飼い主ビギナー必見!犬と楽しく暮らすための快適な部屋作りのコツ
犬が安心・安全に暮らせる部屋作りをしよう!
「犬を飼ってみたい」と思っても、初めて飼うとなると不安や疑問が尽きないもの。そこで今回は、犬を迎える前に準備しておきたい部屋作りのコツを、東新宿にある複合愛犬リゾート施設「愛犬ヴィレッジ」のスタッフに教えてもらった!
自分にとって快適な部屋であっても、犬も同じとは限らない。人も犬も快適な部屋をつくるには細かな気配りが必要だ。ストレスなく過ごせるよう、犬の習性や体質を理解して居住環境を整えてあげよう。
犬が快適に過ごせる部屋作りのコツとは?
部屋作りのコツ1、人の生活スペースの高さを上げておこう!
コードを噛んだり小さな物を飲み込んでしまったり、犬は予想外の行動をするもの。犬の手が届かないように、座卓をダイニングテーブルにするなど、人間の生活スペースの高さを上げておこう。
床に物は置かない、配線類はケーブルボックスに入れるなど、一度犬の目線の高さになってチェックしておくと◎。

部屋作りのコツ2、フローリングにはクッションを敷いてあげよう!
部屋の床材は掃除のしやすさだけでなく、犬の健康にも大きく関わってくる。
特に注意したいのがフローリング床。すべりにくい無垢材を使っていたりすべり止め加工がされているならばいいが、ツルツルとすべってしまうようなフローリングだと犬にとってストレスに。ふんばりがきかないので、転倒や関節を痛める原因にもなる。
フローリング床の場合は、クッションフロアやコルクマットを敷いてあげよう。犬への負担を防ぐだけでなく、下の階への防音効果も。ラグもすべり止めにはなるが、掃除のしやすい素材を選んで。
部屋作りのコツ3、ワンルームの室内飼いでも犬のプライベートスペースを!
どんな小さい部屋でも、犬のプライベートスペースは確保してあげたい。部屋の広さに余裕があれば、ハウスとエサ場と水場をサークルで囲い、犬にとって「ここにいれば安心」というスペースを作ってあげるのが理想。
部屋が狭ければ、安心して眠れるハウスだけでも用意しよう。また、ペットホテルに預けたり、災害時に避難所で暮らすなど、狭い場所で自由に動けないこともありえる。そんなときもいつもと同じスペースさえあれば犬が安心して過ごすことができるので、普段からハウスやケージに慣れさせておきたい。
部屋作りのコツ4、初めのうちは一緒に過ごす時間をなるべく長くとってあげよう
初めて暮らす部屋に早く慣れてもらうには、犬にとってその部屋が「安心できる場所」だと思ってもらうことが肝心だ。
エサや水がすぐわかる場所にある、トイレが清潔、温度が快適など暮らしの環境を整えるのは大前提として、何よりもここが「飼い主と一緒にいられる場所」だということが、犬にとっては大切。
犬を迎えるときは仕事や学校の長期休みのタイミングを選んで、一緒にいる時間を長くとってあげよう。そうすれば、すぐに部屋が犬にとって大好きな場所になるだろう。
部屋作りのコツ5、部屋の温度は冷やしすぎ、暖めすぎにも注意を
犬種によって差はあるが、犬がもっとも快適と感じる温度は22℃~26℃、湿度は50~60%と言われている。
冷暖房の設備が必須であることは言うまでもなく、冷やしすぎや暖めすぎにも注意したい。犬用のホットカーペットや冷感マットがあれば、犬が自分で快適な環境を選ぶことができるのでおすすめだ。

人も犬も快適な部屋で楽しいペットライフを!
今回紹介した犬が安心・安全に暮らせる部屋作りを参考にして、犬が快適なおうち時間が過ごせるように事前準備をしてあげよう。
教えてくれたのは?
愛犬ヴィレッジ 東新宿

愛犬ヴィレッジは、犬と一緒に食事ができる「ビストロラブドッグ」を始め、ドッグホテル・トリミングサロン・ドッグラン等が一緒になった複合施設。しつけやケア、食事など、犬に関するあらゆるジャンルのスペシャリストがそろい、愛犬と飼い主の絆を深めるサポートをしている。相談にものってくれるので、犬を飼っている人はもちろん、これから飼ってみようと思う人にも心強いスポットだ
住所:東京都新宿区大久保1-8-8
TEL:0120-414-299
営業時間:[平日]11:00~20:00 [土日祝]10:00~21:00
URL:https://www.welovedogs.jp/village/
文・イラスト=吉本小雪
※「CHINTAI2018年9月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています