新白島駅周辺(広島県)の住みやすさは?交通・買い物・治安・子育て環境など

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新白島駅の住みやすさ・治安・交通アクセスは?現地ライターが紹介!

新白島駅は、広島市中区西白島町に位置するJR西日本と広島高速交通アストラムラインの乗換駅である。2015年3月に開業した比較的新しい駅で、二つの路線が交差する立地だ。

広島市内の交通拠点、広島駅の隣の駅であり、通勤・通学で利用する人も多い。周辺は飲食店や住宅が広がり利便性が高い一方で、住みやすさや治安が気になる方も多いだろう。

本記事では、新白島駅周辺の交通事情・買い物・治安・子育て環境から家賃相場など、住まい探しに役立つ情報をまとめて紹介。

新白島駅周辺での生活を検討している方は、ぜひ参考にして欲しい。

新白島駅周辺ってどんな街?

JR新白島駅の様子

新白島駅は、JRとアストラムラインの2路線が乗り入れる乗換駅である。そのため、駅そのものの構造がやや複雑だ。

同駅が開業する以前は、周辺エリアの最寄り駅は広島駅だった。そのため新白島駅周辺は、都会的な雰囲気を持つエリアとなっている。

まずは新白島駅周辺がどのような街なのか、具体的にチェックしていこう。

駅周辺の特徴

新白島駅周辺は住宅地やマンションが集まるエリアで、車の交通量も盛んだ。駅の利用者数も多く、常に賑わいを見せているのが特徴だ。

これは、駅から徒歩15分ほどの場所にサッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」があることも影響している。ここは「サンフレッチェ広島」の本拠地であり、試合開催時にはサポーターの利用が増える。

また「広島城」や「原爆ドーム」にも近い立地のため、観光目的で新白島駅を利用する人も多い。駅に近いほど利便性は高い一方で、落ち着いた住環境を駅周辺で求めるなら、少し離れたエリアも選択肢に入れておきたい。

JR・アストラムラインの2路線がある特徴

新白島駅を通るのは、JR山陽本線・可部線とアストラムラインの2路線である。

JR線は宮島口方面や広島・呉方面など、広島市の東西へとつながる路線だ。アストラムラインは、安佐南区や沼田方面などのベッドタウンと市街地とを結ぶ路線となっている。

広島市の中心部にあたる紙屋町・八丁堀エリアは、新白島駅からはやや離れた場所にある。

この中心部へアクセスできるのはアストラムラインのみだが、新白島駅から徒歩での移動は十分可能な立地。広島の中心部へのアクセスは、決して悪くない。

なお、広島電鉄(広電)の白島停留所は新白島駅から離れた場所にあるため、混同しないよう注意が必要だ。

中心部にほど近く住宅街も多いエリア

新白島駅から紙屋町・八丁堀エリアまでは、徒歩だとおよそ20分ほどかかる距離だ。ただしアストラムラインを利用すれば3駅ほどで本通駅に到着でき、路面電車を使ってアクセスすることもできる。

とはいえ、中心部からはそこそこ離れた立地のため、繁華街のど真ん中というわけではない。周辺には住宅地やマンションが多く、単身世帯からファミリー層まで幅広い住民が暮らしている。

近くには「本川」が流れており、川沿いはサイクリング・ウォーキングコースとして整備され、雰囲気の良い飲食店も点在する。こうした環境から、暮らしやすさを実感しやすいエリアといえる。

新白島駅周辺の住みやすさの総合評価

利便性の高い新白島駅。

ここからは暮らし方のタイプ別に、新白島駅がどの程度おすすめなのかをチェックしておこう。

総合評価

新白島駅周辺は、JR・アストラムラインの2路線が使える利便性の高さに加え、徒歩圏内で中心部へアクセスできるなど、立地条件が良い。通勤・通学にも適しており、買い物や外出にも困らないことから住みやすさは高いといえるだろう。

ただし駅周辺の交通量の多さや、賑やかさゆえに、静かな環境を求める人には向き不向きがある。

入居者タイプ おすすめ度 一言コメント
単身・DINKS 2路線使えて中心部へも徒歩圏、買い物や娯楽も充実
車なし生活 駅前に生活施設が集中、電車移動だけで生活が完結しやすい
通勤重視 JR・アストラムラインどちらも使え、広島駅へも中心部へもアクセス良好
ファミリー 教育施設や公園はあるが、交通量の多さには留意が必要
静かな環境重視 駅周辺は賑やか。落ち着きを求めるなら川沿いや駅から離れたエリアがおすすめ
観光・イベント好き 「エディオンピースウイング広島」や中心部の観光地にも近い

