【必要なものだけのシンプルライフ】ミニマリストブロガー・ナナコさんに聞く「持たない暮らし」の始め方
洗剤類も、便利アイテムを使えばコンパクトに
キッチンで置き場所に困るアイテムの1つである洗剤類。食器洗い用、掃除用など種類が多く、いつのまにか数が増えてしまうこともしばしば。どうにか洗剤の数を減らせないかと考えたナナコさんは、重曹と、クエン酸を水で溶かしたスプレーが1つあれば全てまかなえることに気づいた。
「洗いものにクエン酸スプレーをかけて、マイクロファイバーのウエスで磨けば汚れがきれいに落ちます。重曹は掃除全般に使えるので、掃除用洗剤も不要になりました」

ちなみに、洗濯用の洗剤も使うのをやめたそう。代わりに使っているのが、洗濯機に一緒に入れることで汚れやニオイを取り除くという「洗たくマグちゃん」だ。
「洗剤をやめてしばらくは重曹とクエン酸で洗っていましたが、『洗たくマグちゃん』を使い始めてからはコレがあれば十分だなと思いました」

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物を減らすには、引越しするつもりで片付けること
これまでいろいろなアイテムを手放してきたナナコさんだが、「捨てて後悔しているものは?」と聞くと、「1つもない」とのこと。
「捨てて後悔したものがないってことは、結局、どれも本当に必要なものではなかったということですよね。物が減ったことで心もすっきりしたし、家が今まで以上に落ち着ける空間になりました」
また、持たない暮らしを始めてから「気持ちが満たされて、物欲が落ち着いた」とナナコさん。その結果、家賃を除く1ヵ月の生活費が14万円から10万に節約できるようになったそう。
とはいえ、自分にとって本当に必要なものを判断するのは意外と難しいもの。どうしたらいいかナナコさんに聞いてみると、次のような答えが返ってきた。
「私はいつでもすぐに引越しできるくらいに身軽になりたいなと思っています。普段から、引越しをするつもりで片付けをすれば、自分にとって本当に必要なものだけを残すことができるんじゃないかな」
物を手放すための3ステップ
今回ナナコさんに伺った「物を手放すコツ」は以下のとおり。
1.ほとんど使っていない物を手放す
2.なくても困らない物を手放す
3.1つで複数の用途に使えるアイテムを活用する
物を減らしてすっきり暮らすことができれば、心もすっきりする。掃除もしやすくて、さらには家計にもやさしい。
部屋がごちゃごちゃしているのが落ち着かないという人は、まずは自分のお気に入りスペースから見直してみてはいかが? 最小限の収納スペースで足りるから、部屋を探すときの選択肢も増えるはず。
文・写真=村上佳代
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