広島市安佐北区「可部」の住みやすさは?交通・買い物・治安・子育て環境を解説

広島市安佐北区の可部は、市街地からは離れた山際のエリアでありながら、スーパーや飲食店が充実し、暮らしやすい街だ。
可部駅・河戸帆待川駅の2駅を中心に、郊外らしい落ち着いた住環境と、生活に困らない商業施設の充実ぶりを兼ね備えている。
本記事では、可部エリアの交通アクセス、買い物・飲食事情、医療・子育て環境、治安、家賃相場まで、実際の暮らしやすさを解説。
可部エリアの住環境が気になっている方は、ぜひ参考にしてほしい。
このページの目次
可部ってどんな街?

可部は広島市街地から離れた山際のエリア、安佐北区に属する街だ。
エリア内にはJR可部線可部駅・河戸帆待川駅の2駅があり、郊外ながら商業施設が充実し、賑わいを見せている。
可部エリアの特徴
可部は広島の中心部(中区・南区)や広島駅からは離れた場所に位置するエリアだ。
ただし、JR可部線で中心部とつながっており、行き来はしやすい。そのうえで郊外ながら商業施設が豊富に揃っているのが特徴だ。
生活必需品の買い物はもちろん、飲食店や娯楽施設も一通り揃っているため、可部エリア内だけで生活のほとんどが完結できる。
一方で郊外らしい豊かな自然や落ち着きも残っており、格安スーパーをはじめとする郊外ならではの魅力も豊富で、暮らしやすさを感じやすい街といえる。
実際、休日になると広島中心部や隣接する安佐南区から可部へ買い物に訪れるファミリー層も多く、都会的な利便性を兼ね備えた郊外エリアとしての側面がある街だ。
可部駅・河戸帆待川駅の特徴
可部エリアはJR可部線が通っており、可部駅と河戸帆待川駅の2駅がある。両駅はエリア内において、それぞれ異なる役割を持つ。
可部駅はエリアの主要駅。駅前ロータリーには多くのバスが行き交い、可部エリア内の目的地へ向かう起点として利用されている。
駅周辺は落ち着いた雰囲気で、飲食店がいくつか並ぶ程度だが、駅自体は大きく整備が行き届いているため利用しやすい。
なお、可部エリアは徒歩での散策には広すぎるため、移動には電車やバスの活用がおすすめだ。
河戸帆待川駅は住宅街の中に溶け込むように位置する、こぢんまりとした駅だ。
駅自体の規模は控えめだが、近くにはスーパーやホームセンター、飲食店が並ぶお買い物エリアのちょうど中心に位置しているため、利便性が高い。
可部の住みやすさの総合評価
可部エリアは、郊外らしい落ち着きと商業施設の充実ぶりを兼ね備えた街だ。
ここからは暮らし方のタイプ別に、可部がどの程度おすすめなのかをチェックしておこう。
総合評価
可部エリアは広島市街地からは離れているものの、JR可部線と充実した商業施設によって、郊外ながら暮らしやすさを感じられるエリアだ。
特にファミリー層やシニア世帯にとってはおすすめの環境だ。その一方で、単身層や娯楽重視の暮らしを求める人にはやや物足りなさを感じる面もある。
| 入居者タイプ | おすすめ度 | 一言コメント |
|---|---|---|
| ファミリー | ◎ | 生活に必要な施設がエリア内で完結し、子育てしやすい環境 |
| シニア世帯 | ◎ | 賑やかすぎず、2駅・バスで移動もしやすい落ち着いた環境 |
| 単身・DINKS | △ | 家賃は抑えめだが、中心部への通勤や賑わいを求めるにはやや不便 |
| 車なし生活 | △ | バスで可部エリア各地へのアクセスは可能だが、車があるとより便利 |
| 静かな環境重視 | 〇 | 郊外らしい落ち着いた雰囲気で、静かな暮らしを実現しやすい |
| 娯楽を重視 | △ | 夜間の娯楽は少なく、夜間の外出・娯楽などは他エリア頼み |
可部はこんな人におすすめ
可部は、以下のような方におすすめできる。
- 混雑や騒音を避け、静かなベッドタウンで暮らしたい方
- 落ち着いた環境で暮らしたいが、生活利便性は確保したい方
