【二人暮らしの部屋】収納とインテリアの工夫があふれるカップル部屋を訪問
付き合い始めて12年目!2度目の引越しを経て手に入れた、理想の生活とは
あるロックバンドのライブ会場で出会い、付き合い始めてから今年で12年目に突入するという学さん・諒さんカップル。二人が暮らす2DKのお部屋は、木目調のインテリアで統一された温かみのある雰囲気だ。

購入する家具のセレクトやインテリアの方向決めは、全て彼女の諒さんが担当。DIYの実作業は学さんに手伝ってもらい、二人の協力で居心地の良い空間に仕上がっている。
穏やかな雰囲気にあふれる二人暮らしのお部屋を訪ね、日々の暮らしの工夫や収納のコツ、円満の秘訣を伺った。
プロフィール
名前:学さん/諒さん
職業:会社員
二人暮らし年数:7年
ルームデータ
所在地:東京都豊島区
居住形態:2人
間取り:2DK(約45㎡)
家賃:14万円(管理費込み)
築年数:30年
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二人暮らしのきっかけと部屋探しのポイント
入居して約1年だという現在のお部屋は、実は2軒目の同棲ルーム。以前二人暮らししていたお部屋は諒さんが借りていた1Kで、もともと実家暮らしだった学さんがその部屋にやってきたかたちだ。
「6年くらいはその1Kで二人暮らししていたんですが、さすがに狭くなってきて……。今年は入籍も予定していますし、そろそろ広い部屋に引っ越そう、と部屋を探し始めて、今の住まいを見つけました」(諒さん)
関係性のステップアップを機に、今のお部屋で二人暮らしを始めたようだ。
部屋探しの条件は実にシンプル!ほぼエリアと予算だけで決定

2軒目の部屋は、1軒目の部屋と同じ最寄り駅のエリアで探した。学さんの実家から近く何かと便利。諒さんの職場にも近いということで選んだ街だ。
家賃の予算は12~14万円。以前の部屋にベランダがなかったことから、ベランダ付きで日当たりと風通しが良いことをこだわり条件として探していた。間取りや築年数、その他設備についてのこだわりはナシ。シンプルな条件だったからこそ、選択肢が広がりいい部屋が見つかりやすかったのかもしれない。
妥協した条件を伺うと、「クローゼットではなく押入れだったところは唯一妥協した点かもしれません」とのこと。


RoomClipなどで他の人のインテリアを見たり、DIYアイデアを参考にするのが好きだという諒さん。もともとの色があまり好みではなかったというキッチンのタイルには、ネットショップで購入したタイルシートを貼っておしゃれにリメイクした。


二人暮らしのキッチン雑貨もスッキリ!賃貸DIYで叶えるおしゃれ収納
こちらのお部屋でまず目に入るのが、キッチン横のディスプレイ。有孔ボードで作られており、雑貨はもちろん鍋敷きや栓抜きなどの日用品もおしゃれに掛けられている。


