一人暮らしの理想の部屋を自分で実現!インテリアを引き立てるおしゃれテクニック
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せっかくの一人暮らし。どうせ住むなら理想の部屋を作ってしまおう
一人暮らしをするなら、頭の中に思い描いた理想の部屋に住みたいと思う人は多いだろう。モノトーンの落ち着いた部屋や、隠れ家のような部屋、木製の家具をそろえた温かみのある部屋……などなど、いろいろな種類のおしゃれな部屋があるが、あなたの理想の部屋はどんな雰囲気だろうか?
今回はそんな理想の部屋を実現するために必要な「部屋をおしゃれに見せるテクニック」を紹介する。

おしゃれな理想の部屋を作るテクニック①:まずは整理整頓から
理想の部屋作りのために、まずは手をつけなければいけないことがある。そう、部屋の整理整頓だ。一人暮らしだと、どうしても部屋が散らかってしまいがちなのではないだろうか。
整理整頓が苦手な人は、「捨てる・捨てない」だけを考えるのではなく、「保留」も選択肢に入れるのがおすすめだ。
処分に迷ったものはひとまず保留して、明確に要らないと判断したものを処分していけば作業もスピーディーに進むだろう。衣類は「○年以上着ていないものは捨てる」というように自分で処分するラインを設定しておくと悩まずに済む。
せっかく物を減らしても、それらが無秩序に散らばっていては意味がない。不要なものが整理できたら、残ったものを整頓しよう。特に小物が机の上や棚のあちこちに置かれたままになっていると、理想の部屋どころか部屋全体がチグハグな印象になってしまうので要注意だ。
また、物を引き出しに収納する時は、100円ショップなどに売っている小さな収納ケースを使って、引き出しに仕切りを作るとよいだろう。
それぞれの仕切りは小物の種類や色で分別するのがおすすめ。引き出しの中にルールを作って、使ったあとにひと目で元の場所に戻せる工夫をしておけば、散らかり防止にもつながるだろう。

おしゃれな理想の部屋を作るテクニック②:家具のカラーや高さを揃える
部屋の整理整頓が済んだところで、いよいよ理想の部屋を目指してインテリアを決めていこう。部屋のインテリアに統一感を出す簡単な方法は、部屋のテーマカラーを決めておくことである。
シックで落ち着いた部屋にしたいなら、部屋のテーマカラーをモノトーンにまとめると統一感を出しやすい。温かみのある部屋にしたいならアースカラーをメインにするのもおすすめだ。また、暖色系、寒色系という分類でまとめるやり方もある。自分の理想の部屋の雰囲気に合わせてテーマカラーを決めてほしい。

また、理想の部屋作りのために、色だけでなく家具や家電の高さや材質を統一する方法もある。アースカラーでまとめた部屋なら、プラスチック製品よりも木材を使った家具の方が部屋に馴染みやすい。モノトーンの部屋であれば、金属製の家具を置けば無機質さが演出できる。
空間をゆったりと見せたいなら、家具の高さを全体的に低くしておくのもおすすめだ。特に玄関から見て視界の正面にあたる場所は、部屋の印象に大きく影響する。この場所に背の高い家具を配置すると、部屋に入った時に圧迫感のある印象を与えやすいので注意しよう。
「狭すぎて理想の部屋どころじゃない……」そんな人でも、このテクニックで空間を演出すれば、理想の部屋に近づられるはずだ。

おしゃれな理想の部屋を作るテクニック③:花や観葉植物を置いておしゃれな雰囲気に
だいぶ整ってきたけど、まだまだ理想の部屋というには寂しい……。そんな時にはおしゃれなグリーンを活用してみよう。
花や観葉植物は、部屋をおしゃれにするために気軽に使うことのできるアイテムだ。グリーンを置くだけで、おしゃれで居心地の良いカフェのような空間を簡単に作ることができる。植木鉢と組み合わせることでインテリアとしての幅も広がるのでおすすめだ。

例えば、サボテンなどの多肉植物は丸みがあって空間を可愛く彩ってくれるだろう。テーブルの上や棚などに小さな鉢を置くと雰囲気が柔らかくなる。最近では100円ショップなどでも小さな鉢に入った観葉植物を買うことができる。小さい鉢であれば、狭いスペースで部屋にアクセントを付けられるので重宝するだろう。
また、エアプランツは色々な場所に配置することができて便利だ。根を張らないため、高いところから吊り下げたり、ほかの植物に着生する性質を使って流木などと一緒に飾ったりすることもできる。
エアプランツは土を必要とせず、霧吹きだけで育てられるため、一人暮らしであっても管理しやすい。見た目も個性的で種類も豊富なため、部屋に彩りを添えるために利用してみるとよいだろう。理想の部屋作りをしたいけど面倒なお世話はしたくない、そんな欲張りさんにもおすすめだ。

おしゃれな理想の部屋を作るテクニック④:間接照明で非日常感を演出
ここまでで、だいぶおしゃれになり、理想の部屋に近づいてきた!さらに上のレベルを目指すなら、照明器具にもこだわってみよう。
部屋の雰囲気を変えるには間接照明が有効だ。直接照明より柔らかく落ち着いた空間を演出しやすい。また、部屋に陰影ができて奥行きを感じることもできるだろう。
間接照明の使い方は、それほど難しく考える必要はない。テーブルの上にライトを置くだけでもいつもと違った雰囲気になるはずだ。壁に絵や写真を飾っている場合は、スポットライトを当てることで部屋のアクセントになる。

ローテーブルやテレビの裏側に照明を隠して使うのもいいだろう。この方法だと照明自体は見えないので、安物の照明を使っていてもおしゃれさを損なうことはない。大きめの観葉植物の裏に照明を置くと、照明の光で植物が立体的に浮かび上がり、独特の雰囲気を演出してくれる。
また、床に置くタイプの照明を置けば、光源の位置が低くなるので落ち着いた空間が生まれる。小料理屋や隠れ家のような雰囲気のある飲み屋でよく使われる手法だ。和室とも相性が良く、手軽に取り入れられるため是非試してみてほしい。
理想の部屋で一人暮らしを楽しもう
自分だけの空間を手に入れられる一人暮らしは、自分の手で理想の部屋を作り上げるチャンス。
自分が毎日暮らすための空間は、味気ないよりも自分の気に入るものの方が良いはず。満足のいく理想の部屋作りができれば、胸を張って友達を呼べるようになるだろう。
ちょっとした工夫をするだけでも部屋の雰囲気はガラっと変わる。おしゃれな理想の部屋が日々の生活を彩ってくれるだろう。
文=市川剛史(株式会社YOSCA)