- 市街地へのアクセスなど交通の便には多少目を瞑り、 、そのぶん家賃は抑えたい方
- 子育て環境(学校・保育園・公園など)を重視したい方
- 夜の外出や娯楽より、日中中心の生活充実度を高めたい方
- 近場で買い物が完結する快適さを重視したい方
- 車があり、多少の移動は苦にならない方
可部の住みやすい点

可部は、郊外らしい落ち着いた住環境を保ちながらも、機能面では都会的な利便性を備えているのが魅力だ。
ここでは、可部の暮らしやすさをチェックしてみよう。
郊外らしい落ち着いた住環境で家賃も抑えめ
可部は広島市街地から離れた郊外に位置するぶん、家賃相場も抑えめだ。
実際、可部に隣接する緑井エリアと比較しても可部の家賃はさらに低く、広島市中区と比べればその差はより明確になる。
また、郊外らしく人口密度も低いため、住宅街は静かで落ち着いた雰囲気が保たれている。
家賃を抑えつつ、静かな環境で暮らしたい方にとって、可部は魅力的な選択肢といえる。
山際エリアながら商業施設が充実
可部は安佐北区に位置している。広島市安佐北区は周囲に山が多く、いわゆる可部も「山際エリア」に該当する。
しかし実際には、複合商業施設や飲食店が立ち並び、豊かな生活利便性を備えたエリアとなっている。
エリア内には国道54号線(可部バイパス)と国道183号線という2本の主要道路が走っており、沿道にはロードサイド型のチェーン店が並ぶ。
国道を外れた地区にも施設や店舗が点在しており、山際という立地からは想像しにくいほど商業施設の充実しているという特徴がある。
そのため、一般的に想像される郊外とはやや雰囲気が異なり、このエリアだけで生活が完結するのが嬉しいポイントだ。
平地が多く暮らしやすい地形
次は、郊外でありながら平地が多い点だ。
可部は山際エリアであるものの、山岳道のような起伏の激しい道が多いわけではない。川沿いには土手道もあり、自転車での移動もしやすい地形となっている。
エリアが広いためすべてを徒歩で賄うのは難しいが、バスなども利用すればさほど移動には困らない。
自転車や車といった移動手段を持っていれば、平地の多さがそのまま暮らしやすさにつながるエリアといえる。
自然環境が豊か
安佐北区は山地が多い一方、「太田川」や「根谷川」などの川沿いには低地が広がり、豊かな自然環境に恵まれた区として知られている。
可部エリアはちょうどこれらの川が合流する地点に位置しており、坂道の少ない平坦な地形と相まって、川沿いは歩きやすい環境が整っている。
河川敷や川の周辺は雑多な印象もなく、一部では保育施設もあり、落ち着いたのどかな雰囲気が広がっているのが特徴だ。
その他、可部エリア内の住宅街には公園も点在。これらの公園は緑が多く、郊外らしいゆとりのある広さが確保されている。
子どもが体を動かして遊べる場所や散策にも困らないため、自然の豊かさも可部の住みやすさを支えているポイントだ。
可部の住みにくい点

可部の住みやすさを支える魅力の裏側には、そのまま住みにくさにつながる面もある。
ここでは、可部で暮らすうえで気になるポイントを3つにまとめて解説。1つずつ見ていこう。
交通量・渋滞
上記で述べたように、可部エリアには国道54号線(可部バイパス)と国道183号線という2本の主要道路が通っており、交通量は多めだ。可部全体として車移動が主流なことに加え、市中心部へ車通勤する住民も多いため、朝夕の時間帯を中心に渋滞が発生しやすい点はあらかじめ念頭に置いておきたい。
そのため可部で暮らす場合は、通勤・通学の移動手段をあらかじめ考えておこう。
交通渋滞を避けた土地や、国道を利用せず電車を移動手段とするなど、自身のライフスタイルに合ったエリア選びを意識すると良いだろう。
山際エリアの土砂災害リスク
可部は商業施設が充実し賑わいのあるエリアだが、山際に位置する土地であることに変わりはない。
そのため、物件によっては土砂災害警戒区域に該当するエリアもある。住まい選びの際はハザードマップでの確認をおすすめしたい。なお、可部エリアのハザードマップの読み取り方、災害リスクについては記事後半でまとめているので、あわせてチェックしておこう。
また、大雨の際は川沿いの橋が迂回路の対象となることもあり、通行止めや迂回による混雑が発生しやすい点にも注意だ。
こうしたリスクは、可部で物件を探すうえで頭の隅に置いておきたいポイントの一つである。
市街地までの距離は遠め
可部から広島市中心部(中区)へ出るには、バスや電車といった手段があるが、いずれも小一時間ほどかかる。
車でアクセスする場合も時間は同等にかかり、、途中の安佐南区との交差エリアでは、両地区からの交通量が一気に増え渋滞しやすいため、決して利便性が高いとは言えない。
通勤・通学はもちろん、ちょっとしたお出かけや日常の買い物まで市街地に気軽に足を運びたいという方には、可部はやや不向きなエリアだ。
市街地までの物理的な距離や移動時間が、住みにくさにつながる可能性がある。
可部周辺の家賃相場
可部周辺の家賃相場を紹介する。
間取り別家賃相場
可部の家賃相場は以下の通りだ。
| 間取り | 家賃相場 | 家賃の範囲 |
|---|---|---|
| ワンルーム | 4.4万円 | 2.8万~6.0万円 |
| 1K | 3.1万円 | 2.1万〜3.4万円 |
| 1DK | ー | ー |
| 1LDK | 5.6万円 | ‐ |
| 2K/2DK | ー | ー |
| 2LDK | 5.7万円 | 4.6万〜6.9万円 |
| 3K/3DK | ー | ー |
| 3LDK | 4.6万円 | ‐ |
※「ー」は物件数の関係で未算出
近隣・市街地との比較
可部南の家賃相場は4.6万円で、隣接する緑井(6.8万円)や八木(5.0万円)と比較しても低めの水準にある。
広島市中区の土橋町(7.3万円)・舟入町(7.6万円)と比べると、その差はさらに大きく、可部南は近隣エリアの中でも家賃を抑えて暮らしたい方に適した立地といえる。
| エリア | 家賃相場 |
|---|---|
| 可部南 | 4.6万円 |
| 緑井 | 6.8万円 |
| 八木 | 5.0万円 |
| 土橋町(広島市中区) | 7.3万円 |
| 舟入町(広島市中区) | 7.6万円 |
出典:広島市安佐南区の家賃相場情報(2026年9月時点)
出典:広島市中区の家賃相場情報(2026年9月時点)
交通・アクセス

可部エリアは、郊外にありながら電車・バス・車と複数の移動手段が揃っているのが特徴だ。広大なエリアではあるものの、バスを利用すれば地域内の移動にも不自由は少ない。
ここでは、それぞれのアクセス方法を詳しく見ていこう。
電車
可部エリアの主要な交通手段はJR可部線だ。
可部線とは横川駅(広島市西区)からあき亀山駅までを結ぶ路線で、可部駅・河戸帆待川駅もこの沿線にある。単線区間でありながら運転本数が多いのが特徴で、可部駅から広島駅までは乗り換えなし、所要時間は35〜40分ほどだ。
なお、単線という構造上、踏切のトラブルなどが原因で遅延が発生することもある。
通勤・通学で利用する場合は、JR西日本の運行情報を事前にチェックしておこう。
バス
可部エリアはバス路線も充実しているのが特徴だ。
可部駅前からは、緑井・古市(安佐南区)さらに横川(西区)を経由して、広島バスセンター(中区)や広島駅方面へ向かう路線バスが直通で運行されている。
このように、可部から広島中心部へアクセスする際はバスも便利な選択肢となる。 駅から離れた場所や電車の運行時間帯によっては、貴重な移動手段として重宝するだろう。
さらに可部駅前を起点に、桐陽台・大林車庫方面、安佐市民病院方面、中深川方面など、可部エリアの奥やその先の郊外へ向かう支線バスも数多く運行されている。
可部は単なる通過点ではなく、周辺エリアへのバスの結節点としても機能しているエリアだ。
