【2020冬】Amazonプライムビデオのおすすめ映画20選!クリスマスシーズンに観てほしい名作は
この記事では、クリスマス前にはもちろん、年末年始の巣ごもりで観るのにもおすすめの、Amazonプライムビデオで見放題(※)となっている映画20作品を8つのジャンルから紹介している。
※2020年11月末現在の情報です。
このページで紹介しているAmazonプライムビデオのおすすめ映画
- ▼寒い場所でも心はポカポカ!あったかい気持ちになれる日本のコメディ2選
- 11:『南極料理人』(2009)
- 12:『テルマエ・ロマエ』(2012)
- ▼浮き沈みのある青春を綴った、胸を熱くさせる音楽映画3選
- 13:『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)
- 14:『ジャージー・ボーイズ』(2014)
- 15:『ロケットマン』(2019)
- ▼街を、世界を救え!ヒロイックなアクションアドベンチャー映画2選
- 16:『名探偵ピカチュウ』(2019)
- 17:『プロメア』(2019)
- ▼子どもと一緒に!四季を感じられるアニメ映画3選
- 18:『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2017)
- 19:『若おかみは小学生!』(2018)
- 20:『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』(2019)
寒い場所でも心はポカポカ!あったかい気持ちになれる日本のコメディ2選
続いてはAmazonプライムビデオから、あったかい気持ちになれるかもしれない日本のコメディ映画を紹介しよう。いずれも寒い場所での温かさが(物理的にも精神的にも)存分に描かれている。
Amazonプライムビデオのおすすめ冬映画11:『南極料理人』(2009)
舞台は前述の『遊星からの物体X』と同様に南極観測基地。だが、こっちはキュートなおじさんたちがいちゃいちゃしている楽しい内容だ。南極の基地内で単身赴任生活を送る8人の男性の日常を映しているだけのはずなのに、その極寒の地で巻き起こるイベントは多種多様で豊か、堺雅人や生瀬勝久や高良健吾ら実力派俳優のユーモラスな演技もあって全く飽きることがない。
いわゆる“飯テロ”度も半端ないものがあり、数々のおいしそうな料理を見ればお腹がすくこと間違いなし、特に観た後はラーメンが食べたくなることだろう。それは人間の食べるという根源的な欲求が、最高の娯楽になるということの証明でもある。限られた場所で暮らしていても楽しく暮らすことができているという姿は、今の世の中においても参考にできることが多いだろう。
『南極料理人』の情報
監督: 沖田修一
出演:堺雅人, 生瀬勝久, きたろう ほか
製作:2009年
時間:2時間5分
Amazonプライムビデオのおすすめ冬映画12:『テルマエ・ロマエ』(2012)
古代ローマの浴場設計技師が、現代の日本の銭湯にタイムスリップしてしまうというぶっとんだ設定と、様々なお風呂のうんちくで人気を博したマンガの実写映画化作品だ。主演の阿部寛の彫りの深い顔だちがちゃんとローマ人に見えるというのが、何よりの成功のポイント。彼が異文化の日本の風呂文化に触れ、それぞれに驚愕しリアクションを取る様はそれだけで面白い。
「現代日本の風呂文化や技術をローマに持ち帰り再現する」という流れからは、日頃から浸かっているお風呂のありがたみをより感じることができるだろう。後半からの映画オリジナルのパートはお世辞にも出来が良いとは言い難いが、ゆるい雰囲気で楽しめるということは長所だといえる。なお、現在Amazonプライムでは続編の『テルマエ・ロマエ II』の他、同じく武内英樹監督が手掛け大ヒットとなった『翔んで埼玉』も見放題となっている。
※『翔んで埼玉』はこちらの記事でも詳しく解説をしている↓
【解説】映画『翔んで埼玉』が壮大かつ大真面目な物語である7つの理由
『テルマエ・ロマエ』の情報
監督:武内英樹
出演:阿部寛, 上戸彩, 北村一輝 ほか
