【美容ライターが解説】気になるデリケートゾーンの黒ずみ・かゆみ・ニオイ。原因と自宅でできるケア方法

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気になるけど聞けない……デリケートゾーンの悩みやケア方法が知りたい!

気になるけど聞けない……デリケートゾーンの悩みやケア方法が知りたい!

デリケートゾーンの悩みはなかなか人に聞けない……という人も多いのでは。

夏が近づくにつれて女性のデリケートゾーンのお悩みは増えるけど、人には相談しにくいもの。

デリケートゾーンはその名の通り、他の皮膚と比べても繊細な場所で正しいケアを知り実践することが重要。

本記事では、デリケートゾーンの書籍執筆経験もある美容ライターが「デリケートゾーンのトラブルと原因」「ケア方法」について徹底解説する。

美容ライター・aya プロフィール

ライター、ヨガインストラクター。書籍や雑誌の編集、ライターを手がける傍、ヨガインストラクターとしても活動している。アロマ関係の書籍を多数編集・執筆。
https://aya-works.com/writing/

そもそもデリケートゾーンとはどんな場所?

そもそもデリケートゾーンとはどんな場所?

デリケートゾーンとは、具体的にどの場所を指すのだろうか?

デリケートゾーンとは恥骨から肛門までくらいまでの会陰部全体を指す。女性のデリケートゾーンの専門家やアーユルヴェーダの専門家の中にはバストや頭部もデリケートゾーンと考える人もいるが、ここではわかりやすく恥骨から肛門までとしておこう。

デリケートゾーンは排泄器や性器、感覚器としての役割を果たしている。体の大部分の皮膚と大きく異なる点は「粘膜がむき出しになっている部分が多い」ということ。

つまり瞼のキワや眼球、鼻の穴や唇、口の中と同じようなものだと思って良い。粘膜がむき出しになっているということは、脂肪や角質がほとんどない状態で、皮膚としては非常にデリケート。
その代わり、粘膜の表面には潤い(湿り気)や粘液が分泌されるようになっている。

その粘液にはたくさんの免疫細胞が存在し、外からウイルスや雑菌が侵入してくるとそれを排除する仕組みが備わっている。つまり、デリケートゾーンの状態は免疫や健康と密接に関係しているのだ。

黒ずみ、かゆみ、ニオイ、デリケートゾーンのトラブルの原因は?

黒ずみ、かゆみ、ニオイ、デリケートゾーンのトラブルの原因は?

気になるデリケートゾーンのトラブルの原因とは?

デリケートゾーンのトラブルといっても尿漏れや性交痛などさまざまあるが、なかでも代表的なものは、かゆみやヒリつきなどの皮膚トラブル。その原因は大きく外的刺激によるものと、内的要因によるものに分けられる。ここでは、それぞれについて詳しく確認しよう!

デリケートゾーンのトラブルが起こる原因:物理的な外的刺激

物理的な外的刺激による皮膚トラブル

外的刺激による皮膚トラブルには、どんなものがあるのだろうか?

例えば排泄物が残っていたことが原因で炎症が起ったり、性交渉や手で触れることなどで雑菌が入り炎症を起こしたりしているなど。セルフでの脱毛の刺激などもある。

外的刺激による皮膚トラブルが起こる要因について具体的な内容は以下の通りだ。

外的刺激によるデリケートゾーンのトラブル①:洗い方が間違っている

「外的刺激」による皮膚トラブルの要因のほとんどは「洗い方」に問題があるケース。
入浴時、デリケートゾーンを直接見て洗っていないという人は要注意。目視もせずにざっと洗っているだけでは、汚れが残っている可能性が高い。

デリケートゾーンは泡を使って優しく洗い、大陰唇と小陰唇の間などの垢が落ちているかしっかり確認しよう。肛門も同様にしっかり泡を乗せて汚れを落とそう。

なお、デリケートゾーンの洗い方については専門家でも意見が分かれる。専用のソープを使って洗う派と、常在菌を落としてしまうのでお湯での洗浄にとどめた方がいいという派だ。

