コバエを見つけたときの対策は?発生源や侵入経路についても解説

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コバエの発生源や駆除方法を確認して、コバエ対策をしよう!

コバエ 対策
気になるコバエの対策方法を確認しよう!

窓を開けているわけではないのに、どこからともなく発生するコバエ。1匹いるだけでも気になってしまうことはないだろうか。

今回は、室内でコバエが発生する原因やコバエの種類、駆除する方法などを解説していく。室内でコバエが発生して困っている人はぜひ参考にしてほしい。

対策する前に!家の中に発生するコバエの種類を知ろう

一口にコバエと言っても、さまざまな種類がある。室内で発生しがちなコバエの種類を紹介していくので、特徴を把握しておこう。

コバエの種類①:ショウジョウバエ

ショウジョウバエの主な特徴は、以下の通り。

・大きさは2〜3mm程度
・丸みのあるフォルム
・体の色は黄褐色〜黒色
・目の色が赤い
・ハネは透明
・比較的ゆっくり動く

ショウジョウバエは、生ゴミや食べ残しなどから発生するため、キッチンやゴミ箱周辺で見かけることが多いコバエだ。多く発生する時期は、春と夏である。

発生しやすい場所として、キッチンの三角コーナーや排水口、ゴミ箱の周辺などがあげられる。

コバエの種類②:ノミバエ

ノミバエの特徴は、以下の通り。

・大きさは1.1〜2.2mm程度
・背筋が曲がったような丸いフォルム
・足が長い
・体の色は褐色
・胸部は黄褐色
・ハネは透明
・動きが活発

ショウジョウバエと同じように見えるが、ノミバエは素早い動きが特徴。発生の多い時期は気温の高い夏である。

生ゴミや動物のフンといった汚物から発生することが多い。また、動物の巣や死骸などからも発生する。

コバエの種類③:チョウバエ

チョウバエの特徴は、以下の通り。

・大きさは5mm程度
・全体的に黒っぽい
・ほかのコバエに比べると大きめ

チョウバエは、暗くて水の多い場所を好むことから、トイレやお風呂、水回り周辺の排水口などから発生することが多い。また、近隣のマンホールで発生して自宅に侵入することもある。

コバエの種類④:キノコバエ

キノコバエの主な特徴は、以下の通り。

・大きさは2mm程度
・全体的に黒っぽい
・細長い体型

キノコバエの発生源は、観葉植物などに使われる培養土。植物も食べるので、有機室内の用土にあるまる習性がある。室内に置いてある観葉植物の鉢から発生することが多い。

また、屋外に置いてある植物から発生して、部屋の中に侵入してくるケースもある。バルコニーで植物を育てる際は、きちんと対処するようにしよう。

コバエが大量発生する原因と侵入経路

コバエが大量に発生している様子を見たことはないだろうか?大量に発生する原因は、コバエが一度に数百個に及ぶ産卵をするからだ。さらに、コバエの卵が羽化するまでかかる日数は、わずか1週間程度と短い。そのため、コバエは短期間で大量発生してしまうのである。

また、コバエの侵入経路はさまざま。家の玄関や窓など、コバエの体長は数ミリなので、小さな隙間があればどこからでも入ってくる。気づかない間に、家の中に侵入しているのだ。

コバエ 対策
コバエの発生しやすい場所や、発生原因を知っておこう

コバエを発見したときの対策

小さな隙間からでも家の中に入ってくるコバエ。一度繁殖を始めてしまえば、あっという間に数が増えてしまう。発見したときは早めに対策をして、日頃からコバエを寄せつけないことが重要だ。

ここからは、コバエを発見したときどのような対策が必要なのかを詳しく解説する。自宅で簡単に作れるコバエ駆除アイテム、「コバエトラップ」の作り方も紹介するので参考にしてほしい。

コバエを発見時の対策①:発生源を特定する

コバエを見つけたときは、まず発生源を特定しよう。一度侵入してきたコバエが家の中で繁殖場所を見つけてしまうと、卵を産んで数を増やしてしまう。コバエが発生しやすい場所は次の通り。

発生源:生ゴミ・残飯

コバエは生ゴミや残飯を好む。そのため、ゴミ箱や三角コーナーはコバエが発生しやすい場所といえる。さらに、コバエはにおいに敏感だ。袋の口を閉じていない生ゴミがあれば、においを嗅ぎつけてやってくる。

発生源:空き缶・空き瓶

飲み物や食べ物の空き缶・空き瓶にも、コバエは発生する。アルコールを好むコバエがいるので、特にビールやワインなどのお酒の空き缶・空き瓶は要注意だ。

発生源:排水溝・排水管

排水溝や排水管に溜まった汚れに、コバエが発生することもある。コバエは水回りを好むため、汚れが溜まった排水溝や排水管は絶好の繁殖場所になるのだ。

発生源:糞尿・腐敗物

コバエは糞尿や腐敗物にも集まってくる。これらに発生すると、コバエが雑菌を運んでしまう可能性もあるので、やっかいな発生源といえるだろう。

発生源:観葉植物

観葉植物の有機質の用土に、コバエが発生することもある。そのため、鉢植えや鉢皿にも気を配らなくてはならない。コバエは水のあるところに発生しやすいので、鉢皿を清潔に保ち、風通しの良い場所に植物を置くことが大切だ。

