不動産会社へ行く前に準備すべき6つのステップ|お部屋探しのプロが解説

部屋探しをする際、「とりあえず不動産会社に行ってみよう」と考える人も多いだろう。プロに直接相談することで、自分たちでは気づけなかった良い物件に出会えることもたくさんある。
理想の部屋をスムーズに見つけるためには、訪問前に「希望条件や状況の整理」をしておくことが重要だ。そこで今回は「お部屋探しのプロ」であるエイブル安佐南店の中村店長のアドバイスを交えながら、不動産会社へ行く前にやっておくべき6つの準備事項を紹介する。
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不動産会社に行く前の「6つの準備」で理想の部屋が見つかる
準備や予約をせずに不動産会社を直接訪問すると、混雑状況によっては十分な案内時間を確保できなかったり、条件が絞りきれずに迷ってしまったりすることがある。また、二人暮らしやルームシェアの場合は、店舗で意見が割れてしまうケースも少なくない。
より良い提案を受け、スムーズにお部屋を決めるために、以下の6つのSTEPで準備を進めよう。
STEP1:今の住まいの不満をリスト化し、「必須条件」と「妥協点」を分ける
「収納が少なくて片付かない」「壁が薄くて音が気になる」など、まずは現在の家の不満をリストアップしてみよう。「なぜ引越したいのか」が明確になれば、次の部屋で重視すべきポイントが見えてくる。また、不満な点を不動産会社の担当者に伝えることで、「それならこの設備や条件の物件が良いですよ」とプロ目線での的確な提案がもらいやすくなる。
駅近、築浅、広さ、最新設備など、すべての希望を満たす物件に出会うのは難しく、条件を足していくと予算を超えてしまうケースが多い。希望条件を洗い出し、「絶対に譲れない条件(MUST)」と「妥協してもいい条件(WANT)」に優先順位をつけよう。
ご来店前に「絶対に譲れない条件ベスト3」を挙げてきていただけると、スムーズにご提案できます。またカップルやご友人同士の場合は、「どこなら妥協できるか」という落としどころまで話し合っておいてもらえると安心です。意見が食い違っている場合でも、プロの目線で中間地点を見つけるご提案をいたします。
STEP2:無理のない「家賃・初期費用」の予算を把握する
手取り収入から逆算して、現実的な家賃の上限を決めておこう。家賃の目安は「手取り収入の3分の1以下」に抑えるとよい。また、家賃だけでなく、契約時にかかる初期費用や引越し代などのトータル予算も把握しておく必要がある。初期費用の目安は以下を参考にしてほしい。
二人暮らしの場合は、どちらがどれくらい負担するのか、折半か収入に応じた割合かなども事前に決めておくとスムーズだ。
初期費用の相場は「家賃の4〜6ヵ月分程度」が目安です。予算が厳しい場合は、「初期費用を抑える交渉」や「フリーレントを付けてもらう交渉」など、不動産会社ならではの調整も可能です。お気軽にご相談ください。
STEP3:不動産会社が知りたい「パーソナルな情報」を整理する
お部屋の提案や入居審査をスムーズに行うため、不動産会社は家賃や間取りの条件だけでなく、お客様のパーソナルな状況を確認する。以下の情報をしっかりと伝えられるよう整理しておこう。
- 引越しの理由:進学、就職、同棲、更新のタイミングなど
- 引越しの希望時期:いつ頃までに引越したいか
- 現在の職業:学生、会社員など ※審査に必要な情報となる
- 連絡のとりやすい時間:日中は電話に出られないなど
お部屋の申し込みから1ヵ月以内には家賃が発生するため、引越し希望が数ヵ月先であっても大家さんに家賃の発生を待ってもらうことはできません。そのため、入居希望時期より早すぎるご来店には注意が必要です。「〇月までに引越したい」というスケジュール感はお早めにお伝えください。
STEP4:目的に合わせて「訪問する不動産会社」を選ぶ
希望条件と情報が整理できたら、CHINTAIなどのポータルサイトで下調べをしつつ、訪問する不動産会社を選ぼう。不動産会社には大きく分けて2つの種類があり、目的に合わせて選ぶのがおすすめだ。
多店舗展開型(チェーン店)
取り扱い物件数が多く、他店と連携して広いエリアで探すことができる。住みたい部屋の条件が決まっており、広い範囲で探したい人におすすめ。ブランド力やサービスに対する安心感も特長。
地域密着型
