爪が引っかかって危ない仕上げ方法ではないかどうかといったことは見ておく方が良いだろう。
げ方法ではないかどうかといったことは見ておくほうがよいだろう。
フローリングの素材やメンテナンスのしやすさについては不動産会社に聞いてみよう。

猫と暮らす賃貸物件選びのポイント④:天井高やスペース
猫は完全室内飼育が推奨されている。室内だけで十分運動できるスペースがあるかどうかチェックしよう。
また、猫は上下運動を好むため、キャットウォーク、もしくはそれに代わる棚を設置するための十分な天井高があるかを確認しておく必要がある。

猫と暮らす賃貸物件選びのポイント⑤:外を眺められる窓
猫は縄張り意識の高い動物であるため、外の様子を見ることができるとリラックスできるといわれている。また、飼い主の留守中などにも、猫が外の様子を見ることができれば、ストレス解消や退屈しのぎにもなる。
物件選びの際は、猫が窓から外をゆっくり眺められるかどうか、窓の位置についても確認しておくとよいだろう。

猫と暮らす賃貸物件選びのポイント⑥:玄関と居室の間にドア
飼い主の帰宅時などに、猫が急に玄関から飛び出して外へ逃げてしまう危険性もある。
こうした事態を防ぐため、玄関と居室の間に一枚ドアがあると飛び出し防止になり安心だ。間取り図をチェックして、居室にドアがあるかどうかをチェックしておこう。

次のページでは、猫と賃貸物件で暮らす際、注意すべき点をご紹介する。