同棲するなら1部屋? 2部屋以上? 二人のライフスタイルにあった間取り選びのコツ

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同棲する部屋の間取りを考えよう

悩むカップル
同棲に最適な部屋ってあるのだろうか

大好きな恋人と同棲するなら、どんな間取りの部屋を選ぶべきだろうか。お互いに快適な同棲生活を送るためには、一緒に長い時間を過ごすことになる部屋の選び方はがとても大切だ。

CHINTAIが同棲経験のあるカップルを対象に行ったアンケートでは、55%が「1LDK」もしくは「2DK」の間取りを選んでいることがわかった。

そこで今回は同棲カップルに人気の二大間取り「1LDK」「2DK」について、それぞれの特徴やメリット・デメリットなどを解説する。

同棲するなら1部屋? 2部屋? それぞれの特徴を考える

リビングルーム
まずは二人のライフスタイルや譲れないこだわりを知ろう

「私はいつも一緒にいたいと思ってるけど、彼は自分の時間も大切にしたい人……」
「2人とも趣味をお互いの趣味を大切にしてるから、物が多いんだよね」

などなど、お互いの生活スタイルの違いについては「いざ一緒に住む」というタイミングまで気づかなかったりするもの。価値観の違いをよく考えず、どちらか一方の理想だけで決めてしまうと、同棲生活に次第にストレスが生じてくる。最悪、別れの原因になってしまうかもしれない。

同棲をするカップルの多くが選ぶ1LDKと2DKの特徴について詳しく紹介していく。

ゆったりリビングでくつろげる「1LDK」

二人で過ごす空間が広い1LDK

1LDKのメリット

・広いリビング・ダイニングを確保できる
・一緒に過ごす時間が長くなり、絆が深まる
・仲直りのキッカケが多い

1LDKのデメリット

・個々が独占できるスペースが少ない
・収納スペースが少ない場合も

寝室が1部屋の「1LDK」がおすすめなのはどんなカップル?

1部屋タイプがおすすめなのは、ズバリ「ケンカや生活リズムの違いが少ない仲良しカップル」だ。

リビング・ダイニングは、食事をしたり、テレビを見たりと睡眠時間以外の大半の時間を過ごすことになる。2人で一緒の空間で過ごせば、絆も深まるだろう。ただし、個別の寝室がないので、ケンカした場合などに一人になれる空間がないのがデメリットともいえる。

なお、一方の帰宅が遅くなったり生活リズムが異なっている場合でも、玄関からリビングへ向かう動線上に寝室がない間取り、寝室とリビングが離れた間取りを選べば、相手を起こさず居間でゆっくりできるだろう。

それぞれの時間を大切にできる2DK

部屋でくつろぐ女性
一人の時間も大切にしたい

2DKのメリット

・それぞれが自分のスペースを確保できる
・生活リズムが違うカップルも、お互いを起こさずすむ
・収納が充実している場合が多い
・空間が仕切られているので使い分けがしやすい

2DKのデメリット

・二人で一緒にくつろげるスペースが狭い
・友人を招く場合などに使えるスペースが狭い
・「すれ違い」が起こる可能性も

寝室が2部屋の「2DK」がおすすめなのはどんなカップル?

2DKや2LDKタイプの部屋がおすすめなのは「それぞれ独立した個室を持ちたいカップル」だ。

「一緒に過ごす時間も楽しみたいけど、一人の時間も大切にしたい」というカップルや、仕事の都合で帰宅時間帯が異なるカップルなどは、寝室をそれぞれに確保すればストレスなく同棲生活を送ることが可能。

また居室が2部屋あれば、それぞれにクローゼットがついている場合も多い。お互いに荷物が多くてもしっかり収納できるだろう。

ただし、ダイニングスペースが狭いことで、二人で過ごすスペースが狭くなってしまうのがデメリット。二人がそれぞれの寝室で過ごすことで顔を合わせる機会が減り、ケンカしたときに仲直りするキッカケがなくなるといった実例も。

2DKでは自分の空間を充実させるのもいいが、2人で過ごすダイニングスペースを快適に過ごせるよう気を配ると、より円満な同棲生活が送れるはずだ。

他にもある!円満な同棲生活を送るための「レイアウト」

間取り図
間取りタイプだけでなく、生活動線やレイアウトなどの細部もチェックを!

ここまで「1LDK」と「2DK」の二つの間取りについて、それぞれデメリットとメリットを紹介してきた。ただし、同じ間取りタイプであってもレイアウトや構造は物件によって異なる。部屋を決める際は、忙しい毎日の生活を手助けしてくれる間取りかどうかをしっかり確認しよう。

同棲生活がラクになる!「家事動線」をチェック

キッチンやダイニング、洗面所などの水回りの配置は、家事をするうえで非常に大切。たとえば、洗濯機置き場からベランダまでの障壁が少ない、キッチンからダイニングまでが近いなど、家事動線が短いレイアウトの物件を選ぶことで、家事の負担が減りケンカの原因を軽減できるだろう。

「顔を合わせざるをえないレイアウト」がすれ違い防止に

2DKの間取りを選び、それぞれが自分の寝室を持つ場合。リビング・ダイニングなどの共有スペースを通らないと寝室に入れないような間取りを選ぶこともおすすめだ。顔を合わせる機会が増えるので、コミュニケーションがとりやすい。ケンカをしてもスムーズに仲直りができるだろう。

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文=やました なほ
広島在住の30代主婦見習い。アパレル販売員からライターへ転身した。パソコンオタクの外国籍パートナー、ビビリな靴下猫ちゃんの2人と1匹でゆるーく生活中。将来はパートナーと共に海外と日本を行き来する生活を送るのが夢。
Twitter:@ny_writer05

CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
不動産店舗での業務経験者、宅建試験合格者などお部屋探し分野のプロも活躍する編集部が、新生活に役立つ情報をお届けします。

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