【インテリアコーディネート術】コンパクトな団地をおしゃれで住みやすい部屋にDIYするコツ
団地のコンパクトな部屋が大変身!賃貸DIYでおしゃれな部屋作り
こだわりの部屋作りのノウハウを学ぶため、今回は横浜市の2LDKの賃貸物件に住むS.Oさんのお部屋を訪問。
2LDKに家族6人で暮らす主婦のS.Oさん。築50年の団地の一室は、原状回復が可能なDIY術を駆使してアレンジされ、快適な生活を送るための工夫が満載。また、好みの古道具をインテリアとして取り入れ、アンティークな部屋作りを楽しんでいる。コーディネートのポイントは、事前に必ず家族の意見を仰ぐこと。新しく手を加える時は「みんなが早く帰りたくなる家」になるよう心掛けている。
テレビや雑誌にも取り上げられる部屋作りのテクニックはインスタグラムで公開中だ。

2LDKの団地をDIYで温もりのあるおしゃれな空間にアレンジするコツをS.Oさんに聞いてみよう!
プロフィール
名前:S.Oさん(Instagram:@xsayo.x)
性別:女性
職業:主婦
物件データ
所在地:神奈川県横浜市 二俣川駅 徒歩20分
居住年数:3年
間取り:2LDK
築年数:50年

S.Oさん家族が暮らす2LDKの間取り。コンパクトなこの部屋に6人で暮らしているそう!
部屋作りのコツ①.壁紙の視覚トリックで開放的なエントランスに
玄関の入口付近に細いボーダーの入ったホワイトの壁紙を採用。明るくモダンな雰囲気を生み出すだけでなく、ボーダーの錯視効果が横の広がりを強調し、空間を広く感じさせている。

ホワイトのボーダー柄の壁紙が特徴的な玄関
部屋作りのコツ②.手作りランドリーラックで、日用品をコンパクトに収納
洗面所はラブリコに2×4木材を取り付けたラックを設置。余計なものを置きすぎないように、あえて収納量は少なめに。洗濯ホースや電源コードの目隠しを付けて見た目もスッキリ!

小物類はシックな色味を取り入れ、洗面所の清潔感もアップ!
部屋作りのコツ③.壁をリメイクして部屋をイメージチェンジ
リビングは板壁を設置して、明るくナチュラルに。できるだけ部屋を傷つけないよう、釘打ち可の長押に板を1枚取り付け、その板にビスで固定している。上からディスプレイ用の棚の設置も可能に。

ディスプレイするアイテムも木目調のものをチョイスすることで、よりナチュラルなリビングに
部屋作りのコツ④.手に取りやすい壁面収納で片付けも楽ちん!
木材を囲んでスリムな収納スペースを製作。子どもの絵本や雑誌などをスッキリ片付けられる。帽子やカメラも、有孔ボードに吊り下げればインテリアに早変わり!

片付けしやすいという利便性もありつつ、おしゃれなディスプレイスペースになっている!
部屋作りのコツ⑤.収納+効率的な家事が叶うキッチンカウンター
キッチンは団地特有の低めのタイプ。そこで、背の高いS.Oさんが使いやすいよう高めに設計された自作のキッチンカウンターを設置。調理台やフライパンは引き出し式に収納可能。

使いやすさを考えキッチンカウンターまでDIYするなんて、さすがの一言!

フライパンも吊るして収納することで、使いやすさもアップしている
部屋作りのコツ⑥.タイルでキッチンをスタイリング
キッチン用の剥がせる耐熱シールの上に、タイルシートを設置。焼き物のタイルなので多少の水や熱でも安心だ。原状回復できる形でキッチンの隅々まで演出している。

機能性とおしゃれが両立したキッチン
賃貸DIYで住みやすくリメイクされた家族のための部屋作り
ただただおしゃれさを追求するのではなく、自分がそして家族が住みやすいようにDIYされたS.Oさんのお部屋。彼女の部屋作りのコツを取り入れ、みんなが過ごしやすい部屋を作ってみよう!
文=大橋由季(エヌプラス)
写真=まつたに桜
※「CHINTAI2018年7月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています
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