家賃3万円、女性一人暮らし!リアルな生活費は?家賃を抑えても楽しく暮らすコツ
家賃を3万円に抑えて大好きな洋服に月5万円!女性一人暮らしの部屋を訪問
好きなもののために家賃を抑えたい。ただ、住む部屋を妥協したくない!
そんな暮らしを実際に実現している、古着ショップ店員のsundayzfantasyさんの部屋を訪問。鎌倉市で家賃3万円なのに9畳+キッチンの1Rという、家賃のわりに広い部屋に住んでいる彼女。彼女が家賃3万円にこだわった理由は、大好きな洋服のためだ。
今回はそんな彼女に、家賃を抑えつつも好きなものと一緒に楽しく暮らすコツを聞いてきた。

プロフィール
名前:sundayzfantasyさん(Instagram:@sundayzfantasy)
年齢:28歳
性別:女性
職業:古着ショップ店員
生活費

物件情報
所在地:神奈川県鎌倉市
居住人数:1人
家賃:30,000円
間取り:1R(22.34㎡)
築年数:28年

この記事でわかること
鎌倉市で家賃3万円!9畳+キッチンという広めのワンルーム
家賃の節約にこだわるのは「大好きなファッションにお金をかけたいから」
建物が古くて床が痛んでいてもクッションフロアを敷いてレトロテイストに!自分なりに工夫して暮らす
このページの目次
自分の条件に合った掘り出し物件との出会い
鎌倉市で家賃3万の部屋と聞いたら、かなり狭くてボロボロ、下手したら風呂ナシというイメージがある。
sundayzfantasyさんが見つけた部屋は築年数はそこそこ経っているものの、9畳+キッチンという広めのワンルーム。3方向に窓があるため室内は明るく、奥行きがあって、専有面積以上の広さを感じる。
「なるべく広い部屋を探していたんです。でも家賃は3万以内に抑えたい。そんな奇跡的な物件なんてあるのかなと探していたら、この1部屋だけ見つけたんです。9畳で家賃3万なんてワケあり物件なのではと思って不動産屋さんに確認しちゃいました(笑)。そしたら、駅からだいぶ距離があるせいで人気がなかったみたいです。私は自転車通勤なので何の問題もない。私にとっては条件に合った掘り出し物件だったんです」(sundayzfantasyさん)


ここからは、sundayzfantasyさんこだわりの洋服が並ぶクローゼットを紹介!
家賃3万円で手に入れたクローゼットルーム
彼女が3万円の家賃にこだわる理由。それは、大好きなファッションにお金をかけたいから。古着ショップで働く彼女は、洋服や靴などの服飾費に月5万円以上かけているそう。
古着が多いためアイテム一点一点は数百円からとお手頃だが、とにかく数が多い。聞けば、引越し時にかなり処分したものの、今も4000枚以上の服がこの部屋に置かれているそう。これだけの洋服を置くにはスペースが必要、ということで広い部屋がマストだったというわけだ。
「その日の気分でいろいろなテイストを楽しみたい。誰かのマネではなく、自分が本当に好きな格好をするのが楽しいんです。だからアイテムはどんどん増えていきますね(笑)」(sundayzfantasyさん)
洋服の収納方法にもこだわりがある。それは、隠さないこと。壁の一面に組み立て式の収納を作ってショップのようにずらりと洋服をかけ、一覧できるようにしている。ちなみに、ディスプレーされているのはすべて一軍のお気に入りの服。そのほかは、テーブル代わりにしている衣装ケースに収納しているという。そして、ディスプレー収納をしている理由がもう一つある。
「洋服を眺めているだけでワクワクするんです。新しい洋服を手に入れたらラックの一番目立つところに掛けて、向かいのチェアでお酒を飲みながら眺めて、どんなコーディネートにしようかなって考えるのが楽しいんです」(sundayzfantasyさん)



物件の気になる箇所は自分でDIY!
もはや部屋に洋服があるというよりは、クローゼットの中で暮らす感覚なのかも。家賃を抑え、限られた予算内で大好きなファッションを楽しむことを最優先にした暮らし。今の部屋に不満はないのだろうか?
「しいて言えば、建物が古くて床が痛んでいたことくらい。でも、自分でクッションフロアを敷いて好きなレトロテイストに変えちゃいました。費用も6畳分で8,000円くらい。多少気になるところがあっても、自分なりに手を加えれば快適に暮らせると思います」(sundayzfantasyさん)
掘り出しモノを発掘して自分なりに工夫して楽しむ。どうやら、古着選びのプロは部屋探しでも成功したようだ。


家賃を減らした分、好きなものを思いっきり買える!
家賃を抑えて洋服代にあてて、自分の好きなものに囲まれた暮らしを楽しんでいるsundayzfantasyさん。気になった箇所は自分でDIYするなど、激安物件だから仕方ない……なんて妥協もせず、住み心地の良さを追求している。
あなたも、ぜひsundayzfantasyさんのアイデアを参考に、好きなものを諦めない暮らしを始めてみては?
文=村上佳代 写真=尾形和美
※「CHINTAI2018年8月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています