お正月後のお楽しみ!余ったおせちを絶品トーストにアレンジ
ちょこっとあまったおせちは、「トースト」にリメイクするのが吉!

トースト×おせちの意外なおいしさにハマる!
お正月のお楽しみといえば、やっぱり「おせち」!この日にしか食べられない料理も多く、お正月気分を一気に盛り上げてくれる。
しかし不思議なことに、どうしても余ってしまうのもおせちのさだめ。「まだある……」ともてあました経験をお持ちの人も多いのでは。
そこで今回は、余ったおせちの消費に最適な「おせちトースト」をご紹介!パンにおせちをのせるだけで作れるので、まだのんびりしていたいお正月休みのおやつや朝ごはんにピッタリだ。
意外なおいしさに、「もっと残しておけばよかった」と思うかも? ぜひお試しあれ!
おせちのアレンジレシピ①.栗きんとんバタートーストの作り方

おせちの甘~い一品「栗きんとん」
まずは、おせち不動のデザート枠である「栗きんとん」のリメイクトーストをご紹介。
ザクッと香ばしい歯ごたえと、バターの香り、しっとりとした栗きんとんの甘さが最高のハーモニーを奏でてくれる。トーストなのに、タルトやパイを食べているような贅沢な気分になれる一品だ。

バターの香りと栗の甘さがたまらない!
作り方
①. 食パン(4~5枚切りがオススメ)をきつね色になるまでトースターで焼く。

こんがりきつね色
②. トーストが熱いうちに有塩バターを塗る。(無塩バターの場合は、塩ひとつまみを全体に振る)

甘じょっぱく仕上げたいので、有塩バターがオススメ
③. 栗きんとんをたっぷりのせたらできあがり。

あとは、余った栗きんとんをのせるだけ!
栗きんとんバタートーストの完成!
ほっこりとした甘さに、バターの塩っ気が最高にマッチ!ザクッとした食感や塩気がアクセントになるので、栗きんとん単体だと飽きちゃう……という人もペロリと食べ切れそう。
アツアツのコーヒーと一緒にご堪能あれ!

バターの香りで栗きんとんが大変身!
おせちのアレンジレシピ②.田作りチーズトーストの作り方

つい手が止まらなくなる「田作り」
カタクチイワシの稚魚である田作りを、カリッと甘辛く香ばしく炒めたおなじみの一品。
ほろ苦い香りで、「子供のころは苦手だったけど、酒飲みになってから好きになった」なんて声も聞こえる、通好みなおせちメニュー。一見、トーストとは相性がよくなさそうに思えるが……試してみたら、これが意外なほどにウマかった!

田作りとパンの衝撃的な出会い!
作り方
①. 食パン(6~8枚切りがオススメ)にとろけるスライスチーズ、田作りをのせチーズがとけるまでトースターで焼いたらできあがり。

チーズと一緒にのせて焼くだけ!
田作りチーズトーストの完成!
チーズと一緒にパンにのせて焼くだけで、あっというまに完成!
本当に合うのかな……?とおそるおそる食べてみると……おおっ、おいしい。おいしいじゃん!
トーストしたことで更にカリッと香ばしくなった田作りと、とろんと溶けたチーズのミルキーな味わいが好相性。ゴリッとしたくるみの食感もいいアクセントに。田作りが余ったら、ぜひ試してみて!

とろけるチーズが田作りを優しく包み込む!
おせちのアレンジレシピ③.黒豆クリームチーズトーストの作り方

つややかな縁起物「黒豆」
「まめ」という音が丈夫・健康を意味することから、縁起物とされている黒豆。一粒残らずキレイに食べて、1年健康に過ごしたいところ。
クリームチーズと組み合わせた洋風トーストで、おいしさも縁起も余すことなくいただこう。

白と黒のコントラストがオシャレな黒豆トースト
作り方
①. 食パン(6~8枚切りがオススメ)をきつね色になるまでトースターで焼く。

カリッときつね色になるまで焼く
②. クリームチーズを全体に塗り広げる。

クリームチーズが固い場合は、電子レンジで10~20秒ほど温めると塗りやすくなる
③. キッチンペーパーで黒豆の水分を取り、トーストにのせたらできあがり

クリームチーズに汁がにじんでしまわないように、汁気をとっておく

バランスよく黒豆をのせて完成
黒豆クリームチーズトーストの完成!
クリームチーズの白が黒豆のつややかな黒を際立たせ、スタイリッシュな雰囲気のトーストに。黒豆のコクのある甘さと、クリームチーズの爽やかな酸味が抜群の相性だ。
さっぱりしているので、甘いのが苦手な人にもオススメ!

ほどよい甘さで大人から子供まで好まれそう!
おせちがますます楽しみになる!「おせちトースト」を作ってみよう
余ったおせちをトーストにのせるだけで、カンタンに作れる「おせちトースト」。一度食べれば、来年からはわざとおせちを余らせたくなりそうなほど、やみつきになるおいしさだ。
余ったおせちは「おせちトースト」でリメイクして、おいしさも縁起も余すことなく満喫しよう!

残さずおいしく堪能しよう!
文・写真・レシピ=よしもとこゆき
フードコーディネーター、ライター。世界にもっと、「美味しい」魔法を広めるため、レシピ開発やスタイリング、飲食店プロデュースなど食に携わる仕事を中心に、デザインやイラスト、コラムの執筆など幅広く活動中。web:http://table411.net/