【猫との暮らし】2匹の保護猫と一人暮らしの部屋作り。多頭飼いのコツやDIYした自慢のキャットタワーも!
1人と猫の多頭暮らしはルームシェア気分!
一人暮らしで2匹の猫を飼う、と聞いてどのように思うだろうか。大変そう、楽しそう、憧れる……とさまざまな感想を持つはずだ。たとえ「楽しそう」と思っても、賃貸物件ではなかなか踏み切れない人も多いのでは?
そんな人の背中を押してくれるのが、一人暮らしで茶トラとサビの2匹の保護猫の里親となったLさんだ。「今度引越したら3匹目を迎えたい」と笑顔で語るほど、ルームシェアのような多頭暮らしを満喫している。工夫が詰まった1DKのお部屋をレポートしよう。

プロフィール
名前:Lさん
職業:編集
居住形態:一人暮らし+2匹
猫にかかる月々の費用:約8,000円
猫プロフィール
名前:てんぷら
性別:オス
年齢:3歳
毛色:茶トラ
性格:デレデレ。一緒にくっついて寝たい甘えん坊
名前:あんこ
性別:メス
年齢:2歳
毛色:サビ
性格:ツンツン。自分が一番かわいいと思っている
ルームデータ
所在地:東京都
家賃:78,000円
間取り:1DK(30㎡)
築年数:27年
このページの目次
角部屋で見晴らしがよいお気に入り賃貸物件
編集者として忙しい日々を送っているLさん。現在の部屋はペットを飼っていないときから住んでいる。通勤に便利な路線沿いにあり、駅から遠くない物件だ。角部屋で日当たりや見晴らしがよく、独立洗面台があるのも珍しくて気に入ったそう。あとはペットだ。
「以前飼っていたチンチラは、すごくかわいかったけど一緒に寝たりできないし、実家の犬と比べてリアクションがちょっと薄くて。コミュニケーションがとれるペットがいいなと思いました。犬は散歩に行く時間をつくるのが大変なので、猫にしようと思ったんです」(Lさん)

保護猫の“てんぷら”と“あんこ”を迎えた
さっそく保護猫の里親募集サイトをチェックしたところ、里親になるための条件が厳しくて断念したそう。その後、偶然にも知り合いが子猫を保護したので、新たな飼い主として立候補。それが1匹目の“てんぷら”との出会いだ。

「てんぷらは留守番を寂しがって夜鳴きをすることもあったんです。多頭暮らしのほうが落ち着くんじゃないかと思って、早々に2匹目を探し始めました」(Lさん)
タイミングよく別の知り合いが子猫を保護したことを聞き、まずはお試しでトライアルをすることに決めた。「てんぷらとの相性が心配でしたが、2匹はすぐに打ち解けたのでホッとしました」とLさん。こうして2匹目の“あんこ”が加わり、1人と2匹のルームシェアがスタート!
突っ張り用パーツと木材でタワーもシェルフもDIY!
お部屋の中で目を引く壁面のキャットタワーや、テレビを置いているシェルフは、すべてLさんと友人によるDIYだ。木材にはオイルステインを塗って棚を設置。猫がジャンプしたり本を並べたりしてもぐらつかないそう。
「キャットタワーは1DKだとかなり存在感があるでしょう?壁面に突っ張るタイプにすれば省スペースになっておすすめですよ。突っ張り用のパーツと、ホームセンターでカットしてもらった木材を組み立てるだけで簡単にできます」(Lさん)
DIYで猫にとって楽しい遊び場が完成! Lさんも部屋を爪とぎで傷つけられる心配が減って一安心。木材に釘を打ってバッグをかけ、おしゃれなインテリアとしても有効活用している。


猫の安全も重視したお部屋の工夫
Lさんの工夫やDIYにとどまらない。「キャットタワーから飛び降りたとき滑らないように、カーペットの下に滑り止めシートを敷いています」と、猫たちがけがをしないように配慮。地震で水がこぼれてしまったときに備えて多めに用意している。
「空気清浄機はシンプルなデザインを選んだほうがいいですよ。背面にフィルターが付いているタイプは、猫がそこで爪とぎをしちゃうんですよ」(Lさん)




ペットはまるで家族!早く部屋に帰りたくなる

一人暮らしの賃貸物件で猫を飼うメリットは、「家族がいる感覚で、帰宅したら気持ちがリセットされて落ち着くこと」とLさんは言う。生活リズムができて自分を律するのにも役立つとか。
「早く帰ろうと思って飲み代やタクシー代を使わなくなりました。食費は2倍になりますが、むしろ節約できているかもしれません」と思いがけないプラスも!
猫の多頭暮らしを始めて、Lさんはむしろ楽になったという。「留守中も2匹で遊んでいるから寂しい思いをさせなくて済みます」と、猫の多頭暮らしのメリットを教えてくれた。
最後に、Lさんが教えてくれた「猫と暮らすポイント」をまとめよう。
「猫と賃貸暮らし」を送るポイント
・自分のライフスタイルに合うペットを考える
・キャットタワーは部屋に合わせてDIYをするのがおすすめ!
・猫の多頭暮らしOKのペット可賃貸物件を探す
これから猫を迎えようと思っている人へ、「この子だ!という猫に出会ったらぜひ迎えてほしいですね。子猫や性格がわかっている猫のほうが飼いやすいかもしれません」とLさん。
2匹目を迎えるときは、トライアルで相性を確認することがおすすめだそう。これから猫を飼いたいと思っている人や、多頭飼いを検討している人は、ぜひLさんのライフスタイルを参考にしてみて!
文=金子志織
写真=北原千恵美
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