内見できない?!賃貸情報サイトにある「居住中」など退去予定の物件を借りるときの注意点と対処法

最終更新日:

居住中の物件を予約する「先行申し込み」とは?

入居中 賃貸物件

「居住中」の賃貸物件は、物件の予約をする「先行申し込み」がある。内見を後にして、先に入居の手続きを済ませる方法だ。

人気の物件や以前から気になっていた物件だった、たくさんの物件を見て回る時間がないという人にとっては有効的な手段ともいえる。

ここからは、「先行申し込み」の流れや、メリット・デメリットをお伝えしていく。

先行申し込みの流れとは

通常は、【内見】→入居申し込み→審査→契約→入居ような流れで入居に至る。

対して「先行申し込み」は、入居申し込み→審査→【内見】→契約→入居の流れとなり、このように、内見の順番が異なる。

先行申し込みのメリット

基本の流れがわかったところで、次に先行申し込みのメリットについてお伝えしよう。先行申し込みをすると、優先的に内見ができる。

通常の申し込みをした人よりも早く内見ができるため、ほかの人が先に契約をするといったリスクも少なくなる。もちろん、物件に問題があればキャンセルも可能だ。

また、すでに申し込みと審査が終わっているので、部屋に問題がなければ契約までスムーズなのもメリットである。

先行申し込みのデメリット

先行申し込みは、確実な入居が保証されるわけではない。前述の通り、優先的に内見ができる点がメリットとお伝えしたが、自分よりも早く先行申し込みをしていた人が契約をした場合には入居ができない。もちろん、内見を待たずに先に契約をする人がいた場合も同様である。

また、複数の物件での先行申し込みはできないと思っておこう。大きな問題点がない限り契約することが前提なので、キャンセルをした場合は悪い印象を与えかねない。先行申し込みをする場合は1件に留めよう。

居住中の物件を予約する「先行契約」とは?

「先行申し込み」と異なり、「先行契約」は部屋を見ることなく契約をすることだ。「先行契約」は急な引越しや、気になっていた物件に必ず入居したいという人にとっては、すぐに部屋が決まるうれしい仕組みだ。

「先行契約」について、メリット・デメリットなど詳しくお伝えしていこう。

先行契約の流れとは

「先行契約」の流れは、審査→契約→入居のように進んでいく。このように、部屋を見ることなく審査を経て契約をするだけだ。

先行契約のメリット

先行契約のメリットは、ほかの人に物件を先に取られないことだ。審査を経ていきなり契約に至るため、急な引越しや仕事の都合で賃貸物件を見に行けない人にとっては大きなメリットになるだろう。

先行契約のデメリット

先行契約は、内見ができない点が大きなデメリットとなる。

「居住中」の時点で内見をすることもなく契約に至るため、入居してから思っていた部屋と違ったり、周辺環境が合わなかったりと問題点が出てくる可能性が多い。

また、すでに契約をしているため、キャンセルができない。どうしてもキャンセルしたいときには、違約金を支払わなければならないケースもある。

先行契約をする際には、不動産会社に写真や動画を送ってもらったり、インターネットで周辺環境を調べたりと、できるだけ情報収集をしてから決めよう。

居住中の物件は事前準備が大切!慎重に契約しよう!

住人がいるため内見ができないことも多いが、似たような部屋を見せてもらったり、現地に行って物件周辺を見て回ったりするだけでも、生活のイメージがしやすい。

気になっていた物件が空いたからとすぐに契約せず、事前にしっかりと準備をすることが大切だ。慎重に契約をして、問題なく一人暮らしをスタートさせよう。

<
12
CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
不動産店舗での業務経験者、宅建試験合格者などお部屋探し分野のプロも活躍する編集部が、新生活に役立つ情報をお届けします。

リンクをコピー
関連記事関連記事