一人暮らしで1ヶ月にかかる電気代は?エアコンの使い方で節約はできる?
一人暮らしの電気代の平均はいくら?

2019年の統計局の家計調査によると、一人暮らしの電気代の平均は4,399円である。2018年の平均は4,420円なので、おおよそ4,300円程度と考えていいだろう。
あくまでも平均金額なので、IHコンロを使用していたり、オール電化の賃貸物件だったりする場合には、もっと電気代は高くなる。
固定費でも使い方によって費用に違いが出てくる水道光熱費の中から、今回は電気代に着目する。季節で左右されがちな電気代だが、平均的な電気代はいくらなのか? 節約方法などをあわせて紹介する。
この記事でわかること
一人暮らしの電気代の平均はいくら?
一人暮らしで電気代を節約するエアコンの使い方
エアコン以外で一人暮らしの電気代を節約する5つの方法
このページの目次
夏・冬など季節ごとの一人暮らしの電気代はいくら?
ここで季節ごとに、一人暮らしでかかる電気代の平均を見ていこう。
季節 | 電気代 |
---|---|
1月〜3月 | 5,492円 |
4月〜6月 | 4,223円 |
7月〜9月 | 3,741円 |
10月〜12月 | 4,140円 |
引用:家計調査(2019年)
平均の一覧を見てわかるとおり、季節によって電気代の平均は変わってくる。
特に冬場はエアコンやホットカーペットなどの暖房器具を使用したり、日中の日照時間が短いため照明をつけたりしている時間が夏場より長くなるので、電気代が高くなる傾向にある。
また、電気代の平均は地域でも変動する。特に寒さが厳しい北海道や東北地方、北陸地方などは、冬場に暖房を使用する割合が高くなるため、電気代の平均が高くなる。
一人暮らしの電気代を節約する方法とは?

ここからは一人暮らしの電気代を節約できる方法を紹介する。全部の方法を使って節約すると、どうしても負担が増えてしまい続かなくなるため、自分の生活スタイルで取り入れられそうな方法から試していくのがおすすめだ。
一人暮らしの電気代節約術①:エアコンの使い方を見直す
夏や冬の電気代が高くなる要因のひとつであるエアコン。そのエアコンの使い方を見直すことによって、電気代を大きく節約することが可能だ。いくつか種類があるので、細かく解説していく。
こまめにオンオフするよりも、つけっぱなしのほうがお得
電気代を節約するためには、エアコンをこまめにオンオフすることは逆効果だ。30分以内の短時間の外出ならば、エアコンはつけっぱなしにしておいたほうが電気代はかからない。
エアコンは電源を入れると、設定温度に近づけるために一気に稼働するので、室温が高かったり低かったりする場合は消費電力が多くなる。逆に、室温が安定していると、エアコンも室温を安定させるだけなので、消費電力も少なくて済むのだ。
サーキュレーターなどで空気を循環
サーキュレーターや扇風機を使い、部屋の空気を循環させることにより、温度のムラをなくしエアコンの余計な稼働を減らすことができる。電気代節約にもつながる。
「自動運転」がおすすめ
エアコンは「自動運転」で設定温度まで一気に稼働させたほうが、電力消費が抑えられる。電気代がかからなさそうな「弱運転」だが、エアコンは設定温度に近づけるまでフル稼働し続けるので、結果的に「自動運転」のほうが設定温度になるまでの電気代が少なくて済む。
室外機周りに物を置かない
エアコンは風通しが悪いと、運転効率が悪くなり通常よりも電気代がかかってしまう。室外機の周りに余計な物は置かず、エアコンが万全に稼働するような環境にしよう。
フィルターをこまめに掃除
エアコンのフィルターにほこりがたまると目詰まりが起こり、温度設定がうまく動かなくなり、運転効率が下がってしまう。2週間に1度はフィルターを掃除し、ほこりを取り除こう。
一人暮らしはだと家に自分以外誰もいないので、実家のように誰かが電源を消してくれることがない。そのため、エアコンをうっかりつけっぱなしにしないように気をつけよう。
一人暮らしの電気代節約術②:カーテンで日光をコントロール
カーテンを使って窓から入る日光をコントロールすることで、室温の調整ができる。
夏の日中はカーテンを閉めて日光を遮ることで涼しく過ごせる。冬は逆に、カーテンを開けて日光を取り入れることで部屋が暖かくなる。
また断熱カーテンを使用することで、室温が5℃以上変わると言われている。断熱カーテンは一般歴なカーテンより高価だが、冷暖房の効率が良くなるので電気代節約におすすめだ。
一人暮らしの電気代節約術③:省エネ家電を使う
古い家電は経年劣化により、新品のころより消費電力があがる場合がある。新しい家電は省エネ化が進んでいるので、ある程度古くなった家電は新しいものに買い替えたほうが、電気代が安くなる場合が多い。その際に省エネ家電を選ぶことで、さらなる電気代節約につながる。
賃貸物件に備え付けられている家電は、自分で勝手に交換できないので注意が必要だ。
一人暮らしの電気代節約術④:電気や家電のつけっぱなしや消し忘れを失くす
テレビ、居室、浴室、トイレといった照明の電気の消し忘れに注意するだけで、細かな電気代の節約になる。
テレビやレコーダーなどの待機電力や、炊飯器や電気ポットなどの保温機能のある家電も、つけっぱなしにする必要がなければ、こまめに電源をオフにして電気代の節約しよう。
一人暮らしの電気代節約術⑤:アンペア数を変更
大手電力会社の場合、電気代は一般的にアンペア数の大きさによって基本料金が決まっている。アンペア数とは、一度に使える電気の量のことである。
一人暮らしの場合、20〜30アンペアで契約していることが多いが、10アンペアや15アンペアでの契約も可能だ。部屋の規模に合わない大きいアンペアで契約している場合があるので、アンペア数の確認をしてみよう。電力をあまり使用しない一人暮らしでは、アンペア数を変えてもあまり節約にならない場合があるので、事前によく調べることをおすすめする。
一人暮らしに適したアンペア数とは?賃貸では変更可能?電気代の節約方法も解説
一人暮らしの電気代節約術⑥:電力会社やプランを変更
ライフスタイルにあった料金プランを見直すことで、電気代が安くなることがある。日中は家にいない場合、夜間が割安になるプランを選択することで、電気代を安くすることが可能だ。
また電力会社を変更することで、電気代が安くなる可能性がある。電力自由化に伴い、消費者が電力会社を選べるようになったので、さまざまな電力会社のサービスを比較しよう。
使っている携帯電話会社が提供している電力会社を使用すると割引があったり、基本料金がなかったりする電力会社など、さまざまなプランがあるが、一人暮らしだと割高になる場合もあるので事前によく調べることが必要だ。
エアコンの使い方や家電などを見直して一人暮らしの電気代を節約しよう!
一人暮らしの電気代は、小さい節約でもコツコツ積み重なると大きな節約につながる。エアコンの運転効率を最大限に活かし、家電の使い方をマスターすれば、消費電力を抑えることができる。
さらに古い家電と電力会社を見直し、自分の生活スタイルで電気代のどこから節約できるか考えてみよう。
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