製作:2012年
時間:1時間48分
浮き沈みのある青春を綴った、胸を熱くさせる音楽映画3選
音楽映画からも3作品紹介しよう。いずれも実在の人気バンドまたは歌手の青春を追っており、その本物さながらの歌唱とパフォーマンスが楽しめる作品だ。
Amazonプライムビデオのおすすめ冬映画13:『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)
ご存知、日本で興行収入127億円を超える大ヒットとなった本作もAmazonプライムで見放題となった。世界的ロックバンドであるクイーンの伝記映画であり、複雑な出自に劣等感を抱き、スキャンダルの報道やメンバーとの衝突に苦しむフレディ・マーキュリーの姿が丹念に描かれている。
俳優陣が全員ともクイーンのメンバーそれぞれの“生き写し”のような存在感を放っており、当時にタイムスリップしたかのような”空気感”の再現度は圧巻の一言。物語がクライマックスに向けて周到に積み立てられており、そこには映画でしか表現し得ない感動がある。また、フレディ・マーキュリーはHIVウイルスのために45歳でこの世を去った人物である。新型コロナウイルスという脅威が人類を襲い、たくさんの人が亡くなった今、その生き様にまた想うところがあるかもしれない。
※12月1日は世界エイズデーです。支援団体のWebサイトはこちら
『ボヘミアン・ラプソディ』の情報
監督:ブライアン・シンガー
出演:ラミ・マレック, ルーシー・ボーイントン, グウィリム・リー ほか
製作:2018年
時間:2時間14分
Amazonプライムビデオのおすすめ冬映画14:『ジャージー・ボーイズ』(2014)
「君の瞳に恋してる(Can’t Take My Eyes Off You)」でお馴染み、ロックポップスグループのフォー・シーズンズを描いた作品だ。ニュージャージー州の貧しい町で生まれ育った4人の青年たちはコネも金も持ち合わせていなかったが、フランキー・ヴァリの天性の歌声と、チームワークを持ってのし上がっていく。
若者たちの栄光と挫折、彼らの欠点を含めた人間の愛おしさを描くというのは、クリント・イーストウッド監督の真骨頂。大スターを描いているようで、「仕事と家庭の両立が難しい」という普遍的な悩みも描かれていたりもする。原作のミュージカルでも主演を務めていたジョン・ロイド・ヤングが、あの“超高音”の歌声を再現しきっているのは圧巻だ。
『ジャージー・ボーイズ』の情報
監督:クリント・イーストウッド
出演:ジョン・ロイド・ヤング, エリック・バーゲン, マイケル・ロメンダ ほか
製作:2014年
時間:2時間14分
Amazonプライムビデオのおすすめ冬映画15:『ロケットマン』(2019)
「僕の歌は君の歌(Your Song)」などで知られる、世界的シンガーのエルトン・ジョンの半生を綴った作品だ。実はガッツリとミュージカルの作品で、主人公もモブキャラクターも音楽に合わせて歌って踊り、画面上でははっきりと現実ではあり得ない光景も広がる。前述した『ボヘミアン・ラプソディ』のような伝記映画のようで、実は『ラ・ラ・ランド』(2016)(こちらもAmazonプライムで見放題)にも近い内容とも言えるだろう。
PG12指定がされており、劇中のエルトン・ジョンが麻薬中毒者であることが明確に描写されていたり、性的な話題や描写も多数あるため子どもにはおすすめできない。だが、その“正しくなさ”までをも“正直”に映画で描くという意向には確かな意義がある。その破天荒な人生のきっかけになったと言える、「愛されたいのに愛されない」という普遍的な悩みも、多くの人の胸をうつだろう。
『ロケットマン』の情報
監督:デクスター フレッチャー
出演:タロン・エガートン, ジェイミー ベル, リチャード マッデン ほか
製作:2019年
時間:2時間1分
街を、世界を救え!ヒロイックなアクションアドベンチャー映画2選
ここではAmazonプライムビデオから、幅広い方におすすめできる、アクションと冒険に満ちた映画2作品を紹介しておこう。
