「冷凍いちご」で簡単おいしい!いちごスイーツレシピ

「冷凍いちご」で簡単おいしい!いちごスイーツレシピ

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いちごは”今”が旬!冷凍いちごで長く楽しもう!

いちごの旬といえば冬〜春にかけてだが、出荷量がピークに達するのは春のこの時期。価格もグッと安くなり、「おうちでいちご狩り気分!」なんて贅沢も今だけのお楽しみだ。

そんな今だからこそ試してもらいたい“いちごハック”が、「冷凍いちご」!

スーパーや市場などでお得ないちごを発見したら、山ほど買って冷凍しておこう。1〜2ヶ月は冷凍保存可能なので、いつでもフレッシュないちごが楽しめる。

いちごは「旬のうちに冷凍」が正解!
いちごは「旬のうちに冷凍」が正解!

そのままシャーベットのように食べてもおいしいが、ひと手間かけてスイーツとして楽しむのもオススメだ。実は、いちごは冷凍することで細胞が壊れ、柔らかく、火が通りやすくなっている。
そのため、冷凍いちごは加熱などの加工に適した状態で、スイーツ作りにもってこいなのだ。

そこで今回は、冷凍いちごをおいしく食べられる、スイーツレシピをご紹介!

もちろん、コンビニや業務スーパーなどで市販されている冷凍いちごを使ってもOK。旬のいちごをお得なうちに冷凍して、いちごスイーツ作りに活用しよう!

いちごの冷凍保存方法

いちごの冷凍保存方法は簡単!
ヘタを切り落としたら、保存袋に入れて冷凍するだけ。

粒が大きい場合は、冷凍する前に半分にカットしておくと後で使いやすいのでおすすめだ。

冷凍いちごは加熱しやすく、スイーツ作りにピッタリ!
冷凍いちごは加熱しやすく、スイーツ作りにピッタリ!

冷凍いちごレシピ①いちごジャム

冷凍いちごレシピ①いちごジャム
真っ赤ないちごジャムをレンチン5分で!

まずは超カンタンなのに本格的な「冷凍いちごのジャム」のレシピをご紹介。
生のいちごでジャムを作ると、①砂糖をまぶして水分を引き出す、②鍋でコトコト煮る……と合計2時間ほどかかってしまうが、冷凍いちごを使えばレンチン5分でできあがり!

冷凍することでいちごの細胞組織が壊れ、水分が出やすくなっているので、あっという間にジャムになってくれるのだ。
レンチンなら少量でも作りやすいので、余ったいちごの消費にも大活躍。ぜひ気軽に試してみて!

いちごジャムの材料(作りやすい分量)

  • 冷凍いちご=100g
  • 砂糖=大さじ4
  • レモン汁=大さじ1

いちごジャムの作り方

①. 深めの耐熱容器やボウルにいちごと砂糖を入れ、軽く混ぜておく。

いちごジャムの作り方①いちごは解凍せず、冷凍のままでOK
いちごは解凍せず、冷凍のままでOK

②. ラップをふんわりとかけ(またはフタをずらしてかぶせる)、600Wの電子レンジで3分加熱する。

いちごジャムの作り方②フタやラップは空気の出口を開けて
きっちりフタをしてしまうと、水蒸気で破裂しやすい フタやラップは空気の出口を開けておこう

③. 全体を混ぜたら、ラップやフタを外してさらに2分加熱して水分を飛ばす。

いちごジャムの作り方③好みのかたさになるまで加熱
フタを外して追加加熱することで、水分が飛ぶ。
好みのかたさになるまで、加熱時間を追加してもOK

④. レモン汁を加え、ひと混ぜする。冷めたら瓶などに移してできあがり。

いちごジャムの作り方④レモンの酸を利用する
レモンの酸の効果でジャムの色が鮮やかになる
冷凍いちごでいちごジャムの完成!
あっという間にいちごジャムのできあがり!

冷凍いちごレシピ②いちごのクラフティ

冷凍いちごレシピ②いちごのクラフティ
卵を混ぜたらトースターにおまかせ!

クラフティとは、卵の生地に果物を敷き詰めて焼いたフランスの伝統菓子。
焼きプリンのようなまろやかな生地に、いちごの酸味がベストマッチ!

焼き込んだことでいちごの味がギュッと濃くなっていて、生とは違うおいしさが味わえる。
ティータイムはもちろん、朝食にもピッタリな一品だ。生地を混ぜたらトースターで焼くだけの手軽さも嬉しい!

いちごのクラフティの材料(18cm耐熱容器一台分)

  • 冷凍いちご=5〜7粒
    (大きい場合は半割りにする)

<アパレイユ>

  • 卵=1個
  • 牛乳=100ml
  • 砂糖=大さじ2
  • バター(電子レンジで溶かしておく)=10g

いちごのクラフティの作り方

①. 冷凍いちごは自然解凍するか、電子レンジで1分ほど加熱し解凍しておく。キッチンペーパーで軽く水気を取り、半分に切る。

いちごのクラフティの作り方①解凍すると水が出るので、ペーパーで吸い取る
解凍すると水が出るので、ペーパーで吸い取っておく

②. ボウルに<アパレイユ>の材料を入れ、泡立て器で混ぜる。

いちごのクラフティの作り方②<アパレイユ>の材料を入れ、泡立て器で混ぜる
泡立つと口当たりが悪くなるので、静かにかき混ぜよう

③. 耐熱容器に注ぎ、①を並べ、トースターで10〜13分ほど焼く(途中焦げそうなら、アルミホイルをかぶせる)。揺らしてみて表面が波打たないようであれば、できあがり。

いちごのクラフティの作り方③トースターで10〜13分ほど焼く
いちごを並べたら、トースターにお任せ!
いちごのクラフティの完成!
焼き色がしっかりつくくらいが香ばしくておいしい◎

冷凍いちごレシピ③いちごミルクプリン

冷凍いちごレシピ③いちごミルクプリン
やさしい酸味とふるふる食感がたまらない!