新白島駅周辺はこんな人におすすめ

新白島駅周辺は、以下のような方におすすめできる。

  • 車を持たず、電車移動だけで生活を完結させたい方
  • 通勤・通学の利便性を重視し、JR・アストラムラインどちらも使いたい方
  • 中心部(紙屋町・八丁堀エリアなど)へのアクセスを求めつつ、家賃を少し抑えたい方
  • サッカー観戦や広島各地へのお出かけなど、外出の機会が多い方
  • 多少の賑やかであっても生活の利便性を優先したい方

広島駅にもアストラムライン沿線にも出やすく、2路線使える利便性の高さが新白島駅周辺の大きな魅力。賑やかさと利便性のバランスを重視する方にとって、暮らしやすいエリアといえるだろう。

新白島駅周辺の住みやすい点

JR新白島駅前の様子

新白島駅周辺は、アストラムラインとJR線を使い分けることで多方面への移動がしやすく、住みやすさの高いエリアだ。

観光客の利用も多い一方で、広島市中心部の中では住宅が多いエリアという印象もある。教育・子育て環境も整っており、幅広い層におすすめできる。

ここからは、新白島駅周辺の住みやすい4つのポイントを解説していこう。

2路線が使える交通の利便性

新白島駅周辺で暮らすうえで、JR線とアストラムラインの2路線を使い分けられる点は大きな安心材料となる。

JR線を使えば横川駅や広島駅方面へ、アストラムラインを使えば紙屋町・八丁堀エリアといった中心部や、安佐南区方面のベッドタウンへとアクセス可能だ。

通勤・通学先や外出の目的地に応じて路線を選べるため、生活の中で「行きたい場所に行けない」といった不便を感じにくい。「暮らす場所はほど良く利便性が高いところが良い」と考える方にとっては、新白島駅周辺は比較的住みやすいといえるだろう。

広島駅・中心部への近さ

新白島駅は広島駅とも隣接しており、中心部である紙屋町・八丁堀エリアへはアストラムラインのほかに、徒歩でのアクセスも可能だ。

周辺は平坦な地形で、「本川」沿いを歩けば下流の繁華街まで通じているため、歩きや自転車でも出かけやすい立地といえる。車を持たない生活でも十分利便性は感じられる環境だ。

ただし、道中は交通量も多く、賑やかな雰囲気。それでも、生活圏の中に広島駅と中心部の両方が含まれているのが新白島駅周辺の強みだ。

広島で暮らすなら気軽に出かけられる場所を選びたい、という方には適したエリアである。

下町情緒のある静かなエリアも多い

新白島駅の高架を出て南口側に向かうと、大きな交差点が広がり、車の交通量も多い都会的な光景が広がる。新白島駅は地元で暮らす住民目線で見ても、「都会・賑やか」という印象を受ける。

ただし、北口側に向かうと住宅が並ぶ落ち着いたエリアが広がっている。駅の南北で、雰囲気がやや異なるのが特徴だ。

北口側には個人経営のカフェや雑貨店が見られ、幹線道路から一本外れた区域にも、広島らしい下町の空気を感じられる。

新白島駅周辺は「栄えている」というだけでなく、昔から白島に暮らす住民にも愛される、地域に根づいた落ち着きがある。この「便利」と「落ち着き」が調和している点も、住みやすさの一つといえるだろう。

教育・子育て環境の充実

新白島駅周辺には、駅から徒歩数分の場所に認可保育園があるなど、子育て世帯が利用しやすい施設が点在している。学区内には「白島小学校」があり、駅周辺であれば十分な徒歩圏内で通学できる環境も整っている。

中区の中心部に近いエリアでは、私立進学や学区の人気度を意識する家庭も少なくない。一方で、新白島駅周辺はそうした進学熱の盛んなエリアからはやや離れた立地にある。

落ち着いて子育て環境を検討したい方にとっては、選択肢に入れやすいエリアといえるだろう。

新白島駅周辺の住みにくい点

JR新白島駅高架下の様子

新白島駅は2015年の開業まで、横川駅と広島駅の間にある目立たない土地だった背景がある。開発が進み再評価されている一方で、周辺には市営住宅など築年数の古い住宅も残っているのが特徴だ。

