【美容ライターが解説】セルフでできる!アロママッサージのやり方や注意点、おすすめアロマ
アロママッサージは身も心もリフレッシュできる!

「アロママッサージ」という言葉を聞いたことがあるけれど、一体どんなものなのかご存知だろうか。専門的に感じるかもしれないが、道具さえあれば意外と簡単にトライできるのだ。
本記事ではおうち時間を活用して、セルフアロママッサージに挑戦してみたい!という人のために、美容ライター兼ヨガインストラクターの筆者がアロママッサージの具体的な方法や期待できる効果、おすすめのアロマなどについて詳しく解説する。
教えてくれたのは?
▼こちらの記事も合わせてチェック!
アロママッサージとは?

アロママッサージとは、いわゆるアロマオイルと呼ばれる「精油」を使用したマッサージのことを指している。
そもそも精油とは植物の芳香成分を抽出し、それをぎゅっと濃縮して遮光瓶に詰めたもの。精油は芳香成分としての役割だけでなく、植物ホルモンとしてさまざまな薬理作用も持つ。
例えば、アロマの中でも人気が高いラベンダーには、高い抗菌効果が期待できるリロナールと呼ばれる成分が入っている。この成分には皮膚の感染症を抑える働きがあるとされ、海外では「メディカルアロマ」として使用されている。しかし、精油の薬理作用は私たちが考える以上に刺激が強いので肌に直接塗布することは原則として禁止されている。
そこで精油の一般的な利用方法の1つに「アロママッサージ」がある。
植物オイルで精油を希釈することで、より安全なかたちで精油の成分を直接肌から吸収(経皮吸収)させることができるのだ。
アロママッサージとオイルマッサージの違い
マッサージには色々な手法があるが、中でも肌の表面を撫でるような柔らかいマッサージ(トリートメント)をする「オイルマッサージ」と、「アロママッサージ」は非常によく似ており、同じようなものと認識している人も多い。
アロママッサージは精油を使用し、目的や症状に応じてオイルを選ぶという点がオイルマッサージとの違いだ。使用する精油によって金額が変わることもある。
またアロママッサージの場合、精油本来の「香り」を楽しみながらマッサージができるので、通常のオイルマッサージよりもリラクゼーション効果や入眠効果などの相乗効果があるとされる。
セルフでもできる! アロママッサージに必要なもの
アロママッサージをセルフで行うには「アロマオイル(精油)」と、アロマオイルを希釈するための「キャリアオイル」と呼ばれる植物オイルが必要になる。
代表的なキャリアオイルはホホバオイルやグレープシードオイル、スイートアーモンドオイルなど。キャリアオイル自体にもそれぞれ異なる効果効能が期待できるので調べてみてほしい。例えばホホバオイルにはビタミンEが豊富に含まれており、肌の保湿や新陳代謝の促進の効果が期待できる。
ここからは、多くの女性が抱える共通の悩みに応じ、アロママッサージにおすすめの3つの精油を紹介する。
アロママッサージにおすすめの精油①:冷え・むくみ対策なら「ジュニパー」

¥860/ease-aroma(イーズアロマ)
冷え・むくみ対策に効果が期待できるアロマ。
気持ちを切り替えたいときにもぴったり。さわやかな甘さのある、ウッディ調の香りが特徴的。
アロママッサージにおすすめの精油②:美肌になりたいなら「フランキンセンス」

¥1,884/ease-aroma(イーズアロマ)
ホルモンバランスの調整や美肌効果が期待できるアロマ。
澄んだ甘さとお香のような落ち着きのある香りを持つ。ストレスや深い落ち込み、不安な気持ちを安らかにしたいとき、瞑想などにもおすすめ。
アロママッサージにおすすめの精油③:安眠・リラックスなら「ラベンダー」

¥1,427/ease-aroma(イーズアロマ)
安眠やリラックスをしたい方におすすめなアロマ。
フローラルな甘さの中に少しだけ酸味を併せ持つ、軽やかで優しい香り。
真正ラベンダーは、とても穏やかな精油のため、基本的に高齢者や子どもにも使用できるとされる。
アロママッサージの具体的な効果って?

ここからは、アロママッサージの具体的な効果について確認しよう。
アロママッサージの効果①:リラクゼーション効果
アロママッサージで期待できる効果の代表的な例が「リラクゼーション効果」。
人にマッサージをしてもらう場合は、ほとんどが「寝落ち」してしまうほど。マッサージされる(セルフで行う)だけでもリラックスできるが、アロママッサージでは、精油の香りによってさらにリラクゼーション効果が期待できるのだ。
好きな香りを嗅ぎながらマッサージすることで、古い脳と呼ばれる「大脳辺縁系」に香りが働きかける。
「大脳辺縁系」は眠る・休むなど本能のスイッチを司るが、普段私たちは思考を司る「大脳新皮質」を多く使っているため、脳を休ませたくても休まずに頑張ってしまうことが多い。
精油の香りは普段使っている「大脳新皮質」を休ませ、「思考脳」をオフにするのに最適なのだ。そのためアロマオイルマッサージの後は、呼吸の速度が緩やかになり、驚くほどぐっすり眠れるという人が多い。
アロママッサージの効果②:気になる症状の緩和
精油にはそれぞれ効果・効能がある。たとえば先に3つの精油をピックアップしたが、ジュニパーには老廃物を体外に排出する効果、フランキンセンスには女性ホルモンのバランスを整える効果、そしてラベンダーには入眠作用が期待できる。
このように目的に応じた精油を選ぶことで、気になる症状が緩和しやすくなるといわれている。
アロママッサージの効果③:血流促進効果
オイルマッサージは基本的に軽擦法で行うことが推奨される。体の表面をゆっくり撫でるようにマッサージすることで、皮膚のすぐ下に流れているリンパや、さらにその下にある血管が刺激される。このため、リンパの流れや血液循環が良くなるとされている。
体表面の温度が上がり身体が温まるだけでなく、老廃物の排出や代謝促進の効果もあるとされるので、疲労時などには特におすすめだ。
次のページでは、セルフでアロママッサージを行う具体的な方法や効果的なタイミング、注意点などについて詳しく解説する。