「デリケートゾーンをボディソープで洗うのは、目の周りをシャンプーで洗うようなもの」と警鐘を鳴らす専門家もいるが、筆者は肌質の問題だと考えている。

ボディソープでデリケートゾーンを洗ってヒリつきや乾燥、しみる感じがある人は、デリケートゾーンも専用のものを使ったほうがいいだろう。

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外的刺激によるデリケートゾーンのトラブル②:排泄後の拭き取り方が間違っている

デリケートゾーンのトラブルを招くのは、お風呂での洗い方だけではない。排泄後の拭き取り方の時点で間違っている人が多い。

例えば排尿のあとトイレットペーパーでゴシゴシ拭き取っている人はNG。会陰部の黒ずみに悩む人のほとんどが排尿の後にティッシュでこすって拭き取っている。

会陰部はこすればこするほどかゆくなったりヒリついたり、あるいは黒ずみが進む。そのため拭き取るのではなく、トイレットペーパーを優しく当てて水分を吸い込ませよう。

また、ビデの使いすぎも禁物。常在菌が失われ、膣炎や膀胱炎のリスクにつながる。肛門の周りの毛(いわゆるOライン)の処理ができていない人は、排泄物が残り、かゆみの原因になることも。

ちなみに過去に婦人科の先生にインタビューしたところ、検診の際にデリケートゾーンにトイレットペーパーや排泄物が残っている女性は3人に1人くらいの割合でいるとのこと。それくらいデリケートゾーンの扱いが疎かになっている女性は多いのかもしれない。

外的刺激によるデリケートゾーンのトラブル③:下着やナプキンの問題

ナイロンなどの合成繊維の下着はムレの原因になる。アンダーヘアの毛量が多い人ほどコットンやシルクなどの下着を利用した方がかゆみの予防になるだろう。ちなみに、シルクの下着を使っている人からは「その快適さに感動する」とよく聞く。

お尻と太ももの境に黒ずみがある人は、座っている時間が長く、さらにショーツがナイロンであることが多い。ナイロンの強い刺激がずっとお尻に当たっていることで黒ずんでしまうのだ。

ショーツをシルク素材で、なおかつタンガのような形のものに変え、毎日クリームを塗ってケアするだけで、お尻の黒ずみが取れる人は案外多い。

また、おりものシートやナプキンを長時間替えないというのも大変なリスクにつながる。
コロナ禍でマスクを長時間着用することによる「マスク肌荒れ」が話題になっているが、デリケートゾーンも同じ。肌に直接触れるものなので、こだわって商品を選ぶだけでも、デリケートゾーンの肌トラブルを減らすことができるだろう。

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デリケートゾーンのトラブルが起こる原因:内的要因

内的原因によるもの

ホルモンバランスの変化がデリケートゾーンのトラブルにつながることも

女性の場合ホルモンバランスの変化に伴い肌が敏感になり、見た目には特に変化はなくとも、デリケートゾーンがかゆく感じることがあるのだ。

更年期が近づいてくると、女性ホルモンの減少によりデリケートゾーンが乾燥することで皮膚トラブルが起こりやすくなるが、これも内的要因に分類できるだろう。

デリケートゾーンのケア方法は大きく分けて3つ

デリケートゾーンのケア方法は大きく3つある

デリケートゾーンのケア方法を確認しよう!

デリケートゾーンのケアには大きく3種類あり、可能な範囲で3つとも毎日行ってほしい。

特に女性ホルモンが低下する40代からはケアは必須。まだ20代や30代でも、生理不順やPMSなどの女性特有のトラブルや悩みを抱えているのであればぜひ実践してみてほしい。

デリケートゾーンの3つのケア方法とは「①正しく清潔にする」「②スキンケアをする」「③骨盤底筋運動をする」の3つである。それぞれのケア方法を確認して、デリケートゾーンのお悩みを解決しよう!

デリケートゾーンのケア方法①:正しく清潔にする

正しく清潔にする

デリケートゾーンのケアには、たっぷりの泡を使おう!

