ペット共生マンションって実際どうなの？ 「Ｗｉｚ Ｂｏｘ ０１」の住人に話を聞いてみた

ケガや運動不足とは無縁のペット共生マンション「Ｗｉｚ Ｂｏｘ ０１」。実際部屋のなかはどんな設備が整っているのだろうか？　猫との暮らしを楽しむ入居者にこの物件の魅力について聞いてみた

ペット共生賃貸物件「Ｗｉｚ Ｂｏｘ ０１」

宮城県にあるペット共生賃貸物件「Ｗｉｚ Ｂｏｘ ０１」

Ｗｉｚ Ｂｏｘ ０１のお部屋

ペット共生物件「Ｗｉｚ Ｂｏｘ ０１」の一部屋の間取図

家賃：６７，０００円
間取り：１Ｋ＋ロフト（２９．７㎡）
物件名：Ｗｉｚ Ｂｏｘ ０１
所在地：宮城県仙台市
構造：木造２階建て
築年数：１２年
戸数：１０戸
設備：ペットドア、キャットタワー、キャットウォーク、リードフック、足洗場、収納付き固定階段、独立洗面台、ＢＳアンテナ、温水洗浄便座

十分な広さと設備が猫との生活を充実させる

Ｗｉｚ Ｂｏｘ ０１の各部屋には豊富な収納が設けられている。おかげで棚のスペースに余裕が生まれ、猫が自由に通り抜けできる

Ｗｉｚ Ｂｏｘ ０１の一室。備え付けのキャットタワーとキャットウォーク

コンセントが高いところに付いているため、猫が引っこ抜くことがなく安心

ロフトへ上る階段は収納を兼ねている。猫の運動スペースにもなる

広いロフトスペース。猫たちもキャットウォークから上がってこれる

ペット共生マンション「Ｗｉｚ Ｂｏｘ ０１」でのびのびと暮らす２匹の猫

空前のペットブームが到来している昨今。人だけでなくペットも快適に暮らせる賃貸物件が登場している。仙台市にあるペット共生物件「Ｗｉｚ Ｂｏｘ ０１」は、１階の全室にペットドア、キャットタワー、キャットウォーク、玄関には足洗い場とリードフックが付いており、ペットとの快適な暮らしをサポートする設備が整っている賃貸物件だ。

部屋数は１０戸。ロフトと収納付き固定階段が備わっている。相当居心地の良い物件なのだろう、入居者の多くが７～８回更新を繰り返しているという。そんな物件に愛猫のそぼろとたまちゃんの２匹と一緒に暮らすＡＩさんに部屋の決め手、ここに住むメリットを聞いてみた。

「以前住んでいた部屋はあまり広くなく、２匹が走り回れるような環境ではありませんでした。自分で設置したキャットタワーはあまりにも頼りなく、どこか窮屈そうでかわいそうに思っていたんです。でもこの部屋は広さもあるし、何よりキャットタワーとキャットウォークが備え付け。運動不足にもならないし、まさに猫のための物件だと思って即決しました」

高い天井に張り巡らされたキャットウォークが２匹のお気に入り。引越してまだ日は浅いが、以前よりも運動ができるようになったおかげか、２匹とも少しスリムになってきたという。さらに、以前はストレスから網戸に穴をあけられていたそうなのだが、この部屋では思いっきり遊べるおかげかそういった行動もなくなった。

猫に優しいポイントは他にもたくさんある。例えばコンセントは足元ではなく高い位置にあり、外出時にコードにイタズラをして火事や事故につながる心配がない。他にもロフトへと続く階段は滑り止め付きで安心だ。

「豊富な収納もうれしいです。外に出しておく物が少ないので毛の掃除も楽ですし、物の誤飲なども心配ありません」

これらの多くは、人にとってもありがたい設備。ＡＩさんはこの物件に住んでから、「ペットが暮らしやすい物件は人にも優しい」と感じているという。ただし、設備が充実している分、家賃は周辺相場よりも少し高めだ。

「少しでも猫たちと一緒にいたいから、家で過ごす時間が長くなっているんです。平日は仕事が終わったらすぐに帰ってくるようになったし、休みの日も一緒にお昼寝しています。そう考えると、少しくらい家賃が高くても許容範囲。結果的には良かったかな」と納得している。加えて他にも生活が好転したことがあるという。広くて清潔感のあるこの部屋の環境を保つべく、こまめに掃除をするようになったそうだ。

猫たちだけでなく、そこに住む人の暮らしをも豊かにしてくれる。それがペット共生物件の魅力なのだろう。この物件はこれからも、人とペットの楽しい生活を支え続けていきそうだ。

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文＝笹林 司
写真＝阿部昌也

※「ＣＨＩＮＴＡＩ２０１７年１２月号」の記事をＷＥＢ用に再編集し掲載しています
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