昔からその地域に根付いて営業しているため、地元の大家さんとの繋がりが強く、ネットにはないディープな周辺情報をたくさん知っている。住みたい街がピンポイントで決まっている人におすすめ。
STEP5:店舗へコンタクトを取り「来店予約」をする
気になる物件が見つかったり、不動産会社が決まったりしたら、メールや電話でコンタクトを取り「来店予約」をしよう。好条件の物件は人気が高いため、迷っているなら早めの行動がカギとなる。
特に部屋探しの繁忙期(1~3月)は、店舗のスタッフが来店客の対応に追われ、メールを頻繁に確認できないケースがある。急いで探している場合は、電話で直接やり取りをして下見の日取りを決めるのが確実だ。
ネットで事前に調べるのは大切ですが、条件をガチガチに固めすぎないこともコツです。ご予約のうえ不動産会社に来ていただいた方が、「ここで決まると思っていなかった」というような、意外な良物件に出会えるケースもたくさんあります。
STEP6:当日の持ち物と「マナー(身だしなみ・態度)」を確認する
当日スムーズに内見や申し込みに進めるよう、持ち物や必要な情報を整理しておこう。
当日持参すると安心な「持ち物」
- スマートフォン:メモや内見時の写真撮影に必須
- メジャー:部屋の採寸用
- 身分証明書:マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど
- 印鑑(認印):申し込み手続き時に使用する場合あり
- 収入証明書のコピー:源泉徴収票など(※後日提出でも可)
内見後に気に入った物件があり、そのまま入居申し込みを行う場合に備えて、身分証明書や認印を持参しておくと手続きがスムーズだ。
事前に整理しておくべき「必要な情報」
- 手持ちの大型家具・家電の寸法を測っておく
- 自身の勤務先情報(住所、電話番号、年収など)をメモしておく
- 連帯保証人を決めておく(事前に相談しておく)
- 親の承諾を得ておく(学生や未成年、同棲カップルの場合)
内見時は部屋に家具がないので広く見えますが、実際に物を置くと狭く感じることがあります。手持ちの家具などが置けるかどうかも測っておくといいです。また、ご実家暮らしの若い方や同棲カップルの場合、事前に「親御さんの許可」を得ておいてください。後から親御さんに反対されてキャンセルになる…… というケースも存在するのです。
連帯保証人について詳しくはこちら
不動産会社を訪れる際のマナー
忘れがちなのが、訪問時の「マナーと身だしなみ」だ。不動産会社は、単にお部屋を紹介するだけでなく「大家さんにお客さまを紹介する」という役割も担っている。
スーツなどのフォーマルな服装で行く必要はないが、だらしない服装や、威張った態度・失礼な言葉遣いをしてしまうと、「共同住宅のルールを守れない人なのでは?」と不安を与え、仲介を断られてしまう可能性がある。「お部屋を一緒に探してもらう」という前向きで節度ある姿勢を心がけることで、不動産会社も自信を持って大家さんに紹介できるため、結果的に良いお部屋にめぐり合いやすくなる。
Q&A
Q1: 不動産会社に行くタイミングは、いつがベスト?
A1:「引越し希望日の1ヵ月半前」を目安に訪問するのがオススメ。早すぎると気に入った物件があっても入居日まで仮押さえしておくことが難しく、逆に遅すぎると入居審査や手続きが間に合わなくなる可能性がある。引越し予定日から逆算して、適切なタイミングで来店予約をしよう。
Q2:内見ではどんなポイントをチェックすべき?
A2:メジャーで実際の寸法を測ったり、コンセントの位置を確認したりするのはもちろん、日当たりや防音性などもチェックしておきたい。室内だけでなく、ゴミ置き場やエントランスといった共用部分の清潔さ、さらには昼夜の周辺環境(治安や騒音)なども、実際に自分の目で見てしっかりと確認しよう。
まとめ
不動産会社を訪問する前には、「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」の優先順位をつけ、無理のない予算と引越しの希望時期を把握しておくことが重要だ。さらに、ネットでの下調べや今の家の不満点を整理し、事前の来店予約で希望条件を伝えておけば、お部屋探しは劇的にスムーズになる。
当日に必要な持ち物や、家具の寸法、親の承諾などの情報もしっかりと揃えて、理想のお部屋探しをスタートさせよう。








