余ったおせち料理を簡単リメイク！黒豆マフィン＆栗きんとんパイのレシピ

「余らせたくなる」おいしさ！おせち料理をリメイクしてスイーツを作ろう！

お正月の楽しみといえば、初詣にお餅に羽つきに……色々あるけれど、なんといっても「おせち料理」は外せない。ただ、はじめのうちはおいしいと思って食べていても、2日3日と続くと飽きてしまってついつい余らせてしまいがち。

今回はそんな余ってしまったおせち料理を蘇らせる、リメイクレシピをご紹介。あの定番おせち料理が、おいしいスイーツに変身する！

「正月からわざわざお菓子を作りたくない」という人も大丈夫。混ぜるだけ、包むだけであっという間に完成するから、スキマ時間に作れるはず。

簡単＆おいしくて、このために余らせたくなるかも。ぜひお試しあれ！

ふっくらツヤツヤに煮えた黒豆も、子どもがあまり好きじゃなかったりして余らせがちなおせち料理の定番だ。3が日が過ぎても、お母さんがひとりでもくもくと黒豆を食べ続けてる……なんて光景はうちだけではないはず。

余ってしまった黒豆も、アレンジすれば子どもに人気のお菓子に。ホットケーキミックスを使って手軽に作ってみよう！

ホットケーキミックス＝200g
牛乳＝100g
砂糖＝大さじ2
サラダ油=大さじ3
卵＝1個
黒豆＝100g程度

①. ボウルに牛乳、卵、砂糖を入れてよく混ぜる。サラダ油を少しずつ加え、もったりとするまで混ぜる。

②. ①にホットケーキミックスを加え、粉気がなくなるまで混ぜる。黒豆を加え、ざっくりと混ぜる。

③. スプーンで生地をすくい、マフィンカップの7～8分目まで入れる。180度に予熱したオーブンで20～25分焼いたらできあがり。

材料をボウルに入れてぐるぐる混ぜるだけで、ふっくら香ばしいマフィンの完成！
カリッふわっと焼けた生地と、むっちりした黒豆が相性抜群。黒豆の香りが加わって、ホットケーキミックスで作ったとは思えない上品なお菓子に仕上がっている。

オーブンがない場合は、電子レンジで作ってみて。600Wで3分前後、ふくらみ加減を見ながら調整しよう。

おせち料理のデザート的存在、栗きんとん。あると嬉しいが、甘さがしっかりしてるので少し食べると満足してしまう……なんて人も多いだろう。

栗がぜいたくに使われた栗きんとんを残してしまうなんてもったいない。サクサクのパイ生地で包んで、リッチなスイーツに変身させてみよう！

栗きんとん＝150g程度
パイシート（冷凍）＝1枚（15cm×15cm程度）
卵黄＝1個分

①. パイシートは解凍して4等分にカットし、1.3倍ほどの大きさになるまで麺棒で伸ばす。

②. ①の真ん中に栗きんとんを1/4ずつ乗せ、包むようにして四辺を重ねる。

③. 卵黄を溶き、パイ生地の表面に薄く塗る。190度に予熱したオーブンで15分焼いたらできあがり。

サクサクのパイ生地に、ほっくり甘い栗きんとんの間違いない組み合わせ！パイ生地にかすかな塩気があるので、甘さのバランスがよく飽きずにいくらでも食べられそう。

またアツアツのうちに、バニラアイスをのせて食べるのもおすすめ！
包んで焼いただけなのにおいしすぎる……！　これなら、お正月じゃなくても栗きんとんを買って作りたくなるかも！

つい余らせてしまいがちなおせち料理だけど、きちんとおいしく食べきりたいもの。
すでに完成したおいしさを持つおせち料理だからこそ、混ぜるだけ、包むだけのお手軽レシピで絶品スイーツに変身してくれる。おせちのあとのお楽しみとして、ぜひお試しあれ！

文・写真・レシピ＝よしもとこゆき

フードコーディネーター、ライター。世界にもっと、「美味しい」魔法を広めるため、レシピ開発やスタイリング、飲食店プロデュースなど食に携わる仕事を中心に、デザインやイラスト、コラムの執筆などを幅広く手がける。学研プラスより小説『3ツ星シェフ部！』が発売中。スイーツコンシェルジュとしても活動。

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