この独自の雰囲気や、駅周辺の交通量の多さ・家賃帯の高さは住みにくいと感じることもあるだろう。ここからは、新白島駅周辺で暮らすなら考えておきたい注意ポイントを解説する。

交通量は広島市街地らしい混雑さ

新白島駅周辺は、紙屋町・八丁堀などの広島市街地に比べると交通の混雑はやや緩和されるものの、道路は入り組んでおり、走りやすいとは言いがたい。

さらに新白島駅は高架駅で、駅前に車を停めるロータリーのようなスペースがない。送迎や一時停車がしにくいため、駅周辺の交通量の多さがより目立って感じられる。

車を持たない生活も可能だが、徒歩や自転車で移動する際は交通量の多さに注意したい。車を持って生活する場合も比較的渋滞しやすいエリアであるという点は、意識しておく必要がある。

家賃帯は比較的高め

新白島駅の最寄りである西白島町の家賃相場は6.15万円で、広島市中区の中でも中程度からやや高めの水準にある。

周辺の白島エリア(東白島町6万円、大手町6.6万円など)と比べても大きな差はなく、新白島駅周辺は中区内だと妥当な家賃帯といえる。

ただし、これは中区で比較した場合だ。

中心部(紙屋町・八丁堀)や交通拠点である広島駅にほど近い立地である以上、安佐南区などのベッドタウンや郊外エリアに比べれば、家賃はやや高めになる。家賃を抑えたい人によっては、やや検討のハードルが高く感じられるかもしれない。 

治安面が不安なエリアもある

新白島駅周辺は開発が進み、整備されつつある過渡期のエリアだ。

「エディオンピースウイング広島」の開業により、駅周辺は人の流れが生まれ、夜間でも人けのない不安は感じにくくなった。

一方で、イベント・サッカーの試合終了後は周辺が賑やかになりやすく、静かな環境を求める人にとっては騒がしさが気になる場面もあるだろう。

また、周辺には古い建物も一部残っており、再開発が進行中の途上にあるエリアという印象も否めない。観光客の姿も多く見られるため、こうした都会的な賑やかさを心地よく感じるか、落ち着きに欠けると感じるかは、人によって受け止め方が分かれるところだ。

新白島駅周辺の家賃相場

JR新白島駅前幹線道路からの様子

新白島駅周辺の家賃相場を紹介する。

間取り別家賃相場

新白島駅周辺の家賃相場は以下の通りだ。

間取り 家賃相場 家賃の範囲
ワンルーム 4.7万円 2.3万〜8.8万円
1K 4.5万円 2.5万〜8.6万円
1DK 4.6万円 3.8万〜10.7万円
1LDK 8.0万円 6.7万〜12.9万円
2K/2DK 6.0万円 4.0万~8.0万円
2LDK 13.15万円 7.0万〜19.8万円
3K/3DK
3LDK 10.3万円 7.3万~19.5万円
出典:新白島駅の家賃情報(2026年8月時点)
※「ー」は物件数の関係で未算出

近隣駅との比較

新白島駅は、広島駅と横川駅のちょうど中間に位置する駅だ。

家賃相場もこの立地を反映しており、ワンルーム・1K・1DKなど単身向けの間取りでは、横川駅より高く広島駅より安い、中間的な水準に収まっている。

中心部に近いほど家賃が上がりやすいという傾向に沿った、素直な価格帯といえるだろう。

間取り 新白島駅周辺 横川駅周辺 広島駅周辺
ワンルーム 4.7万円 3.3万円 5.2万円
1K 4.5万円 4.0万円 6.4万円
1DK 4.6万円 4.0万円 7.2万円
1LDK 8.0万円 6.0万円 7.9万円
2K/2DK 6.0万円
2LDK 13.15万円 11.7万円
3K/3DK
3LDK 10.3万円
出典:広島駅の家賃相場情報(2026年8月時点)
出典:横川駅の家賃相場情報(2026年8月時点)
※「ー」は物件数の関係で未算出

交通・アクセス

JR新白島駅前バス停留所の様子

新白島駅はJR山陽本線・可部線とアストラムラインが乗り入れる駅である。

利用客も多く利便性の良い立地のため、今一度交通事情を整理しておこう。

電車

新白島駅からJR山陽本線を利用すると、広島駅までは1駅、横川駅へは山陽本線・可部線のどちらでも1駅で到着する。日中でも15分間隔で電車が運行されており、ラッシュ時間帯はさらに本数が増える。

