一人暮らしの失敗あるある!生活・食事・掃除・洗濯・外出の失敗談を紹介!
初めての一人暮らしが心配!失敗あるあるを知って対策しよう
一人暮らしを始めるとき、誰しも期待とともに不安を抱くものだろう。一人暮らしするようになって生活スタイルが変わり、初めてやってしまう失敗というのは多いものだ。
また、家事や生活費のやりくりなど、何もかも自分でやらなければならず、一人暮らしが面倒になってしまうことも少なくはない。そこで今回は、一人暮らしでついやってしまいがちな失敗例とその防止策を紹介しよう。

このページの目次
【生活編】一人暮らしの失敗あるある7選
特に初めて一人暮らしをする場合、日常生活の中でさまざまな失敗に見舞われてしまうことが多い。まずは生活に関連する失敗あるあるを7つ紹介しよう。
一人暮らしの生活失敗あるある①:お金を考えずに使いすぎて生活費がなくなる
実家に住んでいた頃であれば多くの場合、お金を無計画に使い果たしてしまったとしても、食事をとることはできただろう。しかし、一人暮らしではそうはいかない。お金を使い込みすぎて貯金も底をついてしまうと食事すらできなくなってしまう。
対策としては、収入が入った時点できちんと用途ごとの予算を決め、貯金しておくと良いだろう。給料日前や仕送り日前に食生活がさみしいことにならないように注意だ。
一人暮らしの生活失敗あるある②:風邪・熱への対処法に迷う
急に体調を崩し、熱が出てしまった場合の対処に困るというのも一人暮らしの失敗あるあるだ。特に昨今はコロナ禍ということもあり、発熱した状態では外出しにくい。万一に備えて薬や最低限の食料をストックしておこう。
一人暮らしの生活失敗あるある③:生活雑貨のストックを買い忘れてしまう
ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの生活雑貨のストックを切らしてしまうこともある。洗剤、消臭剤、防虫剤といった残量がわかりにくい生活雑貨はストックの数をメモなどに残し、まとめて管理しておこう。
一人暮らしの生活失敗あるある④:宅配便が受け取れず、何度も再配達を依頼してしまう
仕事や学校の都合で宅配便を受け取れず、再配達を希望するというケースも目立つ。再配達を何度も繰り返していると、宅配便の利用が気まずくなってしまうかもしれない。通販を利用することがが多い人は、家賃が少々高くなることはネックではあるが、宅配ボックス付きの物件に住むと便利だ。
また、少々手間はかかるがコンビニ受け取りやPUDOステーションなどを活用すれば、好きなタイミングで荷物を受け取ることもできる。自分に合った方法で対策しよう。
一人暮らしの生活失敗あるある⑤:虫が出たときに対処できない
虫が苦手な人は、退治の際に大きなストレスがかかる。1階や2階といった低層階は特に虫が出やすいため、どうしても虫を避けたい場合は4階以上の中層・高層階の部屋を選ぶのがおすすめだ。
一人暮らしの生活失敗あるある⑥:ホラー映画・番組を見て怖くなってしまう
怖くなるのがわかっていても、ついついホラー映画や心霊番組を見てしまうという人もいるだろう。深夜ではなく昼間に見る、友達とビデオ通話をしながら視聴するなど、怖さをまぎらわすためのる工夫をして対処しよう。
一人暮らしの生活失敗あるある⑦:昼夜逆転してしまう
同居人がいる場合、食事や入浴、就寝のタイミングを揃えることになり、生活リズムが狂いにくい。しかし、一人暮らしではこのような習慣のコントロールに苦労しがちだ。体調不良にならないよう、就寝時間から逆算して自分の生活のリズムを整えてほしい。
【食事編】一人暮らしの失敗あるある3選
一人暮らしを機に初めて自炊にチャレンジする人も多いだろう。そんなときに見舞われやすい食事失敗あるあるは、これから紹介する3つだ。
一人暮らしの食事失敗あるある①:冷蔵庫内の食材を腐らせてしまう
自炊をしようと張りきってスーパーで食材をたくさん買い込んだのはいいものの、結局自炊が面倒になってしまうというケースも少なくはない。スーパーで売られている野菜や肉は、一人暮らしでは消費しきれないことも多い。特に、一人暮らしを心配している家族から大量の食材が送られてきたときは、どんどん自炊をして消費していかないと余ってしまうので気をつけよう。
食材を無駄にしないために、野菜や肉などをまとめ買いした場合には小分けにして冷凍保存しよう。これが難しい場合、買い出しはこまめに行い、総菜などを購入して調整すると良いだろう。
一人暮らしの食事失敗あるある②:洗い物を溜めてしまう