食器類はユニットシェルフへ。ダストボックスや台所のシンクと奥行きが揃っているため、見た目がスッキリとして見える。

寝室には諒さんの化粧品や二人の歯ブラシなど細かな日用品のストックを収納。ここで諒さんの細かな心配りが光る収納ワザが。

中身が見えないことで見た目がスッキリするうえに、ラベルシールを貼れば中に何が入っているかも一目瞭然だ。
「自分自身もわかりやすいですし、彼が日用品の位置をあまり把握していなかったりもするので(笑)。いちいち聞かなくてもどこに何があるのか分かるのですごくスムーズです」(諒さん)
自分さえ把握しておけば困らない一人暮らしとは違い、二人暮らしでは様々な認識を共有しておくことが大切になる。ラベルシールのような小さな工夫が二人暮らしを快適なものにしてくれるのだろう。
次ページからは、二人の円満の秘訣をご紹介!家事分担や生活費のやりくりなど、揉めがちなポイントを一体どのように乗り越えているのか。同棲を予定しているカップルは要チェック!
家事分担や生活費のやりくりは?円満の秘訣も紹介
ここからは、二人暮らしをする上でとくにモメやすい「家事・お金」のやりくりについて。二人暮らし歴約7年の学さん・諒さんカップルは、家事分担やお金の管理をどのようにしているのだろうか?
家事は二人で協力して効率よく終わらせる
諒さんが食事作りや買い出し・部屋の掃除を担当し、学さんはお風呂掃除・ゴミ捨てなどを担当。大まかな分担はあるものの、何よりも大切にしているのは、「平日お互いに仕事から帰ってきてから寝るまでの時間を使っていかに効率よく家事をこなすか」ということだそう。
「二人で一緒にのんびり休む時間を少しでも多く捻出するために、食器洗い、洗濯などの家事を二人で協力してやっています」(学さん)
平日、学さんの帰宅は深夜になることも多く、家事の分担も自然と諒さんのほうが多くなる。片方に負担が偏ることで不満は生まれないのだろうか?気になって聞いてみると……。
「私達はお互いのスケジュールを共有できるアプリを使っていて、彼の帰宅が遅くなる日や出張の日を事前に把握しているんです。そういう日は私も夕飯作りを休んで友達と外食をしたり、帰宅時間を気にせず遊んだりして、家事を一人でする割合が増えても負担に感じないように調整しています」(諒さん)
生活費は基本的に折半。月の初めに出し合う
家賃、光熱費、食費は基本的に折半。月の初めに出し合い、諒さんが管理。貯金はお互いの口座で別々にしているそう。
ある1ヶ月の生活費(二人分)
家賃:14万円
光熱費:約2万円
食費:約3万円
その他生活用品:約5000円
円満の秘訣は「溜め込まないこと」「一人の時間を大切にすること」
付き合い始めてから12年もの間一緒にいる学さん・諒さんカップル。当然些細な喧嘩はあったものの、同棲を解消しようと思ったことはないという。一体その円満の秘訣は……?
「不満があったら溜め込まず、その都度伝えることを大事にしています。あとは適度に一人の時間を取ることですね。仕事終わりに軽く飲みに行ったり、そういう時間も大切だと思います。そしてもし険悪な雰囲気になってしまったら、実家に帰る(笑)。実家の近くで部屋を探した理由も、実はそこにあるんです」(学さん)
「家事とか料理とか、お互いに苦手なことってあると思うんですが、『相手が苦手なことは自分がやればいい』くらいの心意気を持つことが大事かなぁと。あと、物の位置を決めて使ったものは元に戻す。些細ではありますが、こうしたことも円満の秘訣かなと思います」(諒さん)
どんなに仲の良いカップルでも、たまには一人になりたいこともある。学さん・諒さんも二人暮らしのデメリットに「(強いて言うなら)一人になりたい時になれないこと」を挙げていた。そんな時に一人になれる手段を持っておくことは長続きの秘訣かも。
また、相手が不得意なことは自分がカバーしようという考え方も見習いたい。そんな大らかな心持ちが、二人の暮らしをより一層穏やかなものにしているように感じられた。
学さん・諒さんカップルから学ぶ「快適な二人暮らしのコツ」まとめ
住心地の良い部屋を作っていた学さん・諒さんカップル。最後に、二人に学ぶ「快適な二人暮らしのコツ」をまとめておこう。
快適な二人暮らしのコツ
①.ラベルシールなどを活用して、物の置き場所を把握しやすい環境を作ろう
②.不満を感じたらその都度伝えよう
③.「相手が不得意なことは自分がカバーする」精神をお互いに持つことで、自然と思いやりが生まれる
「一緒に暮らし始めてから、いつも何かしら話すことがあってヒマな時間がないのが楽しい」と笑顔で話す二人。思いやりと工夫にあふれた二人だけの住まいは、優しい空気に包まれていた。
文・写真=編集部
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