なお、新白島駅は上りホームと下りホームが約100m離れた位置にある「上下線分離駅」だ。改札を抜けた後にホーム同士を行き来することはできない。

上り・下りを間違えて改札を通ってしまった場合は、一度改札の外に出て反対側の改札から入り直す必要があるため、利用時には注意したい。

アストラムライン

新白島駅は、アストラムラインの起点・本通方面と、広域公園前方面を結ぶ路線の乗換駅でもある。

アストラムライン新白島駅は白島エリアのシンボルともいえる、アートな作りの駅舎が目印。これまで高架路線にあったアストラムラインが地下鉄に切り替わるのが新白島駅で、同駅からは車両が地下に向かう様子が確認できる。

本通方面へ向かえば紙屋町・八丁堀といった広島市中心部にアクセスでき、広域公園前方面へ向かえば安佐南区のベッドタウンエリアへとつながっている。

バス

新白島駅は路線バスと高速バスの両方が発着するバス停でもある。

路線バスは高陽・深川方面や三次方面など郊外へのアクセスに使われるほか、高速バスは山口・岡山・福山・尾道・神戸方面など、県外への便も発着している。

新白島駅は電車とアストラムラインの利用が多い駅だが、バスの結節点としての機能も持ち合わせている点は頭に入れておこう。広島市内外への移動手段が充実しているのも、特徴の一つだ。

車・高速道路

新白島駅周辺は、安佐南区・安佐北区方面と広島市中心部を結ぶ国道54号が通っており、車での移動でも交通の要所にあたる。

特に山陽自動車道の広島ICから市内方面へ向かう際は、アストラムライン沿いに新白島駅前を通過するルートになるため、郊外から中心部へ抜けるドライバーにとって欠かせない通過点の一つだ。

そのため、駅前には交通量の多い大きな交差点があり、時間帯によっては車の流れが滞ることもある。

新白島駅周辺で車移動を考える場合は、こうした主要ルート上に位置しているという特性を踏まえておきたい。

買い物・飲食店事情

JR白島駅前の様子

新白島駅は広島市内の中でも、隠れた名店や散策で見つけたお気に入りのお店が見つかりやすいエリアだ。基本的な買い物には困ることはなく、駅周辺で生活は完結しやすい。

ここからは買い物・飲食店事情をお伝えする。

スーパー・ショッピングモール

新白島駅周辺には、徒歩4分ほどの場所に「フジ白島店」がある。また少し足を延ばせば「マルナカ白島店」なども利用でき、日常の買い物に困ることは少ない。

駅周辺には「基町ショッピングセンター」もあり、生活圏内で幅広い買い物ニーズをカバーできる。

基本的に駅周辺は栄えている街中であるため、買い物で困ることはさほどない。特別な買い物の場合は広島中心部まで足を延ばせば良いため、暮らすには便利だといえる。

ドラッグストア・コンビニ

新白島駅周辺には、南口から徒歩4分ほどの場所に「ウォンツ白島店」があるほか、セブンイレブンなどのコンビニも複数店舗が点在している。駅からすぐの立地にあるものも多く、通勤・通学のついでに気軽に立ち寄れる。

調剤薬局も駅から徒歩1〜6分圏内に複数あり、日用品の買い物から急な体調不良まで、幅広くカバーできる環境が整っている。

特定のチェーンに偏ることなく、コンビニ・ドラッグストア・調剤薬局がバランスよく揃っているのも特徴で、生活利便性の高さがうかがえるエリアだ。

飲食店・カフェ

新白島駅周辺には、個人経営のカフェが点在しており、洋菓子やお茶を専門に扱う個性的な店も多い。開発が進んでいるエリアだけに、新しい店舗も次々と登場しており、散策のたびに新しい発見があるのも魅力だ。

飲食店も充実しており、なかには本格的な創作フレンチを提供する店もある。

結婚記念日や誕生日など特別な日でも、わざわざ広島の中心部まで出向かなくても、地元で質の高い食事を楽しめるのは、暮らすうえでの心強いポイントといえるだろう。

医療・子育て環境

新白島駅周辺は、子育て世帯にも選ばれやすいエリアだ。ここでは、暮らすうえで気になる医療機関や教育施設、公園といった子育て環境について、具体的に紹介していく。

医療機関

新白島駅周辺には、内科・小児科・耳鼻咽喉科・歯科など、幅広い診療科のクリニックが点在している。徒歩数分圏内に複数の医療機関があるため、日常的な通院や子どもの体調不良時にも困りにくい。