Amazonプライムビデオのおすすめ冬映画16:『名探偵ピカチュウ』(2019)
本作は世界的に知られる日本発のコンテンツ『ポケットモンスター』シリーズを基にした初のハリウッド映画(ただし『ポケットモンスター』シリーズとこの映画は同一の世界観ではない)にして、ゲームの『名探偵ピカチュウ』を原作とした作品である。父が事故で亡くなったことを知った青年が、人間とポケモンが共存する街にやってきて、言葉をしゃべる1匹のピカチュウと出会い、父の死の真相を探ることになる。「ポケモンが当たり前にいる街の光景」はそれだけで感動的であり、ポケモンそれぞれの質感をリアルかつキュートに表現した造形も素晴らしいという他ない。
ピカチュウが明らかに成人男性の声でしゃべっている(ように聞こえる)というギャップも大きな魅力。凸凹コンビが知恵と勇気を駆使して冒険する“バディもの”、ギミックのあるアクションや圧巻のスペクタルが展開し、親子のドラマまで用意されているなど、エンターテインメントとしても全方向的に完成度が高い作品なので、ぜひ親子でご覧になってほしい。
※『名探偵ピカチュウ』はこちらの記事でも詳しく解説をしている↓
【解説】映画『名探偵ピカチュウ』にみる、ポケモンの世界の新解釈とは? 大ヒットの「5つ」の理由
『名探偵ピカチュウ』の情報
監督:ロブ・レターマン
出演:ジャスティス・スミス, ライアン・レイノルズ, キャスリン・ニュートン ほか
製作:2019年
時間:1時間44分
Amazonプライムビデオのおすすめ冬映画17:『プロメア』(2019)
スマッシュヒットした日本のアニメ映画だ。 未曾有の大惨事により世界の半分が焼失してから30年後、救命消防隊のメンバーが再び世界を危機に陥れようとする者たちに立ち向かうことになる。今石洋之監督と脚本家の中島かずきのコンビは「天元突破グレンラガン」「キルラキル」といったハイテンションかつ勢いがものすごいアニメ作品を手掛けており、その特徴は本作でも爆発している。
主役の声を務めた松山ケンイチと早乙女太一がハマっているのはもちろん、堺雅人の怪演も各所で話題を呼んだ。息つく暇もない見せ場の連続と、歌舞伎の“大見得”を思わせる決め台詞などなど、とにかく「熱血!」という言葉がふさわしい、過剰なほどのアツさに溢れている作品なので、冬にこそおすすめしたい内容だ。アメコミの『X-MEN』を思わせる価値観の異なる者同士の対立構造や差別意識は、現実の問題も重ね合わせられるだろう。
『プロメア』の情報
監督:今石洋之
出演:早乙女太一, 松山ケンイチ, 古田新太, 堺雅人 ほか
製作:2019年
時間:1時間52分
子どもと一緒に!四季を感じられるアニメ映画3選
最後に紹介するのは、Amazonプライムビデオから四季折々の季節が展開するアニメ映画3選。いずれも子どもと一緒に観てほしいと願える、それでいて大人が観てこその感動もある内容だ。
Amazonプライムビデオのおすすめ冬映画18:『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2017)
「人形や小物をカメラで撮って、少しだけ動かして、また撮影して、また動かして……」と気が遠くなる作業を繰り返して、やっと完成できる“ストップモーションアニメ”の作品だ。重要なのは日本の文化に多大なリスペクトを捧げていることで、三味線や折り紙、はたまた夏の“お盆”や”灯籠流し”という文化も劇中では重要なモチーフとして登場する。紅葉が映える秋、雪が積もる冬の情景も描かれており、日本という国の四季折々の美しさも存分に感じることができるだろう。
物語は「サルとクワガタのお供と一緒に旅に出る」という単純明快な冒険活劇であるため、大人から子どもまでワクワクしながら楽しめる。同時に「人はなぜ物語を必要とするのか?」と、創作物そのものの意義を説いていることも素晴らしい。なお、同じ製作スタジオ“ライカ”の他作品『コララインとボタンの魔女』(2010)と『ボックストロール』(2014)も、Amazonプライムで見放題だ。
『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の情報
