賃貸でも室内自転車置き場をDIY!省スペースを叶えつつ好きな物と暮らす
DIYで室内自転車置き場をつくろう

一般的な自転車より優れた機能性を持つロードバイクやスポーツ自転車。
比較的安価なものでも、購入するとなると数万円~となる。気軽に購入できる金額ではないので、雨風から自転車を守るため、または防犯面から「可能なら室内に自転車置き場を用意したい」と思う人が多いのではないだろうか。
室内に自転車置き場を作るためのラックはさまざまな種類が販売されており、サイズ・材質・色などが物件にぴったりと合うものを探すのは難しい。そこで、オリジナルの自転車ラックをDIYで作るのがおすすめだ。
今回は室内自転車置き場の種類や価格、賃貸でも使える室内自転車置き場の実例を紹介する。
このページの目次
室内自転車置き場に必要なラックを購入する場合

室内自転車ラックの種類
室内自転車ラックは、各メーカーからさまざまなタイプが販売されているが、自転車の固定方法と形状でおおまかに分けることができる。
固定方法は横置き、縦置き、天井から吊るすタイプがある。形状で分けるとスタンド型、ポール型、つっぱり型が主流だ。
いずれにしても、賃貸物件に設置するのであれば原状回復できることが絶対条件なのを忘れてはならない。
室内自転車ラックの価格
ラックの価格は2,000円~20,000円と非常に幅広い。安価なものは簡易的な室内自転車置き場として実用性のみに注力した商品が多く、高価なものでは実用性に加えて自転車ラックと自転車をインテリアとして楽しめるよう考慮された商品が多くなっている。
また、一般的に床に直置きするタイプは安価で、壁掛けや天井から吊るすタイプは高価になりやすい。
室内自転車置き場をDIYで作るメリット

室内自転車置き場をDIYで作ると下記のようなメリットが生まれる。
DIYのメリット ①部屋に合わせてぴったりの自転車置き場が作れる
市販の自転車ラックは、決まったラックのサイズに合わせてスペースを確保しなければならない。一方、DIYなら空いているスペースに収まることを基準に製作できる。
狭い物件や間取りが細かく仕切られた物件でも、スペースの確保に悩まなくて良い。
DIYのメリット ②安価に制作できる
シンプルな壁掛けタイプ(横置き)の自転車ラックなら「支柱となる板」、「自転車フック」、「伸縮式つっぱり器具」だけで製作できる。この場合、予算は3,000~4,000円程度。同様の市販品を購入するよりも格段に安くすむ。
また、低予算にこだわりたければ床に直置きするタイプなら固定器具だけで済むため、さらに安価で製作できるだろう。
DIYのメリット ③オリジナルの自転車置き場を作る楽しみがある
DIYは自分だけのオリジナル作品が作れることも魅力だ。スポーツ自転車を所有する人の多くは自転車に愛着を持っているだろう。
DIY自転車置き場で愛車をどのように配置するか、インテリアとしてどう見せれば見栄えするかを考えるのも楽しみの一つになるのでは。
真似してみたい!おしゃれで便利な室内自転車ラックのDIY例
ここでは、インスタグラムで見つけた賃貸でもできるおしゃれな室内自転車置き場のDIY例を紹介する。
自転車ラックDIY実例 ①低予算でも2台掛けを実現
好きな物を集めたスペースは見るたびに楽しい気持ちに。DIY総額は2500円とのこと。低予算でも2台の自転車がかけられるラックを制作できる。
自転車ラックDIY実例 ②帰宅してすぐ掛けられる工夫
玄関ドアのすぐ横に室内自転車ラックをDIYした例。限られたスペースを上手に利用している。このように物件の玄関付近に自転車ラックを置けば、室内まで持ち上げて運ぶ必要がないので女性にもおすすめのアイデアだ。
自転車ラックDIY実例 ③限られたスペースにパズルのように配置
エアコン横のスペースを上手に利用して省スペースな自転車置き場をDIYしている。
またラブリコを利用して作っているので原状回復できる。
自転車ラックDIY実例 ④ディスプレイにひと工夫でショップのような雰囲気に
デッドスペースになりがちな角のスペースに自転車をディスプレイ。グリーンとともに配置するアイデアは室内でも自然の爽やかさを感じられるような空間に。
賃貸物件でもできる!自転車ラックDIYに使える便利グッズ
賃貸物件では、原状回復する義務がある。自転車ラックをDIYで作る場合には、元に戻せるようにすることを忘れてはいけない。
自転車置き場をDIYする際には、バネの力で木材をつっぱり固定する器具が便利。今回紹介したDIY実例でも多く使われている代表的なDIYグッズ「ディアウォール」と「ラブリコ」を紹介する。
若井産業 ディアウォール
2×4という規格の木材の上下にパーツをはめこみ、天井と床につっぱらせて使用する。
パーツ内にバネが内蔵されているため、壁に穴をあけることなく使うことができる。
平安伸銅工業 LABRICO
こちらも2×4木材を突っ張ることができるDIYパーツ。ディアウォールはバネでつっぱる仕組みだったが、こちらのラブリコはジャッキを回して突っ張る仕組みになっている。
室内自転車置き場をDIYして、くつろぎ時間も愛車とともに

近年、ロードバイク、クロスバイクといったいわゆるスポーツ自転車を楽しむ人は増えている。ゆったりとした速度で散歩のようにライドを楽しむ「ポタリング」の流行や、2011年の東日本大震災後に通勤・通学の手段として自転車を選ぶ人が増えたことなどが背景にあり、これまでスポーツ自転車に触れたことがない層にも広がりを見せている。
これからスポーツ自転車を購入する人や、購入したばかりで置き場所が決まっていない人は、ぜひ今回の記事を参考にして室内に自転車ラックをDIYしてみて欲しい。毎日を過ごす室内で、好きな物が自然と目に入るのは楽しい。
リラックスタイムには自転車を眺め、行ってみたい場所を思い浮べるのもいいだろう。リラックスタイムがより豊かな時間となるはずだ。賃貸物件の場合には壁や床を傷つけないように配慮しつつ、住まいに最適な自転車置き場を手に入れてみては。
文= わたやみき
ライター・ボイストレーナー。「毎日をちょっと楽しく、快適に」を大切に。生活ハックや節約術はおまかせ! 保険やカード、各種手続きなど、わかりにくいことをわかりやすく伝えます。
ブログ:https://okuro.fun/
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