電車とバス、双方の選択肢があることで、車を持たない暮らしでも移動に困りにくい。
車・高速道路
可部エリアは、可部街道や国道54号(可部バイパス)が通っており、車での移動もしやすい。
郊外エリアのため広島市街地ほど交通量が多いわけではなく、普段あまり運転しない人でも比較的走りやすいと感じるだろう。
国道54号はそのまま北上すると三次市・島根県松江市方面へとつながっており、遠方へのドライブや帰省にも便利だ。
また、安佐南区には広島JCT、安佐北区には広島北JCTがあり、広島自動車道を経由して中国自動車道や山陽自動車道へのアクセスも可能だ。
買い物・飲食店事情

可部は郊外エリアでありながら、日常の買い出しに必要な商業施設が揃っている。
飲食店もバリエーションが多く、特にスーパーは複数の店舗が営業しているため、生活スタイルに合わせて店舗を選べるのも魅力の一つといえる。
ここでは、可部エリアの買い物・飲食事情を詳しく解説する。
スーパー・ショッピングモール
可部エリアには、「エブリイ」や「ラ・ムー」をはじめ、「マルナカ」「フレスタ」「サンリブ」「アルゾ」といったスーパーが幅広く揃っている。さらに、可部に本店を構え安さに定評のある「ノムラストアー」もあり、地域住民から高い人気を集めている。
休日には隣接する安佐南区エリアから買い物にやってくる住民の姿もあり、可部エリアでは全体的に生活必需品の買い物に困ることは少ない。
節約を重視するなら格安スーパーを、品揃えの豊富さを重視するなら地元チェーンをと、目的やその日の生活スタイルに合わせてスーパーを選べる環境が整っているのも可部の魅力だ。
ドラッグストア・コンビニ
可部南エリアは、実はドラッグストアの激戦区だ。
「ウォンツ」「コスモス」「ウエルシア」といった大手チェーンに加え、2025年には9時〜24時営業の「ザグザグ可部南店」もオープンし、道路沿いに複数の大型ドラッグストアが立ち並ぶ状態になっている。
店舗間での価格競争が働きやすいため、日用品や医薬品を安く買いたい人にとっては嬉しいエリアといえる。
コンビニも、国道54号・183号線などの大きな道路沿いに数多く点在している。
「郊外だから店舗が少ないのでは」というイメージとは裏腹に、日常のちょっとした買い物や急な用事にも十分に対応できる環境が整っている。
飲食店・カフェ
可部エリアには数多くの飲食店があり、ジャンルも幅広い。飲食店・カフェ選びには困ることは少ないだろう。
これは、可部そのものが広いことも理由の一つだ。ただし、これらの店は一部のエリアに固まっているわけではなく、可部全体に点在している。
そのため、駅前や幹線道路沿いだけでなく、暮らす場所によって出会える店も変わってくる。
ジャンルも和食・中華・洋食・カフェと豊富で、古民家をリノベーションしたカフェや個性的な一軒も見つかる。住みながら街を散策して自分だけの行きつけを見つけていくといった暮らし方も可能だ。
医療・子育て環境

可部エリアは、医療機関から保育・教育施設、公園まで、子育てに必要な環境が一通り揃っている。
ここでは、可部の医療・子育て環境を項目別に紹介する。
医療機関
可部エリアの医療体制は、この数年で大きく再編された。
2022年にはそれまで可部南にあった「安佐市民病院」がJRあき亀山駅隣の亀山南エリアへ移転。「北部医療センター安佐市民病院」として高度急性期・災害拠点機能を備えた広域基幹病院に生まれ変わった。
一方、旧病院跡地(可部南)には「安佐医師会病院」と「可部夜間急病センター」が開設。住民が日常的にかかる医療機能や、夜間の急病対応はこのエリアに残された形だ。
さらに可部駅周辺には内科・小児科などの個人クリニックも複数あり、身近な医療から高度医療まで、段階に応じた医療機関を選べる環境が整っている。
教育施設
可部エリアは、保育園・幼稚園から小中学校・高校まで教育・保育施設が整っている。