いちごの甘酸っぱさをギュッと閉じ込めたミルクプリン。淡いピンク色がなんとも春らしいデザートだ。

冷凍いちごを使えば、ミキサーがなくてもOK! ビニール袋1枚あれば作れるお手軽レシピだ。
冷凍することでいちごの組織が壊れて色や香りが出やすくなっているので、袋に入れて揉むだけでいちごのエキスがしっかり牛乳に溶け出してくれる。

ふるふる柔らかな食感と、いちごミルクのやさしい味わいをぜひご賞味あれ。

いちごミルクプリンの材料(カップ2〜3個分)

  • 冷凍いちご=100g
  • 牛乳=250ml
  • 砂糖=大さじ3
  • 粉ゼラチン=5g
  • 熱湯=50ml

<飾り>

  • 冷凍いちご=2〜3粒
  • いちごジャム=大さじ1

いちごミルクプリンの作り方

①. 冷凍いちごは自然解凍するか、電子レンジで1分ほど加熱し解凍しておく。ビニール袋にいちご、牛乳、砂糖を入れ手で潰しながら揉み混ぜる。

いちごミルクプリンの作り方①ビニール袋にいちご、牛乳、砂糖を入れ手で潰しながら揉み混ぜる
潰し加減はお好みでOK
ある程度果肉が残っているとジューシーさが楽しめる

②. パッケージの記載に従って、ゼラチンを熱湯で溶かす。

いちごミルクプリンの作り方②ゼラチンを熱湯で溶かす
ゼラチンの使い方はメーカーによって異なるので、パッケージの内容を確認しよう

③. ①に②を加え、すぐによく混ぜる。器に注ぎ、冷蔵庫で冷やし固めたらできあがり。好みで冷凍いちごを角切りにし、いちごジャムで和えてトッピングする。

いちごミルクプリンの完成!
あっという間に固まるので、ゼラチンを加えたら手早く作業しよう

冷凍いちごレシピ④いちごベイクドチーズケーキ

いちご×チーズは相性抜群の組み合わせ!

最後に紹介するのは、いちごを散りばめたキュートなベイクドチーズケーキ。
濃厚なチーズケーキにいちごの酸味がアクセントになって、いくらでも食べてしまいそうなおいしさだ。

バットや耐熱皿で作れるので型がなくてもOK。トースターで焼き上げるので、オーブンも不要というお手軽さ!
冷凍いちごを使って、春にぴったりのチーズケーキを作ってみよう!

いちごベイクドチーズケーキの材料(20cm耐熱容器1台分)

  • 冷凍いちご=7〜8粒(大きい場合は半割りにする)
  • クリームチーズ=200g
  • 卵=2個
  • ヨーグルト=100g
  • 砂糖=大さじ4
  • 薄力粉=大さじ2
  • レモン=大さじ1/2

いちごベイクドチーズケーキの作り方

①. 冷凍いちごは自然解凍するか、電子レンジで1分ほど加熱し解凍しておく。クリームチーズを電子レンジで1分加熱し、やわらかくしておく。

いちごベイクドチーズケーキの作り方①クリームチーズは指がすっと挿さるくらいやわらかくしておく
クリームチーズは指がすっと挿さるくらいやわらかくしておく

②. いちご以外の材料を順番に加え、加えるたびに泡立て器でよくすり混ぜる。

いちごベイクドチーズケーキの作り方②の材料を順番に加え、泡立て器でよくすり混ぜる
チーズケーキ生地の完成

③. 耐熱容器にオーブンペーパーを敷き込み、②を流し込む。いちごを並べ、トースターで15分ほど焼く(途中焦げそうなら、アルミホイルをかぶせる)。あら熱がとれたら、冷蔵庫で2時間以上冷やしてできあがり。

いちごベイクドチーズケーキの作り方③生地を流し込む。いちごを並べ、トースターで15分ほど焼く
切り口を表にしたり、ランダムに並べるとかわいく仕上がる
いちごベイクドチーズケーキの完成!
焼き時間はトースターによって異なる。
揺らしてみて、生地が波打つようだったら加熱時間を延長しよう

冷凍いちごでお得&簡単!いちごスイーツを作ろう!

旬のおいしさを閉じ込めた「冷凍いちご」を使えば、いちごスイーツ作りがグッと簡単に!
市販の冷凍いちごなら一年中手に入れることができるので、季節を問わずいちごスイーツが楽しめるのも嬉しいポイントだ。

お得な冷凍いちごで、おいしいいちごスイーツを手作りしてみよう!

冷凍いちごでいちごスイーツが手軽に作れる!
文・写真・レシピ=よしもとこゆき

フードコーディネーター、ライター。世界にもっと、「美味しい」魔法を広めるため、レシピ開発やスタイリング、飲食店プロデュースなど食に携わる仕事を中心に、デザインやイラスト、コラムの執筆などを幅広く手がける。学研プラスより小説『3ツ星シェフ部!』が発売中。スイーツコンシェルジュとしても活動。

web:TABLE411

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