【寒い時期の乾燥対策】その対策方法で大丈夫?加湿のし過ぎにはご注意を!
寒い季節、乾燥を気にして加湿しすぎるとカビやダニが繁殖する!?

寒い秋冬に加湿器を使う方も多いのでは!?
寒くなってくるこれからの季節、気になるのは肌の乾燥!「とにかく加湿しなきゃ!」そう思っているそこのあなた、加湿にともなう弊害があることをしっかり理解しているだろうか。
加湿された部屋を喜ぶものがいるのだ…。それは、カビやダニ。
とにかく加湿!と思っているとカビやダニが喜ぶ環境を作ってしまうことを忘れないでほしい。カビやダニが繁殖しない方法、加湿器との正しい付き合い方について紹介する。
カビやダニが発生しやすい条件と対策
カビやダニが発生しやすい条件はズバリ、温度:20~30℃、湿度:60%以上の環境だといわれている。
本来ならば、カビやダニが発生しやすいのは高温多湿な夏季だ。しかし、最近では高気密・高断熱の住宅が増え、暖房器具・加湿器の性能が上がっていることから冬季でも発生しやすくなっている。
カビやダニの発生に対する効果的な対策は、湿度を抑えること。乾燥対策したい気持ちはわかるが、しっかり室内を乾燥させる時間も作らなければ「壁にカビが発生!」など思わぬ事態を招くことになる。乾燥対策しなきゃ!とにかく加湿!と言って、ずっと加湿器を稼働し続ければいいわけではないのだ。
乾燥の季節に!加湿しすぎを防ぐ方法
乾燥の季節、加湿器を使いたいタイミングもあるだろう。しかし、加湿しすぎは先ほど書いた通り弊害もある。以下に、加湿のしすぎを防ぐ方法を紹介する。
加湿しすぎを防ぐ方法① 晴れた日はしっかり換気

晴れた日は換気を!
毎日窓を閉め切って加湿器を使うのは、ダニやカビが発生してしまうのでやめよう。晴れた日はしっかり室内の換気を行うこと。これを行うことで、ダニが生きづらいところまで室内の湿度を下げることができる。
寒い季節は窓を閉めきっていたくなる気持ちもわかるが、晴れた日はしっかり換気をしよう。
加湿しすぎを防ぐ方法② 湿度を湿度計でチェック

ちゃんと計ってみよう!
ついつい湿度も肌感覚ではかってしまいがちだが、人の感覚はあんがい当てにならない。ちゃんと湿度計で室内の湿度をはかるようにしよう。先ほども書いた通り、カビやダニが喜ぶ湿度は60%以上。室内がこの湿度以上になっていないか、日頃から確認してみてほしい。
加湿しすぎを防ぐ方法③ 加湿器の掃除をこまめに

きちんと掃除をしていなければ、本末転倒…!
加湿器を使う場合、加湿器自体の掃除もこまめに行おう。加湿器には、カビや細菌が繁殖しやすい。
加湿器の掃除を怠っていると、部屋中にカビや細菌をまき散らしてしまうことになる。のどが痛くなってしまう原因にもなるので要注意。
これからの季節、乾燥対策の肝は保湿!

まずは保湿をしっかりおこなうこと
寒い季節、乾燥対策に加湿器を使うのもいいが、保湿を重点的に行うといいだろう。部屋の加湿もタイミングによっては必要だろうが、弊害もある。朝晩、しっかりと自分に合った保湿を行えば、しっとり肌はキープできるはず。加湿器は、エアコンを使う場合など、乾燥が気になるときに補助的に使うのはどうだろうか。
まずは保湿。しっかりと保湿をして、乾燥する季節を乗り切ろう。
アレルギー体質の人は特に、加湿に注意

アレルギー体質の人は要注意!
わたしは若干アレルギー体質なのだが、皮膚科の先生に「あなたはダニのアレルギーがあるから、加湿器なんて使わないように!」と言われたこともある。アレルギー体質の方は特に、加湿には気を付けたほうがいいと思う。しっとり肌を作るための乾燥対策で、湿疹がでてしまったら元も子もない。
アレルギー体質ではない方も、カビやダニには気を付けてこの寒い季節の乾燥対策を行ってほしい。乾燥、そしてカビやダニからも身を守り、この冬あなたの肌がずっともちもちでいられるよう祈っている。
文⁼相原由佳
アレルギー、敏感肌・乾燥肌に特化した美容系Webライター・Webライティング講師
幼い頃からアトピー。大人になっても治らないので色々と調べ始め、少しずつ改善させている。敏感肌でもメイクをちゃんと楽しみたい派