監督:トラヴィス・ナイト
出演:アート・パーキンソン, シャーリーズ・セロン, マシュー・マコノヒー ほか
製作:2017年
時間:1時間41分
Amazonプライムビデオのおすすめ冬映画19:『若おかみは小学生!』(2018)
公開されてすぐは動員が振るわなかったものの、SNSで絶賛が相次ぎ、児童書が原作にも関わらず大人から絶大な支持を得た作品だ。交通事故で両親を亡くした小学6年生の主人公が、祖母が営む旅館に引き取られ、ライバル旅館の跡取り娘や、昔から旅館に住み着いているユーレイの少年たちと交流しながら、若おかみとして少しずつ成長ていく様が描かれている。
アニメーションとしてのクオリティが破格であり、「お神楽の見事な舞い」や「クルクルと窓の鍵のつまみを回す」や「瓦の屋根から落ちてしまった女の子を受け止める」など、「絵が生きているように見える」ことそのものに大きな感動がある。何より、予想だにしない、これまでの全ての伏線が結集された、情け容赦がないと同時に優しさと希望にも溢れた、涙腺決壊必至のクライマックスとラストが待ち受けている。子ども向けと侮らずに、ぜひ観てほしい大傑作だ。
『若おかみは小学生!』の情報
監督:高坂希太郎
出演:小林星蘭, 水樹奈々, 松田颯水 ほか
製作:2018年
時間:1時間34分
Amazonプライムビデオのおすすめ冬映画20:『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』(2019)
“リラックマ”や“たれぱんだ”などでも知られるサンエックスのキャラクター、すみっコぐらしを題材とした作品だ。すみっコたちは日本人らしい“隅っこが好き”という特徴が反映されており、後ろ向きかネガティブ、またはコンプレックスを抱えているようなキャラになっているため、それぞれがいじらしくも可愛く、大いに感情移入ができるようになっている。
物語は、「桃太郎」や「アラビアンナイト」など、誰もが知る絵本(おとぎ話)の中を冒険するというもの。「マッチ売りの少女」の中にも入り込むため、必然的に冬という季節も描かれるというわけだ。物語は決して子どもだましの甘いものではなく、終盤には過酷な試練が彼らに与えられる。「誰かのために一生懸命になる」ということは子どもの教育上も素晴らしいメッセージであるし、大人も忘れがちになっていた“本当に大切なこと”を思い出すきっかけになるだろう。なお、本作の続編が2021年に公開されることが決定している。
『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』の情報
監督:まんきゅう
出演:井ノ原快彦, 本上まなみ ほか
製作:2019年
時間:1時間5分
Amazonプライムビデオで楽しむ季節ごとのおすすめ映画
Amazonプライムのおすすめ映画は、以下に季節ごとに紹介してきたので、あわせて参照してほしい(現在は見放題が終了している作品もあり)。
【2020春】Amazonプライムビデオのおすすめ映画20選!迷ったら観たい、新生活にぴったりの作品は?|CHINTAI情報局
【2020夏】Amazonプライムビデオのおすすめ映画10選!夏休みにぴったりの作品は?|CHINTAI情報局
【2020秋】Amazonプライムビデオのおすすめ映画10選!秋にふさわしい作品は?|CHINTAI情報局
これでもAmazonプライムで見放題の映画のごくごく一部。さらなる映画の魅力を、ご自身で見つけて行ってほしい。
文=ヒナタカ
インディーズ映画や4DX上映やマンガの実写映画化作品などを応援している雑食系映画ライター。過去には“シネマズPLUS”で、現在は“ねとらぼ”や“ハーバー・ビジネス・オンライン”などで映画記事を執筆。“カゲヒナタの映画レビューブログ”も運営中。『君の名は。』や『ハウルの動く城』などの解説記事が検索上位にあることが数少ない自慢。
Twitter:@HinatakaJeF
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