コバエを発見時の対策②:駆除する

コバエの発生源がわかったら、次は適切に駆除しよう。コバエは放っておくと、どんどん数を増やすおそれがあるので、気づいたらすぐに対処すること。ネットショップやホームセンターで、コバエを駆除する製品が多数販売されている。発生場所によって駆除方法を選ぼう。

駆除方法:コバエトラップを作る

キッチンの三角コーナーやゴミ箱付近などで発生するコバエは、においのある調味料が大好物。そこで、めんつゆや酢などのにおいのある調味料を使い、コバエを引き寄せた後に中性洗剤で一気に駆除するという方法がある。

コバエトラップは、家にある材料で簡単に作れるので、作り方を紹介しよう。

コバエトラップの作り方

用意するもの

  • プリンやゼリーなどの容器。
    (紙コップや、ペットボトルを1/3ぐらいの大きさに切ったものでも可)
  • めんつゆやお酢・水
  • 食器洗い洗剤などの中性洗剤


作り方

  1. 水と、めんつゆかお酢を1:1の割合で混ぜる。
     容器の深さ1~2cmくらいまで入れる。
  2. 容器の中に中性洗剤をたらせば、コバエトラップの完成!

このようにコバエトラップは、簡単に作れるのがポイント!キッチンの三角コーナーの近くやゴミ箱の近くなど、コバエが発生しやすい場所にコバエトラップを置いておこう。

なお、めんつゆはショウジョウバエ、酢はノミバエの駆除に効果的だといわれている。

駆除方法:「置き型」のコバエ取りを使う

スーパーやドラッグストア、ホームセンターなどで売っている置き型のコバエ取りは、この内部に侵入したコバエを駆除してくれるものである。簡単に設置できるので、重宝している人も多い。

駆除方法:「粘着テープ型」のコバエ取りを使う

手軽に使えるのは、粘着テープ型である。コバエが発生しそうな場所にセットしておくと、止まり木と勘違いして寄ってきたコバエを捕獲できる。

駆除方法:「スプレー」でコバエを駆除する

コバエを一度に駆除する際は、ホームセンターなどで販売しているコバエ用の殺虫スプレーを使おう。ゴミ箱などに群がるコバエに直接噴射できるので、大量発生したときに効果的。

駆除方法:木酢液でキノコバエを駆除する

観葉植物の周りに発生するキノコバエの駆除には木酢液が効果的。木酢液とは木炭を作る過程でできるものである。木樹液を水で200〜500倍に薄めた液体を噴射すると、簡単にコバエの駆除ができる。

駆除方法:熱湯や氷でチョウバエを駆除する

チョウバエは60度以上で死んでしまうので、駆除の際には熱湯を使うと良いだろう。また、寒い場所も苦手なので、氷を排水管に流すのも効果的だ。

コバエを発生させないための4つの対策?

コバエを発生させないためには、どのような対策をしたらよいのだろうか。考えられる対策を紹介しよう。

コバエを発生させない対策①:水回りを清潔に保つ

コバエは、ジメジメしている場所を好む。キッチンや洗面台、お風呂やトイレなど、家中の水回りを清潔に保つことで、コバエの発生を防ぐことができる。

コバエを発生させない対策②:ゴミの管理を徹底する

ゴミから発生することが多いので、ゴミの管理を徹底することでコバエの発生を防げる。ゴミ箱にコバエ対策用のスプレーをかけるのも効果的だ。

コバエを発生させない対策③:観葉植物を清潔に保つ

コバエは、観葉植物の用土から発生するケースも多い。部屋に観葉植物がある場合は、受け皿の水を溜めっぱなしにしないといった工夫を行い、なるべく清潔に保つようにしよう。

また、コバエは有機質の土を好む。そのため、無機質の土に変えたり、有機肥料から化成肥料に変えたりするのも効果的である。

コバエを発生させない対策④:食べ残し・飲み残しを放置しない

コバエは、食べ残しなどの生ゴミをエサにして繁殖する。

食べ残しや飲み残しのものを部屋に置きっぱなしにしたり、キッチンの三角コーナーに生ゴミを入れっぱなしにしたりすることがないように気をつけよう。状況に合わせて、生ゴミ処理機を使用するのもおすすめだ。

コバエの種類や発生源を知って、適切な対策をしよう

コバエの種類によって発生場所から駆除の方法までそれぞれ異なる。室内でコバエが発生して困っている人は、効果的な駆除の方法で撃退しよう。また、事前にコバエの発生を防ぐ方法についても確認しておこう!

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