引越し・転居予定の場合の履歴書の書き方。住所欄・通勤時間欄はこう書く!
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引越しを予定している場合、履歴書の住所欄はどう書くべき?
近いうちに引越し・転居をする予定がある場合、就職活動に使う履歴書の住所欄や通勤時間欄にはどのように記入すれば良いのだろうか。学生の就職活動やUターン・Iターン転職などの場合には、就職と同時に一人暮らしを始めたり、引越しをするという人も多い。入社と同時期に住所変更が生じるというのは、実は非常によくあることなのである。
そこで、ここでは引越しを前提に就職・転職活動をしている人、入社後の新居がすでに決定している人に向け、履歴書の書き方を紹介するので参考にしていただきたい。

【ケース別】引越し・転居予定の場合の履歴書の書き方
履歴書の書き方は、転居先が確定しているか、それとも未定かによって異なる。それぞれの履歴書の書き方をまとめたので、履歴書を作成するときの参考にしていただきたい。
引越し・転居予定の場合の履歴書の書き方:転居先が決まっている場合
転居先が確定していて新居に届く郵便物を受け取れるような場合、履歴書には新居の住所を記入しよう。すでに室内へ入室できる状態が整っていればベストだが、郵便物を確実に受け取れる状態になっていれば、重要な書類を受け取り損ねる心配はない。
一方、転居先は決まっているものの、前住人の退去前など、まだ新居で郵便物を受け取れないという場合は、履歴書の住所欄に現住所を記入すべきだ。そのうえで欄外に転居先住所と転居予定日を記入しよう。固定電話番号を記入する場合も同様で、現在の番号と転居先の番号を併記することで、連絡の行き違いを防げる。
引越し・転居予定の場合の履歴書の書き方:転居先が未定の場合
履歴書には転居先の住所を記入してアピールしたいところだが、転居先が未定の場合は新住所を履歴書に書くことはできない。このようなケースでは、まず住所欄に現住所と通勤時間を記入する。そして欄外に、採用確定後は引越しをする予定がある旨を記入しよう。
住む場所を具体的に決めているなら最寄りの駅名を記入しても良いし、目安となる通勤時間を記入しても良いだろう。引越しをする覚悟があるということが採用担当者に伝われば、志望度や熱意をアピールすることができるはずだ。

履歴書を書く際は「通勤時間」を正しく記入する
新卒などの採用活動を行う企業側は、履歴書に記された住所や通勤時間を確認して、会社への通いやすさをチェックする。県外からの応募というだけで拒絶されることはあまりないが、一般論として無理なく通勤できる時間の上限は1時間半程度とされている。あまりにも遠い場合、不採用の可能性が高くなってしまうだろう。
しかし、採用に有利だからといって嘘を書くことは厳禁だ。正しい通勤時間が書かれているかどうかは、比較的簡単に調べることができる。「適当な時間を書いている」と判断されてしまうと、信頼を得ることも難しくなってしまう。どうしてもその会社に就職したいのであれば、無理なく通える範囲の場所への引越しを検討しよう。
なお、通勤時間はインターネットを使えばある程度把握することができる。路線や駅名を入れて検索することで、おおよその通勤時間を知ることができるだろう。交通費の支給にもかかわってくるので、より正確な情報を履歴書に記入しておこう。

履歴書を正しく記入して、就職活動をスムーズに進めよう!

卒業・就職・転職を機に引越しを予定している人は、履歴書の記入の仕方によっては、採用担当者にアピールをすることができる。履歴書の住所欄・通勤時間欄はできるだけ具体的に記入して、就職活動をスムーズに進めていただきたい。
2021年6月加筆=CHINTAI情報局編集部