まず、排泄の後の拭き取りは優しく丁寧に、こするのではなく「押し拭き」を心掛けよう。入浴の際は、たっぷりの泡を使って目視をして汚れを落とそう。

専用のソープを使うかどうかよりも、泡を使って優しく洗い、汚れを残さないことの方が大切である。

デリケートゾーンのケア方法②:スキンケア

排泄の後も、入浴の後も、まずはアンダーヘアに残った水分をしっかり取り除こう。濡れたまま放置するとムレや臭いの原因になってしまう。

さらに入浴後は、IからOにかけて、できれば専用のクリームやオイルなどの保湿剤で保湿しよう。特にIOが黒ずんでいる、手で触れて乾燥している場合は、保湿が足りていないサイン。

デリケートゾーンのスキンケアをするにもムレを防ぐにも、アンダーヘアが無い方が楽。これを機に脱毛を考えるのも一つ。実際アンダーヘアの脱毛をしている人は、見た目の為でなくスキンケアやトラブル防止の目的で行っている人が圧倒的に多い。

なお、すでに肌トラブルがある人は、医師から専用のクリームや薬を処方してもらいケアしよう。

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デリケートゾーンのケア方法③:骨盤底筋運動

尿もれ、経血の排泄をコントロールできない、お風呂の後に「湯漏れ」するといったトラブルは骨盤底筋群の筋肉が弱っているサイン。産後は仕方がないが、それでも放置せずに鍛えることが大切である。

特に40代以降に増加するは尿もれの悩みは、骨盤底筋運動でトレーニングをすることで半数以上は症状が改善すると医学的に報告されており、骨盤底筋運動は泌尿器科でも推奨されている。

尿もれがない人でも、膣周りの筋肉を鍛えると、粘液が適切に分泌されるようになるので、乾燥や性交痛の予防、免疫力のアップに役立つ。

骨盤底筋運動についてはさまざまなものがあるが、代表的なものは、排尿を途中で止めるようなイメージで、一日に何度か会陰や膣のあたりをキュッと締め上げる運動だ。座っていても仰向けでもできるので、ぜひ実践しよう。

デリケートゾーンケアをする際の注意点

すでにトラブルや悩みがある人は市販薬を買ったり、自己流のケアをしたりするのではなく、速やかに婦人科に相談しよう

ただの皮膚トラブルに思えるかゆみでも、性病の場合もあれば、ホルモンが原因の場合もあるため、医師の判断を仰いだほうが無難だ。

デリケートゾーンのケアを徹底して、悩みやトラブル、羞恥心とも決別!

これまでほとんど何のケアをもしてこなかった人ほど、デリケートゾーンのケアを行えば効果を感じやすいはず。

デリケートゾーンのケアを行う効果は、トラブルの予防はもちろんだが、自分の「デリケートゾーン」に自信が持てるようになることにある。「デリケートゾーン」を自分の大切な場所に高めることができれば、自己肯定感もグッと高まり幸福度が上がるのだ。

大事な場所だからこそ、デリケートゾーンの適切なケア方法を確認し、実践してほしい。

デリケートゾーンのケアについての関連書籍

デリケートゾーンのケアについてもっと詳しく知りたい人はこちらの書籍もチェック!

枯れないからだ/森田敦子(著)

更年期や老年期の幸福度を高めるために女性のからだで一番大切な場所「腟まわり」のケアについて解説。

枯れないからだ

枯れないからだ
¥1,320/森田敦子(著)

 

 

デリケートゾーンケアの教科書/神藤多喜子 (著)

更年期、生理不順、冷え……女性の悩みはデリケートゾーンケアで解決。誰も教えてくれなかったケア法を徹底解説。

デリケートゾーンケアの教科書

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¥1,650/神藤多喜子 (著)

 

 

文=aya
ライター、ヨガインストラクター。書籍や雑誌の編集、ライターを手がける傍、ヨガインストラクターとしても活動している。アロマ関係の書籍を多数編集・執筆。
https://aya-works.com/writing/

※この記事は2021年7月5日時点の情報をもとに制作しております
※記事内で紹介する内容は効果を保証するものではありません
※状況に応じて医師の指示に従ってください

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