一人暮らしで飼いやすいペットの種類10選!それぞれの特徴やおすすめポイント、注意点をご紹介
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賃貸の一人暮らしでペットを飼うメリット
日々の暮らしに癒やしを与えてくれるペット。さらに、生活リズムの改善や、新しい人とのコミュニケーションのきっかけも与えてくれる貴重な存在だ。
ここからは、ペットを飼う具体的なメリットについて解説していく。
一人暮らしでペットを飼うメリット①:癒やされる・心の支えにもなる
ペットを飼うメリットは、自分自身の心の支えになることだ。職場の人間関係や仕事にストレスを感じていても、家でペットと戯れるだけで癒やされる。ペットセラピーやアニマルセラピーという言葉があるように、彼らの愛くるしい姿には人を癒やす力があるのだ。

一人暮らしでペットを飼うメリット②:生活リズムが整いやすい
生活リズムが規則的になることも、ペットを飼うメリットのひとつだ。エサやり・水交換などのお世話が習慣になることで、飼い主の起床時間や食事時間なども規則的になりやすい。
自分以外に気を配るべき存在がいるため、ペットに合わせた時間管理を意識し、自然に生活リズムが整うのだ。
一人暮らしでペットを飼うメリット③:交友関係が広がりやすい
同じペットを飼う人たちのコミュニティに参加したり、SNSに投稿して繋がりができたりと、ペットを介して、新しい交友関係が広がる可能性があるのもメリットのひとつ。また、近隣住民との会話のきっかけにもなるだろう。
賃貸の一人暮らしでペットを飼う注意点
癒やしを与えてくれるペットだが、一人暮らしでペットを飼うときは特に以下の点に注意し、責任をもって育てなければならない。
- 飼育費用とお世話が必要
- 家が汚れやすい
- 家を長期間空けられない
ペットにとっての最適な環境は、種類によってそれぞれ異なる。また、飼育環境を整えるには一定の費用がかかる。ペットは自分の思い通りには動かない場合が多いということも頭に入れておこう。
一人暮らしでペットを飼う注意点①:飼育費用とお世話が必要
ペットを飼うにはお金がかかる。ペットの購入費はもちろん、エサ代やペットシートなどの日用品代、病気になったときの治療費やワクチン代などがペットの生涯にわたって必要だ。
さらにペットが高齢になれば通院費、出張や旅行などで数日ペットホテルに預けるときはホテル代もかかるだろう。一人暮らしの場合、経済面で頼れる人がいない場合も多いため、その責任はより大きくなる。ペットを飼う前に、初期費用と毎月かかる費用がどのくらいなのかをあらかじめ計算し、綿密な計画を立てておくことが大切だ。
一人暮らしでペットを飼う注意点②:家が汚れやすい
ペットを室内で飼うと、抜け毛や体臭、排泄物のニオイなどで家が汚れやすくなることも念頭に置いておく必要がある。いたずら好きのペットの場合、部屋を散らかしたり、物を壊してしまったりするなどのトラブルが発生することも少なくない。
一人暮らしでペットを飼う注意点③:家を長期間空けられない
基本的に、ペットだけ残して長期間家を空けることはできない。特に一人暮らしの場合、世話をするのは自分しかいないため日帰りの旅行もしづらい。
家を空けるときはペットホテルを予約したり、知人に預けたりする必要が生じるため、環境に慣らすために狭いケージで過ごす練習や、短期間預けて様子をみるなど事前の対策が必要になる。
賃貸の一人暮らしでペットを飼う際の4つのポイント
賃貸の一人暮らしでペットを飼うときは、あらかじめペットと過ごしやすい環境を整えておく必要がある。ここからは、ペットと暮らす際に意識すべきポイントを紹介していくので、ペットと暮らし始める前に一度チェックしておこう。
ペットを飼う際のポイント①:ペット可・ペット相談可の物件を選ぶ
大前提として、住まいがペット可の物件かどうかを確認しよう。ペット飼育の可否は、管理規約に記載されている。また、飼育可能なペットの種類や頭数に関しても明記されているので必ず確認しよう。