料理は好きだが、後片付けがどうしても苦手という人もいるだろう。自炊して食事をするまではいいが、後片付けが面倒になり、洗い物がシンクに山積みになるというのも一人暮らしの失敗あるあるだ。
油汚れやソースがついた食器は、放置すればするほど汚れがこびりついて落としにくくなる。洗い物が面倒になってしまう場合の対策としては、食後すぐに食器を水で軽くゆすぎ、洗いやすい状態にすること。これで後から洗う際にもゴシゴシこすらずに済み、手間なく洗い物が終わる。
「面倒だな」と思えば思うほど、どんどん重い腰が上がらなくなっていくのが人間というもの。とりあえず洗い物に着手してしまえば、不思議と勢いで終わらせられることもあるだろう。
どうしても食後すぐに片づけることができなければ、紙皿や紙コップなど使い捨てできる食器を利用するというのもひとつの手だ。ただしこれは費用がかさんでしまうので、使ったらすぐに洗う習慣をつけるなどして対処してほしい。

一人暮らしの食事失敗あるある③:栄養バランスが偏ってしまう
一人暮らしでは自炊や洗い物が面倒になったり、自分の好きなものばかりを食べてしまったりするせいで、栄養バランスが偏ってしまいがちだ。食生活が乱れると体調を崩しやすくなるほか、肌荒れの原因にもつながってしまう。
不足しやすい栄養素としては、たんぱく質・ビタミン・ミネラルの3種類が挙げられる。栄養バランスが偏らないよう、野菜やフルーツを使ったジュースやスムージーを飲んだり、野菜を使ったフリーズドライの味噌汁を飲んだりするのがおすすめだ。また、過度なダイエットや筋トレにも注意しよう。
【掃除編】一人暮らしの掃除失敗あるある4選
家事全般の中でも特に疲れやすく、面倒に感じることが多いのが掃除ではないだろうか。「明日やればいい」「週末くらいはのんびり休みたい」といった感情が邪魔をして先延ばしにしてしまう人も少なくはない。ここからは、掃除での失敗例について見ていこう。
一人暮らしの掃除失敗あるある①:掃除をするのが面倒で、部屋が汚れてしまう
掃除を面倒に感じて放棄していると、部屋はどんどん汚れてしまう。脱いだものや買ってきたものをそのまま放置していたりすると、足の踏み場すらなくなってしまうだろう。部屋中が服や本に占拠され、せっかくの自宅が癒しの空間でなくなるのはもったいない。
また、仮に荷物の整理をきちんと行っていたとしても、掃除機をかけずにいては居心地が悪くなってしまう。目に見えない小さなゴミやほこりが溜まり、アレルギーなどのトラブルを引き起こすリスクもある。まずは物を溜めないように整理整頓し、そのうえで定期的な掃除を欠かさないようにしよう。
一人暮らしの掃除失敗あるある②:ゴミを溜めてしまう
日用品から発生したゴミや、食べ物のトレーなどを、捨てるのが面倒で溜め続けてしまうという失敗も多い。不潔な状態にしているせいで、悪臭や虫が発生してしまうことも。ゴミの収集日を待つのが苦手だという人は、24時間ゴミ出しができるゴミ置き場付きの物件に住むと便利だ。
一人暮らしの掃除失敗あるある③:キッチンやお風呂の排水口が臭う
キッチンやお風呂といった水回りは、定期的にメンテナンスをしなければ排水口から異臭が漏れ出してしまう。特にワンルームタイプの物件の場合、水回りからリビングや寝室までの距離が近く、悪臭が原因で眠れなくなるというケースもあるだろう。
悪臭は、石鹸カスや生ゴミなどを餌にして繁殖した雑菌によって発生する。そのためこまめに掃除を行い、これらの悪臭源を断ち切るのが有効な対処法だ。臭いが染み付いている場合は、アルカリ性の洗剤を使って掃除をしてみよう。
一人暮らしの掃除失敗あるある④:クローゼットや靴箱にカビを生やしてしまう
密閉することが多く湿気が溜まりやすいクローゼットや靴箱は、カビが生えやすいスポットだ。また、収納していた洋服や靴にまでカビが繁殖してしまい、お気に入りのアイテムを破棄せざるを得ないという悲しい結末もあり得るため油断できない。
クローゼットや靴箱は、定期的に開放して風通しを良くすることをおすすめする。また、カビ対策グッズを設置するのも効果的だ。もしクローゼットや靴箱にカビが生えてしまったら、エタノールを吹きかけたタオルやティッシュでやさしく拭いてみよう。
【洗濯編】一人暮らしの洗濯失敗あるある3選
洗濯物に関しては、挙げると切りがないほどの失敗が発生している。単なる失敗談として笑い話で済めば良いが、大切にしている洋服が二度と着られなくなってしまったというケースも多い。これから紹介する3つの失敗は誰にでも起こり得るものばかりなので、自分自身で再現してしまわないように注意しよう。
