【Amazon】アマゾンプライムビデオのおすすめ映画20選!迷ったら観たい、新生活にぴったりのアマプラ映画作品は?
この記事では、現在Amazonプライムビデオの動画見放題のラインアップに入っており、新学期や新しい生活が始まるというこの時期にこそ観てほしい、オススメの映画から一挙20作品を紹介。
このページで紹介しているAmazonプライムビデオのおすすめ映画
7:『最強のふたり』
8:『50/50 フィフティ・フィフティ』
9:『湯を沸かすほどの熱い愛』
10:『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』
11:『スイス・アーミー・マン』
12:『ワンダー 君は太陽』
13:『シング』
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Amazonプライムビデオでおすすめ:障害や不治の病いを扱いながらも“お涙ちょうだい”じゃない映画3選
ここからは、障害や不治の病いをテーマとしながらも、「死や病=悲しいこと」と単純化していない“お涙ちょうだい”には決してならない、優れた映画を3つ紹介していこう。
Amazonプライムビデオのおすすめ映画7:『最強のふたり』

フランスで大ヒットした実話ベースのコメディドラマであり、全身麻痺の障害を持つ大富豪・フィリップが、無職の不遜な青年・ドリスを介護者として雇用することから始まる物語だ。正反対の性格をもつキャラクターが織りなす、その価値観の違いから起こるギャップはそれだけで面白い。
音楽の使い方が実に絶妙で、オープニングのあの名曲、誕生日それぞれの「自分の好きな曲」を教え合うシーンも素敵だ。
大切なのは「同情しなくてもいい」ということが明言されていること。障害を持っている人に「かわいそうだな」「気の毒だな」という感情を持つことは誰にでも共通のこと(それ自体は間違ったことではない)だが、この映画の青年にはそんな同情とは無縁。その言動と行動には全く嘘偽りがなく、あくまで対等の立場でいようとする様が気持ちがいい。
下ネタも含め不謹慎ギリギリのギャグもあるのだが、全くイヤな気分にならないで観ることができるだろう。なお、Amazonプライムでは同作のハリウッドリメイク版となる『人生の動かし方』も見放題となっている。
『最強のふたり』の情報
監督:エリック・トレダノ、出演:フランソワ・クリュゼ, オマール・シー, アンヌ・ル・ニ ほか
2012年、1時間52分
Amazonプライムビデオのおすすめ映画8:『50/50 フィフティ・フィフティ』

27歳の青年・アダムが末期ガンになり、「5年後の生存確率が50%」と知らされることから始まるドラマだ。
皮肉なのは、彼が人一倍“死”に敏感だったということ。映画は彼が「赤信号でちゃんと止まる」シーンから始まり、酒もタバコもやらないのは当たり前、「車の事故が死因の上位にあるから」という理由で車も運転免許証も持ってない。それなのに末期ガンになってしまうというのは、とてつもない悲劇だ。
そんな彼の悪友は、性生活が奔放で、超がつくほどに不真面目。だけど元来のポジティブさで主人公を元気づけていく。例えば、主人公が5年後の生存確率が50%であることを告げると、「カジノだったら最高の確率だろ!」と返したりもするのだ。そんな風に雰囲気は全く重くなく、鑑賞後にはむしろ元気をもらえることだろう。
『最強のふたり』と同様に、難病を扱っていながらも(下ネタを含めた)ギャグが満載で、爽やかな映画が観たいという方にオススメだ。
『50/50 フィフティ・フィフティ』の情報
監督:ジョナサン・レヴィン、出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット, セス・ローゲン, アナ・ケンドリック ほか
2011年、1時間40分
Amazonプライムビデオのおすすめ映画9:『湯を沸かすほどの熱い愛』

こちらも、『50/50 フィフティ・フィフティ』と同じく末期ガンに侵された人物が主人公だ。
かつて銭湯を切り盛りしていた主人公・双葉が、娘のいじめの解決や、蒸発した夫との再会など、生きているうちにやるべきことを着実にやり遂げようとする様が描かれている。
実はかなり好き嫌いの分かれる作品でもあり、良識に照らして考えれば主人公の行動が“アウト”なものとして映る人も多いだろう。主人公は苦しんでいる家族や他者に向けて、あえて“試練”を与えるようなことばかりをしているのだから。
しかし、描かれているのはあくまで、死を宣告された主人公が「残された人のことを考えて、一心不乱に行動する」という物語だ。
そう考えれば、あの“試練”にも納得できたし、それを通じて“人間が生きる”たくましさそのものを描いていることを思えば、あのとんでもないラストを含めて納得はできるのではないだろうか。“死”を意識してこそ、人間は生きる気力が湧くのかもしれない。そんなことを改めて気付かせてくれる作品だ。
『湯を沸かすほどの熱い愛』の情報
監督:中野量太
出演:宮沢りえ, 杉咲 花, 篠原ゆき子, オダギリジョー ほか
2016年、2時間5分
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ここでは、あらすじを聞くだけでは「なんだそれ?」と思ってしまいそうだが、実は爽やかな2つの映画を紹介する。
Amazonプライムビデオのおすすめ映画10:『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』