「可部保育所」や「可部ひかり保育園」、「可部ふたば幼稚園」など認可保育園・幼稚園も複数実在し、私立保育園・幼稚園も充実。安佐北区は広島市の待機児童ランキングでも例年レベルで推移しており0人、市内では比較的保活がしやすいエリアだ。
小中学校は「可部小学校」「可部中学校」があり、高校では「太田川」沿いの寺山地区に「県立可部高等学校」がある。全日制・定時制の両方を備える公立校として地域に根付いている。
公園・子どもの遊び場
可部エリアは公園の数が多く、規模も広めなのが特徴だ。
中でも「可部運動公園」は、野球場やテニスコート、卓球場、多目的スポーツ広場を備えた本格的な運動公園で、豊かな自然に囲まれた散策も楽しめる。
「寺山公園」には、広島市の冒険遊び場事業「てらやまプレーパーク」があり、禁止事項を極力減らし、子ども自身が自由に遊びを見つけられる場として運営されているのが特徴だ。
どちらも駐車場が完備されているため、乳幼児から小学生まで幅広い年齢の子どもとのお出かけ先として選びやすい。
郊外らしい豊かな自然と、こうした公園の充実ぶりが合わさり、アウトドアやアクティビティを楽しめる環境が整っているのも可部の魅力の一つだ。
可部の治安
可部エリアの治安を管轄するのは、可部四丁目にある「安佐北警察署」だ。
管内には「可部交番」をはじめ複数の交番が配置されており、地域の防犯体制は整っている。ここでは、可部エリアの犯罪発生状況や夜道の様子について見ていく。
犯罪種別ごとの発生状況
安佐北区は、広島市8区の中でも刑法犯認知件数・人口千人当たりの発生件数がともに最も少ない区の一つだ。
令和8年(2026年)1〜7月の犯罪発生状況を見ると、最も多いのは自転車盗(106件)で、全体の約3割を占めている。次いで侵入窃盗(15件)、器物損壊等(15件)が続く。侵入強盗の発生はなく、凶悪犯罪はほぼ見られない。
刑法犯総数は前年同期(264件)から346件へと増加しているものの、表に掲載した犯罪では、侵入窃盗・器物損壊等・住居侵入が前年同期より減少している。
日常生活で気をつけたいのは、自転車の施錠忘れ。住宅街が中心のエリアだけあって、凶悪犯罪のリスクは低く、身近な窃盗への注意が防犯の基本だ。
| 区分 | 2026年1〜7月 | 2025年1〜7月 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 刑法犯総数 | 346 | 264 | +82 |
| 自転車盗 | 106 | 54 | +52 |
| 車上ねらい | 5 | 5 | ±0 |
| 器物損壊等 | 15 | 25 | -10 |
| 侵入強盗 | 0 | 0 | ±0 |
| 侵入窃盗 | 15 | 38 | -23 |
| 住居侵入 | 4 | 12 | -8 |
夜道の様子
可部エリアは夜間の娯楽施設が少ないぶん、夜道も暗く感じやすい。一部の飲食店やコンビニは夜間も営業しているが基本的には明るい場所はないと考えておこう。
可部内の2駅の駅前の夜道だと、住宅街が中心の河戸帆待川駅の周辺は暗い場所が特に目立つ。一方で可部駅前は駅の規模が大きく、夜間でも乗客はいるが、周囲は夜間営業をする店舗も少ないため静かになる。
治安自体に大きな不安はないものの、可部エリアは夜間の外出には向かないベッドタウン的な性格が強い。夜に移動する場合は、徒歩よりも車を使う暮らし方が中心になるだろう。
可部で物件を選ぶ際のポイント

可部は郊外エリアの中でも、商業施設が集まるエリアと、山沿いの落ち着いた住宅地とで雰囲気が分かれる。
自分の生活動線やライフラインへのアクセスを踏まえて、どちらの雰囲気に合うか選ぶのがポイントだ。
商業施設側か山沿い住宅地側かで選ぶ
可部エリアは、国道54号(可部バイパス)や国道183号線の幹線道路沿いに商業施設が集中しており、賑わいのあるエリアとなっている。