一人暮らしの洗濯失敗あるある①:洗濯機を回したはいいが、干すのを忘れる
洗濯機の運転ボタンを押すところまでは良かったが、そのまま忘れてしまったり寝落ちして、洗濯物を洗濯槽に放置してしまった……これも、一人暮らしの人に起こりがちな「失敗あるある」だろう。
洗濯物を洗濯層の中に長時間入れたまま放置してしまうと、菌が繁殖して生乾きの臭いがついてしまう。たとえその後あわてて干したとしても、臭いは消えずに残ってしまうのだ。
こんなときは、40度から50度程度の熱めのお湯をバケツやたらいなどに入れて洗濯物を30分ほど放置し、その後脱水して干すようにしよう。洗濯物を高温の状態にしておくことで菌が死滅し、臭いが消えるのだ。
一人暮らしの洗濯失敗あるある②:洗濯物が乾いていなくて着るものがなくなる
一人暮らしの狭いベランダは干すスペースが少なく、洗濯物が乾かしづらい。天候が悪い日が続いたり、忙しかったりしてなかなか洗濯できない日が続いてしまうと、洗濯物が乾かず着るものがなくなってしまうこともあるだろう。
そうならないためには、着るものがなくなるまで洗濯物を放置せず、2、3日分は余裕を持って洗濯をしておくことが重要。ただ、どうしても洗濯物が乾かず着るものがないという場合、下着などであればドライヤーで乾かすという緊急対応が可能だ。
一人暮らしの洗濯失敗あるある③:洗濯物が風で飛んでいく
室内干しであれば大丈夫だが、ベランダやバルコニーで干す場合には天候に気をつけなければいけない。特に下着が他人の敷地内へ飛んでいってしまうと、取りに行くのが恥ずかしくてそのままあきらめざるを得ない状況に陥ってしまうことも考えられる。
室外に洗濯物を干すときには天候を確認し、風が強くなりそうな場合は素早く室内に取り込むようにしよう。また、風が強くても竿から外れないハンガーなどの便利グッズも売られているので、そのようなグッズを活用して対処すると良いだろう。
【外出編】一人暮らしの失敗あるある2選
最後に紹介するのは、外出する際に発生する失敗あるあるだ。些細なミスが原因で無駄なお金を使ってしまうのはもったいない。ミスをカバーしてくれる家族はいないので、次のような失敗が起こり得ることを認識しておこう。
一人暮らしの失敗あるある①:オートロックなのに鍵を持たずに出てしまう
ちょっとコンビニに買い出しに行ったり、ゴミ出しのために外へ出たりしたときにやってしまうミス。オートロック物件の場合、鍵を持たずに外へ出ると自宅へ入れなくなってしまう。家族と暮らしている場合と違い、一人暮らしの場合は助けてくれる相手がいないのだ。
この場合の解決策としては、うっかりミスが起きる前に何らかの予防策を用意しておくこと。オートロックの物件に住む場合は、万が一の事態に備え、管理会社や大家さんの連絡先を携帯電話の連絡先に登録しておこう。また、自分が持ち歩く財布やスマホケースなどに鍵をつけておくという方法もある。
ただ、管理会社の人がすぐに来られず、開けてもらえない場合もあるだろう。もし夜の時間帯に自宅に入れなくなってしまったら、近くに住む友人に頼んで泊めてもらうという解決策もある。ただし、終電後など深夜の時間帯にやってしまうと友人にも頼りづらくなるため、オートロックの締め出しには充分注意しよう。

一人暮らしの失敗あるある②:エアコンやストーブをつけたまま出てしまう
一人暮らしの電気代の多くを占めるのが、エアコンやストーブなどの家電だ。帰宅時、エアコンのスイッチを切り忘れていたことに気づいたときのショックは表現し難く、精神的・金銭的に大きなダメージとなる。特に旅行や帰省、友人の家に泊まりにいくときなど家を数日空けるときには要注意だ。
長期で部屋を開ける際にはガスの元栓を閉め、冷蔵庫や録画予約をしているレコーダー以外の家電製品のコンセントを抜いて対処しよう。
一人暮らしの「あるある」に共感できるものはいくつあった?
今回は一人暮らしで発生するあらゆるシチュエーションの「失敗あるある」を紹介したが、共感できるものはあっただろうか。実際に自分自身で体験したことがある失敗があれば、思いもつかなかったような失敗も含まれているかもしれない。
失敗をすると落ち込んでしまうものだが、失敗はどんな人でも犯してしまうものだ。大切なのは失敗を繰り返さず、より大きなトラブルや事件につなげてしまわないこと。失敗をしたとしても後悔するのではなく、次に活かせば良いと前向きにとらえよう。
文=ブロック
2022年2月加筆=CHINTAI情報局編集部