また、少し足を延ばせば救急対応の「広島はくしま病院」もあり、いざというときの安心材料にもなる。

さらに、アストラムラインを利用すれば1駅隣の県庁前駅からすぐの場所に「広島市民病院」もあり、大きな病院での治療や、検査が必要になった場合にも通院しやすい立地といえる。

教育施設

新白島駅周辺は、公立小学校の学区でいうと「白島小学校」にあたり、卒業後は「幟町中学校」へ進学することが多い。児童数も周辺エリアと比較して多く、中区内でも規模の大きい小学校の一つだ。

保育園については、駅から徒歩2分の場所に認可保育園があるほか、企業主導型保育園も周辺にあり、複数の選択肢がある。

都心部に近いエリアながら教育・保育施設が充実している点は、子育て世帯・共働き世帯にとって心強いポイントといえるだろう。

公園・子どもの遊び場

新白島駅周辺には、開発途中のエリアという特徴もあり、目立った大型公園はあまり見当たらない。都心部に近い利便性の高い土地という性質上、広い緑地を確保しにくいという事情もありそうだ。

その一方で、近くを流れる「本川」沿いは散策路として整備されており、サイクリングやウォーキングを楽しむ住民の姿も見られる。

天気の良い日には、子どもと一緒に歩いたり、ちょっとした自然を感じたりするのにおすすめだ。

公園遊びを重視する家庭にとっては物足りなさを感じる場面もあるかもしれないが、川沿いの散歩という選択肢があるのは新白島駅周辺ならではの魅力ともいえるだろう。

さらにアストラムラインで足を延ばして安佐南区方面のお出かけスポットや、中区の中心部でショッピングや美術館鑑賞など、さまざまな過ごし方もできる。

新白島駅周辺の治安

JR新白島駅上り改札口前からの住宅街

新白島駅は広島市中区に位置するエリアだ。

広島市8区の刑法犯認知件数(人口千人当たり)を見ると、中区は14.6件と全市平均(6.2件)の2倍以上にのぼり、8区の中で最も高い水準にある。ただしこれは、繁華街や観光地を抱える都心区に共通する傾向でもあり、新白島駅周辺固有の事情というわけではない。

ここでは、中区全体の傾向を踏まえつつ、新白島駅周辺の治安や夜道の様子についてチェックしていこう。

出典:令和7年(2025年)の犯罪発生状況|広島市

犯罪種別ごとの発生状況

新白島駅周辺で暮らすうえでは、自転車盗への対策を意識しておきたい。

件数の推移を見ると、刑法犯全体の中でも自転車盗が突出して多い。駅前に自転車を停める機会が多いエリアだからこそ、鍵かけや駐輪場所の確認は徹底しておくと安心だ。

なお、新白島駅には市営の駐輪場が複数整備されており、登録利用・一時利用のどちらも可能。駐輪場を活用することも、盗難対策の一つとして有効だろう。

区分 2026年1〜7月 2025年1〜7月 増減
刑法犯総数 1,107 1,121 -14
自転車盗 259 340 -81
車上ねらい 32 15 +17
器物損壊等 86 68 +18
侵入窃盗 35 24 +11
住居侵入 14 9 +5
出典:広島市中区の犯罪等発生状況(令和8年7月末)|広島県警察本部

刑法犯総数は前年とほぼ横ばい。自転車盗や住居侵入は減少傾向にある一方、車上ねらいはやや増加している。

夜道の様子

新白島駅周辺は、「エディオンピースウイング広島」でのイベント開催時には、サッカー試合終了後も人通りが絶えない。また、国道54号など交通量の多い大きな道路が通っているため、夜間でも閑散とした雰囲気にはなりにくい。

一方で、駅前の幹線道路から一本路地に入ると、住宅街特有の静けさがあり、人通りが少なくなる場面もある。

夜間の外出を積極的に推奨できるエリアとまではいえず、これまで見てきた犯罪発生件数も踏まえると、夜道を歩く際は注意を払っておきたい。

新白島駅周辺で物件を選ぶ際のポイント

新白島駅周辺は、駅からの距離や周辺エリアによって雰囲気が異なる。ここまでご紹介してきたことを踏まえ、実際に新白島駅周辺で物件を探すうえで押さえておきたいポイントを見ていこう。

