二人暮らしの街選びを成功させるコツって?同棲経験者のリアルエピソードを大公開

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二人にとって最適な街を選ぶには?

二人暮らしの部屋探しを成功に導く鍵は、実は街選びが握っている。家賃相場が二人の予算とマッチするかどうかはもちろん、それぞれの勤務先へのアクセス面や施設の充実度、さらには治安などなど、押さえておくべきポイントがたくさん!

ここでは、同棲経験のある先輩たちの声を参考に、住む街選びの流れとポイント、カップルがもめがちなケースとその解決方法をご紹介する。

二人にとって最適な街を選ぶには?
良い街に住むことができれば、二人暮らしも円満に!

住む街の決め方の流れとポイント

住む街を決める際の流れとポイントは以下の4つ。

①. 互いの希望の通勤時間を共有し、候補エリアをピックアップ

まずはそれぞれの職場にできるだけ近いエリアであることが、街選びにおける条件になるだろう。通勤時間が同じくらいなら、朝一緒に通勤したり、帰りに駅で待ち合わせたり、ってこともしやすいもんね。どちらか一方だけが通勤の負担を感じるような街選びは、二人の今後の関係性を維持するためにも避けたいところだ。

②. 予算と家賃相場を照らし合わせながら、エリアを絞っていく

いくらアクセス抜群でも、予算を上回る物件ばかりのエリアだと選択肢がぐっと狭まる。通いやすさと支払える家賃から互いに候補をリストアップし、両方の条件に合うところを選ぶ方法が現実的。予算を上げるか、アクセス面を妥協するか。二人の意見を一致させながら街を絞ろう。

③. 実際に歩き比べて、利便性・雰囲気・治安をチェック

候補の街を3つ程度まで絞り込めたら、実際に二人で訪れてみよう。コンビニや街灯の数、物価など、生活者目線で歩くことがポイント。住んでから後悔しないよう念入りに! そして周辺環境に求めるものについてもすり合わせが大事。静かな環境がいい、帰りがけに立ち寄れるような飲食店名や商店街は必ずあってほしいなど、街の様子を見ながら相談しておこう。

同棲経験ありの先輩に聞いた! 住む街選びで重視したこと・もめた時どうした?

ここからは、同棲の先輩がどんなポイントを重視して街を選んだのか、またもめたケースと解決方法を紹介していく。「住む街を選ぶ際に重視したことはなんですか?」という質問に対する、先輩たちの回答はこちら!

同棲経験ありの先輩に聞いた「住む街選びで重視したことは?」という質問にたいする回答結果は、「交通の便の良さ」が37%、「家賃相場が条件に合う」が34%、「お互いの職場の中間地点であること」が34%、「スーパー・コンビニが多い」が26%、「治安が良い」が22%、「生活必需品がそろいやすい」が14%、「自分もしくは相手の実家に近い」が11%、「昔住んでいたなど馴染みがある」が9%、「飲食店が多い」が8%、「子育てのしやすさ」が7%という結果に
交通の便の良さや家賃相場が適切だった、という意見が多い。利便性・合理性重視のカップルが多いみたい!

先輩カップルが街選びで最も重視したポイントの1位は「交通の便が良い」こと。「お互いの職場の中間地点であること」が、「家賃相場が条件に合う」と並んで2位なので、街選びについては皆さん合理的な理由で選んでいるのがわかる。「治安の良さ」は街の雰囲気における重要なファクター。できれば日中だけでなく夜間の雰囲気も確認しておきたいところだ。

もめがちなケースとゆずり合いのポイント

ここではカップルが住む街を決める際にもめやすい典型的なケースをご紹介。上手にゆずり合うためのポイントも解説する。目的があるからこそ真剣な話し合いができるというもの!

CASE1.お互いの通勤先が離れている

ゆずり合いのポイント

・希望の通勤時間を共有し、中間地点を探る
・始業時間、残業の多さを考慮する

お互いの勤務先が離れていると、中間地点を探すのはなかなか難しい。単純な距離だけでなく、電車の乗り換えのしやすさ、急行や快速の本数などを綿密に調べておこう。

そして、始業時間が早い方、残業が多い方の勤務先に近い街を選ぶなど、相手への配慮が円滑な街選びのポイントだ。早く帰れる方が夕食の準備をするなど、二人暮らしを始めてからの役割分担も思い描いて!

先輩カップルの声 「私たちは、こう乗り越えました!」

遅延の頻度が高い路線を使うのはどちらか、など、互いの通勤の負担を整理し、より大変なほうの会社に近い駅を選びました (女性・35歳・神奈川県)

通勤の面では私のほうが優遇されていますが、相手が休日によく行く場所に近い街なのでプラマイゼロ。互いに何かしらのメリットがあるように決めました (女性・28歳・大阪府)

CASE2.お互いに街の好みが食い違っている

ゆずり合いのポイント

・デートがてら、お互いの住みたい街に二人で足を運ぶ
・どちらかが折れ、その分他の条件でワガママを通してもらう

いくつか候補となる街が挙がったら、実際に駅周辺などを(気になる物件があれば、そこから最寄り駅までの経路を)二人で歩いてみる。男性と女性では同じものを見ても感じ方が違うもの。一緒に歩くことこそ、街の好みをすり合わせる確実な方法だ。

休日に二人そろってデート気分で街散策……ももちろんいいが、生活をイメージするためにも朝と夜の通勤時間帯に訪れるのがベターだろう。

先輩カップルの声 「私たちは、こう乗り越えました!」

デートがてら候補の街を歩きました。有名スポットだけでなくスーパーやコンビニなどにも寄ったことで、そこでの生活イメージが具体的に。最終的には互いに納得できました (男性・31歳・兵庫県)

住む街に対して求める条件をベスト3まで出し合い、共通している項目だけは妥協しないように決めました(男性・31歳・福岡県)

住む街選びはココもチェック!

一人で入れる施設・場所の有無

一緒に暮らせば言い争いの一度や二度はあるもの。そんなとき、近くに一人になれるカフェや図書館などの場所があれば便利。頭を冷やすだけでケンカが丸く収まるかも。

近隣の治安

街選びの基準で「治安の良さ」は大事な視点。夜な夜な人が集まる公園などが近くにないか、街選びの段階でチェックしておきたい。最寄り交番の犯罪発生件数も参考になる!

ゴミの収集日

二人で暮らすと、ゴミの量が一気に増える。ゴミの収集日・時間が生活リズムに合っているかも確認しておこう。同じ条件の物件で迷ったら、こうした観点で比較するのもアリ。

二人にとって最適な街で暮らそう!

どんな街に暮らすかで生活は様変わりするため、二人暮らしをする街選びは重要なポイントだ。住む街選びで大切なのは、やはり二人でしっかりと話し合うこと。この記事で紹介した内容も参考にしつつ、二人が納得できるベストな街で暮らしてほしい。

※アンケート調査について
調査方法:インターネット調査
調査時期:2018年3月
調査対象:恋人との同居経験がある全国の男女・20歳~39歳
調査人数:400人(男200人/女200人)

文=田端邦彦(アクトスリー)

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※「CHINTAI2018年6月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています

CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
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