ペットを飼育する場合、部屋の傷や汚れ、ニオイが残ることが多く、ペットを飼育しない場合と比べ原状回復費が高くなるのが一般的だ。また、ペットに特化した物件の場合は床材・クロス・リードフックなどさまざまな設備が整っており、基本的に家賃も高めに設定されている。予算に見合っているかどうか契約前にチェックする必要がある。
「ペット可」「ペット相談可」の物件であっても、ペットを飼い始める場合は必ず事前に大家さんに相談しよう。内緒でペットを飼い始めると場合によってはトラブルになるおそれがあるため、ペットの種類や頭数などを伝えて了承を得ておこう。
ペットを飼う際のポイント②:傷や汚れ対策をする
ペットを飼う際は退去時のことを考えて、あらかじめ傷や汚れの対策をしておくことをおすすめする。特に床や壁の傷予防、おしっこによるシミ対策やニオイ対策などは必須といえる。
床にはカーペットを敷き、ペットが直接フローリングの上を歩かないようにする、壁には貼って剥がせるような保護シートを使うなど、簡単にできる対策も多い。トイレトレーの周辺には、防水シートを床に敷いたり壁に貼ったりして、汚れの対策をすることも重要だ。
定期的な掃除も忘れてはならない。カーペットを洗濯したり、ペットの毛を掃除したりするなど、室内を清潔に保つ習慣を身につけよう。
ペットを飼う際のポイント➂:近隣住民に迷惑がかからないよう配慮する
賃貸物件でペットを飼育する際、よくあるトラブルは以下のようなものがある。
- 足音に関するトラブル
- 鳴き声に関するトラブル
- ニオイに関するトラブル
- 共用スペースを汚すなどのトラブル
- 人に飛びかかる、人を噛むなどのトラブル
ペットを原因としたトラブルは飼い主の責任となるため、くれぐれも近隣住民に迷惑がかからないよう、十分な配慮が必要不可欠である。
普段からペットのしつけをすることはもちろん、防音マットやカーペットを敷く、外出のときはリードをつけ、共用部を歩かせないなどの対策が必要だ。
ペットを飼う際のポイント④:責任をもって飼育する
ペットを飼うということは、ペットの命を預かるとともに社会に対する責任をもつことでもある。それらを十分に自覚し、ペットが健康で安全かつ快適に暮らせるように責任をもって飼育しよう。
一人暮らしでも飼いやすいペットの種類は多い!気になる子を実際に見に行こう
紹介してきたとおり、賃貸や一人暮らしで飼いやすいペットは多数存在する。
ただし、どの動物を飼うにしても、事前に習性やお世話のしかたについてしっかり情報収集をし、飼育環境を十分に整えてから迎えるようにしよう。また、ペットを飼い始める前の段階で、不動産会社や大家さんに相談しておくことも重要だ。
もちろん、飼い主としての責任も忘れてはならない。ペットには命があるということと、近隣住民へ配慮する必要があるということを念頭に置いておこう。
ペットは、自分の世界を広げてくれる良きパートナーとなってくれる。仮につらいことがあったとしても、ペットの姿を見るだけで明日への活力が生まれるという方も多い。今回ご紹介した情報を参考に、好みのペットを探してみてほしい。
ペット可・ペット相談可の賃貸物件を探そう
新しい家族を迎えると決めた後は、ペット可・ペット相談可の賃貸物件を探してみよう。前述のとおり、ペットを飼える物件は家賃が高めに設定されている場合が多いため、予算を見ながら検討する必要がある。
また、飼育できるペットの種類や大きさなど、細かいルールも物件によりそれぞれ異なっているため、事前に管理会社や大家さんと相談してから入居するかどうかを検討しよう。
文=エヌプラス
2022年4月加筆=CHINTAI情報局編集部
※「CHINTAI2017年10月号、2017年12月号、2018年3月号、2018年4月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています