1LDKで二人暮らし! プライベート空間の作り方や収納の悩みを解決するインテリアレイアウト

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寝室のインテリア術:寝具のサイズは一人あたり幅80㎝以上確保できるものを

──寝室はどのように使ったら良いですか?

生活リズムが違う場合、就寝時間もバラバラになりがち。人生の1/3 は睡眠時間と言われているぐらいですから、安眠できる空間にするためにも第一に寝具のことを考えなくてはいけません。

ゆったり眠るには1人あたりのスペース幅80cmは確保したいので、二人暮らしの場合、ベッドはシングル2台、クイーン1台が理想です。小柄なカップルならダブルベッドでも大丈夫かもしれませんが……ちょっときつめかもしれません。セミダブルは一人用と考えてください。

布団のほうがスペースは取りません。ただし、間取りによっては入口からの動線を無視せざるを得ない場合も。

扉を開け閉めした際に寝具にぶつからないか、動線が確保できるか も必ず確認しましょう。「ベッドを置いたらクローゼットが開かなくなった」なんてことがないようにご注意を!

ベッド派も布団派も、内見の時にしっかり計測して、思いどおりの寝具が置けるかどうかをチェックしましょう。

収納力をアップさせるインテリア術:壁面スペースを有効活用しよう

ー1LDKは収納が少ない物件が多いのですが、インテリアでカバーできますか?

収納が足りない時は壁を有効活用しましょう。よく使うバッグやコート、翌日着る洋服などは、壁に取り付けたフックに掛けるのがおすすめ。壁が傷つきにくいフックもありますのでチェックしてみてください。廊下や寝室の壁を有効活用して、収納力をアップさせましょう。

インテリア術で視線をコントロールすれば、小さな1LDKも広く見せられる

──広い間取りに憧れる若い二人暮らしにおすすめの広見せインテリアテクニックを教えてください

一般的に「部屋を広く見せたいなら低い家具が良い」と言われますが、家具の大小よりも、“お部屋の第一印象“が何よりも重要なんです。

効果的なのは入口の対角線上に“フォーカルポイント”を作ること。ドアを開けて真っ先に目に入る位置に、美しいもの、気分があがるものを置くのです。

例えば、部屋の入口から見て突き当たりの壁に、アートやポスターを飾ったり、照明を置いたり、観葉植物を置いたり。チェストやテレビボードなどがあるなら、周辺に写真や小物を飾っても良いですね。

部屋の突き当たりに“お気に入りのもの”が置いてあると、そこに視線がいくので、部屋が広く・奥行きがあるように感じます。単に低い家具を置くよりも、断然効果的です。

【二人暮らしインテリア】壁を有効活用して目線を上げさせる図
壁を活用し、視線をコントロールして部屋を広くみせよう

お部屋作りでは何よりも〝楽しむこと〟が大切だと思っています。狭くても、お気に入りのアートや小物を飾って、お部屋を自分スタイルに彩る。帰って部屋に足を踏み入れた途端に、気分が上がる、リラックスできる……。そんなインテリア作りを目指していきましょう!

監修=山口恵実(やまぐちえみ)

スタジオ・デル・ソル合同会社 代表/インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー。アートを取り入れたスタイルや、ヴィンテージ&カジュアルのミックススタイルが得意。

文=野中かおり
イラスト=Koh body

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