周辺の賑やかさで選ぶ

新白島駅周辺で「静かな住環境」を重視するなら、駅前を避けて「本川」沿いのエリアを選ぶのがおすすめだ。

川沿いは高架を走るJR線・アストラムラインの音もさほど気にならない。また、都会にいながら自然を感じられる環境が落ち着いた雰囲気のため、静かな暮らしを実現しやすい。

物件選びでは、物件周辺の音事情もチェックしておこう。

一方で、夜間の帰宅が多い生活スタイルの場合は、夜道の暗さが気になる方も多い。その場合は、駅周辺や国道沿いの店舗が多いエリアを選ぶと、夜でも明るく人通りのある道を通りやすい。

路線・アクセスを重視して選ぶ

新白島駅はアストラムラインとJR線の乗換駅であるため、生活の中でどちらの路線を使うことが多いかによって、物件選びのアクセス性も変わってくる。

本通・広域公園前方面へ頻繁に通うならアストラムラインの利便性を、広島・横川方面への通勤・通学のしやすさを重視するならJR線へのアクセスを優先して選ぶのがおすすめだ。

なお、JR新白島駅は上りと下りで改札が分かれた「上下線分離駅」である。普段よく使う方面の改札に近いエリアを選んでおくと、より快適に生活できるだろう。

物件は基本的に駅周辺に集まっているエリアとなるため、買い物などの生活動線も含めて検討すると、より暮らしやすい住まい選びができる。

ハザードマップ・災害リスク

新白島駅周辺は「本川」沿いに位置するため、水害リスクが気になる方も多いだろう。

ここでは、洪水・内水氾濫・土砂災害それぞれの観点から、ハザードマップをもとに新白島駅周辺の災害リスクを確認していく。

出典:広島市土砂災害ハザードマップ|広島市公式ウェブサイト

水害リスク

新白島駅周辺は「本川」沿いに位置するが、広島市が公表している洪水ハザードマップの対象区域には含まれていない。

これは、太田川本流が氾濫した場合の外水氾濫による浸水想定区域に指定されていないことを意味する。

一方で、大雨によって下水道の排水能力を超えた場合に発生する「内水氾濫」については、新白島駅周辺(白島小学校区)も浸水(内水)ハザードマップの対象区域に含まれている。

1時間に130mmの雨が降った場合を想定したシミュレーションでは、局所的に浸水が発生する可能性が示されており、駅から徒歩1分の「白島小学校」も、内水浸水想定区域内に立地する指定緊急避難場所として位置づけられている。

まとめると、川の氾濫による大規模な浸水リスクは低い一方で、局地的な大雨による内水氾濫には注意が必要なエリアといえる。

雨水ますや側溝の日頃の点検・清掃を心がけることも、浸水対策の一つとして有効だろう。

出典:中区白島浸水ハザードマップ|広島市

土砂災害リスク

土砂災害についても、新白島駅周辺(白島小学校区)は広島市の土砂災害ハザードマップの対象区域には含まれていない。

中区で土砂災害ハザードマップが作成されているのは江波地区のみで、山際ではない平坦な市街地に位置する新白島駅周辺は、区域外と考えて良いだろう。

まとめ

新白島駅周辺は、JR・アストラムラインの2路線が使える交通利便性と、徒歩圏で中心部へアクセスできる立地の良さを兼ね備えたエリアだ。賑やかさと下町の落ち着きが南北で分かれる点、そして家賃相場が広島駅と横川駅のちょうど中間に位置する点も特徴といえる。

新白島駅周辺は、特に以下のような方におすすめできる。

  • 車がなくても2路線で生活が完結する利便性を重視する方
  • 賑わいと静けさを南北・川沿いで使い分けたいファミリー・単身者
  • 中心部へのアクセスを保ちながら、横川より少し余裕のある家賃感を求める方
  • サッカー観戦など、外出の機会が多い方

新白島駅特有の都会的な利便性と広島の下町情緒がある暮らしやすさ、その両方を求める方は、ぜひ新白島駅周辺での物件探しを検討してみてほしい。

新白島駅周辺の物件一覧

CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
不動産店舗での業務経験者、宅建試験合格者などお部屋探し分野のプロも活躍する編集部が、新生活に役立つ情報をお届けします。

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