見た目はスプラッターホラーでR15+指定もされているのだが、実はほっこり笑顔になれるラブコメディだ。メインの物語は「心優しい中年男性が殺人鬼と勘違いされちゃったせいで、次から次へと人が死んでいく」というもの。血しぶきを撒き散らして人死にが出ているというシャレになっていない事態なはずなのに、主人公たちがどこかほのぼのとしていて憎めない、どうしても笑顔になってしまうの作品なのである。
それと並行して描かれているのは、モテない中年男性の悲哀だ。太った風貌と引っ込み思案な性格のおかげで女性と上手く話せない心優しい中年男性と、彼に言い過ぎなぐらいのアドバイスをしていく親友とのやり取りにほっこりさせられ、彼の恋の成就を心から応援したくなるのである。
ちょっとぐらいのグロなら平気!という方にはぜひ見てほしい、後味爽やかでニコニコできる、隠れた傑作である。
『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』の情報
監督:イーライ・クレイグ、出演:アラン・テュディック, タイラー・ラビン, カトリーナ・ボウデン ほか
2012年、1時間28分
Amazonプライムビデオのおすすめ映画11:『スイス・アーミー・マン』

パッと見から「死体をボート代わりにして海を横断している」という、どうかしているとしか思えないジャケットだが、安心してほしい。中身はもっとどうかしている(褒め言葉)。
このボートがわりの死体の動力は実はオナラであり、基本的なプロットはこの死体の歯をカッター代わりにしたり、体内に水分を蓄えておきシャワー代わりにしたり、死後硬直した腕を大木を割る斧代わりにしたりと、まるで「十徳ナイフ(=スイス・アーミーナイフ)」のように役立てて無人島でサバイバルしていくというものだ。本当におかしい(褒め言葉)。
よくも『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフがこんな死体役を引き受けたとも思うが、その実けっこう“真面目”な作品でもある。
孤独な青年ハンクが死体と親友となり、かつてない(あってたまるか)奇想天外な友情と青春の物語も紡がれていき、下ネタ満載の会話とアホらしい展開に笑っていると、最後には思いがけない感動が待ち受けていたりもするのだから。
『スイス・アーミー・マン』の情報
監督:ダニエル・シャイナート, ダニエル・クワン、出演:ダニエル・ラドクリフ, ポール・ダノ, メアリー・エリザベス・ウィンステッド ほか
2016年、1時間37分
Amazonプライムビデオでおすすめ:子どもにもオススメの新生活にぴったりな映画2選
ここからは、小学生くらいのお子さんと一緒に観るのもオススメの、新生活にもぴったりな2つの映画を紹介しよう。
Amazonプライムビデオのおすすめ映画12:『ワンダー 君は太陽』

遺伝子の疾患で人とは異なる顔で生まれてきた少年を、両親が5年生から学校に通わせようとすることから始まる物語だ。彼はいじめや裏切りなど困難と出会い、何度もくじけそうになりながら、家族の愛を受けながら、勇気を持って立ち向かっていく。
『スター・ウォーズ』のキャラクターが登場するのも楽しく、根っからの悪人と言える人物も存在しないため、安心して観られるだろう。
主人公の少年を応援できることはもちろん、その周りの人々の気持ちに寄り添い、彼らの心境の変化が描かれていくということも重要だ。観ている人それぞれが自身を投影しやすいキャラクターを見つけられるのはもちろん、凝り固まった考えを持つオトナこそがハッと気づける、現実での他者への接し方について学べるところも多いにあるだろう。
『ワンダー 君は太陽』の情報
監督:スティーヴン・チョボスキー、出演:ジュリア・ロバーツ, オーウェン・ウィルソン, ジェイコブ・トレンブレイ ほか
2017年、1時間53分
Amazonプライムビデオのおすすめ映画13:『シング』

歌のコンサートが開催決定し、そのオーディションで誰もが夢を叶えるために(あるいは賞金のため)奮闘するというアニメ映画だ。
あまり洋楽を聞かない人でも知っている有名曲がたっぷり登場し、たくさんの動物キャラが見事な歌唱を披露していく様はそれだけで楽しい。性格が悪いキャラもけっこう多く、なかなか辛辣とも言える作劇で、良い意味で子供向けらしくない。
本作のテーマの1つとなっているのは、“自己実現”だ。人生が上手くいかないと感じる、疲れているというオトナこそ、「なりたいものになろうと努力する」キャラたちの心情にグッとくるだろう。
クライマックスでは思いがけない、本作が音楽を主体にした映画だからこそ為し得た感動がある。大橋卓弥(スキマスイッチ)やMISIAなど、実力派歌手も参加した日本語吹替版もオススメだ。
『シング』の情報
監督:ガース・ジェニングス、出演:マシュー・マコノヒ, リース・ウィザースプ, セス・マクファ ほか
2017年、1時間47分
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