買い物や外食の利便性を重視するなら、幹線道路沿いのエリアを選ぶと良いだろう。
一方、「根の谷川」沿いや山側に近い住宅街は、郊外らしい静けさと落ち着いた住環境が魅力だ。日々の暮らしの中で喧騒を避けたい方は、川沿い・山側のエリアを選ぶのがおすすめだ。
このように同じ可部エリア内でも、賑わいを取るか静けさを取るかで住み心地は大きく変わる。
物件を探す際は、実際にそのエリアを歩いてみて、自分に合った雰囲気かどうかを確かめておきたい。
ライフラインやアクセスを重視して選ぶ
日常的に可部エリア外(広島市中心部や広島駅方面)へ通勤・通学する必要がある場合は、可部駅に近いエリアを選ぶのがおすすめだ。
可部駅はJR可部線はもちろん、「広島バスセンター」や広島駅へ直通する路線バスの起点にもなっており、電車・バスどちらの面でもエリア外へのアクセスが強い。
JR線の利用を求めるなら河戸帆待川駅も視野に入るが、駅から少し離れた場所のバス停は地域内路線が中心だ。そのため、広島中心部への直通性は可部駅ほど強くない。
生活の中で、電車・バスのどちらが便利かで選ぶと、住まいへの満足度が高まるだろう。
車を主な移動手段とするなら、国道54号・183号線などの幹線道路沿いも選択肢に入れておきたい。
一方、エリア外への通勤・通学がなく、可部内で生活が完結するという場合は、これまで紹介した住環境の雰囲気や買い物の利便性など、自分の好みに合わせてエリアを選ぶのがおすすめだ。
ハザードマップ・災害リスク
可部エリアは、山際に位置しつつ「太田川」「根の谷川」という2本の川に囲まれた立地でもある。そのため、災害リスクを考える際は土砂災害と水害(洪水)の両面をチェックしておこう。
ここでは、可部エリアのハザードマップから読み取れるリスクを詳しく見ていく。
土砂災害リスク
可部エリアは山際に位置するため、土砂災害警戒区域(がけ崩れ・土石流)や土砂災害特別警戒区域が広く指定されている。
特に山に近い住宅地では、区域内に立地する物件も少なくないため、住まい選びの際はハザードマップでの確認が欠かせない。
可部小学校区・可部南小学校区では、「可部小学校」や「可部中学校」、「県立可部高等学校」など、複数の公共施設が土砂災害時の指定緊急避難場所として指定されている。
万が一に備え、自宅周辺がどの区域に該当するか、また最寄りの避難場所がどこかを事前に把握しておきたい。
水害リスク
可部エリアは「太田川」と「根の谷川」に挟まれた立地でもあり、洪水(河川氾濫)のリスクにも注意しておきたい。
「太田川」の氾濫は概ね200年に1回規模の大雨(2日間総雨量396mm)、「根の谷川」の氾濫は概ね100年に1回規模の大雨(2日間総雨量365mm)を想定して浸水区域が指定されている。
浸水想定区域は、可部駅前から可部南にかけて広く分布しており、想定される浸水深は場所によって0.5m未満から5m以上までさまざまだ。
「可部小学校」など一部の指定緊急避難場所も浸水想定区域内にあり、洪水時は上層階が避難スペースとして活用される想定になっている。
物件を選ぶ際は、土砂災害と同様に、対象エリアが浸水想定区域に該当するか、想定される浸水深がどの程度かをハザードマップで確認しておくと安心だ。
まとめ
可部は、郊外らしい落ち着いた住環境と、想像以上に充実した商業施設を兼ね備えたエリアである。
特に以下のような方におすすめできる。
- 混雑や騒音の少ない落ち着いた暮らしを求める方
- 広島中心部より家賃を抑えて広めの部屋に住みたい方
- 子育てしやすい環境を求めているファミリー
- 買い物や飲食店選びに困らない生活を送りたい方
- 車を持っており、多少の移動は苦にならない方
郊外の落ち着きと商業施設の充実を両立できるのが、可部の大きな魅力。ぜひ一度、可部エリアの物件を探してみてほしい。
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