ノリで同棲するメリットとデメリットは? 学生時代に二人暮らしを始めたカップルに聞いてみた
ぶっちゃけ、ノリで同棲ってどうなの?

綿密にプランを練ったカップル、結婚を前提としているカップルなど、同棲をはじめるきっかけは色々あるだろう。それでは、学生時代のノリで同棲ってどうなんだろうか?
今回は大学時代になし崩し的に同棲をはじめたカップルのAさんとKさんに、どんなところにメリットとデメリットを感じているか話を聞かせてもらった。
大学に近いAさんの家にKさんが転がり込んでくるかたちという完全なるノリではじまった2人の同棲生活は、今年で2年目に突入。現在も2DKの物件で幸せに暮らしているという2人だが、ノリだけで二人暮らしを始めても何も問題は起こらなかったのだろうか?
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ノリで同棲した時のメリットは“安心”と“健康”!?

安心感を得れる
一緒に住むようになって良かったことを聞いてみたところ、Aさんは「Kさんに対する気持ちに余裕ができた」と回答。以前はどこに行くのか、誰と会ったのかが気になり、また他の女性と話しているところを見ると嫉妬心が出てしまっていたそうだが、今は「楽しんできてねー」と送り出すくらいになっているのだそう。
勢いとはいえ、同じ家に住むことで彼女のように安心感を得られる人もいるのかもしれない。
食生活が健康になった
もともとお肉より野菜が好きだというAさんだが、男性のKさんは逆にお肉大好き。彼が食事当番の日は唐揚げがドーン!と並ぶこともしばしば。しかし、家主のAさんが辛抱強く野菜を食卓に出していたところ、徐々に食べるようになってきたのだそう。
ノリで同棲した2人だからこそ「食事は一緒に!」という気持ちが強く、食卓を共にしているうちにKさんの食生活が健康になっていったのだとか。
ノリで同棲した時のデメリットは分担決めの甘さと生活習慣の違いによるストレス

役割分担決めが甘いとストレスが生まれる
同棲をはじめる前のカップルが一般的に前もって相談しておくこと、たとえば家賃・光熱費の負担割合、家事の分担などを決めるなどまったく決めないまま2人は同棲をスタート。Aさんは、お金のことは大事だから事前に話し合ったつもりだったらしいが、2年経ってみて認識が甘かったことに気が付いたそう。
まず金銭面で、AさんはKさんから家賃・光熱費の約半額を毎月定額で受け取っている。しかし、冷暖房の使用など電気代が高い月もそうでない月も額が変わらないので、均してみるとAさんの方が多く払っていることに。ただ、誕生日に高いプレゼントを買ってもらうことで少しは不満を解消しているのだとか。
また家事は、家にいる時間が長いAさんがメイン。ゴミ捨てだけは、何曜日にどのゴミを出すのかを覚えるのが大変なため、率先してKさんがまとめてくれるそう。このほか料理をたまに担当したり、その際の材料費はすべて持ったりとKさんに感謝しているところは多い……としながらも、最初にもっときちんと決めておけば良かったなという思いはあるらしい。
生活習慣の違いに気がつかなかった
タバコを吸うKさんは、なぜか吸い殻を床に擦り付ける癖が。おまけに、掃除嫌いで「自分は掃除しない」と宣言。
これはいくら好きで同棲しているとは言え、このKさんの生活習慣は綺麗好きのAさんにとってかなりのストレス。最初に知っておけば……と後悔する部分でもあるのだそう。
ノリで同棲するときも、家族には挨拶したほうがベター

大学生から同棲をはじめた2人のことを、お互いのご両親はどう思っているのか聞いてみた。黙っておいて後々バレたら面倒だから先にご両親に同棲の報告をしたというAさんは、「両親は別にって感じだけど、祖母が『野蛮だ!!』って言うもんだから、何となく会いづらくて……」と少し確執が。いつの日か、Aさんとおばあさんが分かり合える時が来ると、こちらも願わずにいられない。
Kさんもご両親に報告はしているそうだが、Aさんは特に会いに行ったりはしていないそう。「でも一回、ご家族が私の職場に来たことがあるみたいで、遠目から確認されたようです」とのことだ。
ノリで同棲する前に!役割分担などはきちんと話し合っておこう
このように、今は仲良く暮らしている2人。だが、Aさんは話をしているうちに自分の負担が多いのでは?と感じるところが多かったらしく、「最初に決めておけば良かったな」と何度も口にしていた。
今は幸せだからといってこのままどちらかが我慢を続けていると、大げんかに発展、最悪のパターンとして破局を迎えてしまってもおかしくない。後々になってもどちらもが納得できていられるように、同棲するならノリだけでなく事前にきちんと話し合うことが大切だ。
文=Spoo! inc.