賃貸のリゾートマンションの魅力とは? 一般的なマンションとの違いは?
そもそもリゾートマンションとは?

テレワークやワーケーションにより、現在リゾートマンションが注目されている。リゾートマンションとは、スキー場や温泉地などのリゾート地に建てられたマンションのことだ。
定住目的ではなく別荘の使用を想定されており、高度経済成長やバブル時代の1970年代~1980年代にかけて急増した。今回は賃貸リゾートマンションの魅力について、メリットとデメリットをふまえながらお伝えする。
このページの目次
リゾートマンションと一般的なマンションの違いは?
明確な定義はないが、リゾートマンションは観光地やスキー場などのリゾート地に建てられているマンションのことだ。一般的なマンションとどんな違いがあるのかわからないという人も多いが、リゾートマンションと一般的なマンションの違いとして以下の3つが挙げられる。
1.間取り
2.維持費や管理費の高さ
3.周辺環境
それぞれ詳しく見ていこう。
リゾートマンションと一般的なマンションの違い①:間取り
リゾートマンションと一般的なマンションでは、間取りが異なることが多い。リゾートマンションは休日の休暇や別荘としての使用が想定されているため、ファミリー向けの広い物件が少ない。そのため、短期滞在に適した1LDKや2DKなどの間取りが主流となっている。
リゾートマンションと一般的なマンションの違い②:維持費や管理費の高さ
2つ目の違いは、リゾートマンションは、一般的なマンションに比べ維持費や管理費が高いことだ。リゾートマンションには温泉やプール、ラウンジといったホテルのような施設がついている。一般的なマンションに比べ、共用部分が充実しているため、維持費や管理費が高く設定されているのだ。
リゾートマンションと一般的なマンションの違い③:周辺環境
3つ目の違いは周辺環境だ。リゾートマンションは、スキー場やゴルフ場など、リゾート地に建てられている場合がほとんど。そのため、スーパーや病院、商業施設などの日常生活に必要な施設が近くにない場合が多い。
リゾートマンションへの定住やテレワークで長期滞在を検討している方は、万が一に備え近くの病院を調べたり、生活に必要なものを事前に購入しておいたりする必要がある。もちろんインターネット通販を利用するのも1つの方法だ。
賃貸リゾートマンションの特徴って?

リゾートマンションには、分譲型と賃貸型の2種類がある。賃貸リゾートマンションの特徴は、以下の2つだ。
・初期費用が安い
・時期に合わせて楽しめる
それぞれの特徴を見ていこう。
賃貸リゾートマンションの特徴①:初期費用が分譲マンションよりも安い
最初の特徴は、分譲マンションに比べると初期費用が安い点だ。分譲マンションでは、ある程度まとまった資金が必要になるが、賃貸リゾートマンションであれば、分譲マンションよりも初期費用などをかけずに暮らすことができる。
賃貸リゾートマンションの特徴②:時期に合わせてさまざまなマンションを楽しむことができる
2つ目の特徴は、時期に合わせて好きな場所のリゾートマンションを楽しめることだ。分譲のリゾートマンションは一度購入すると、手放すことは容易ではない。一方で、賃貸のリゾートマンションは短期間の賃貸契約が可能なこともある。
夏は涼しく冬は暖かい地域に移動をしたり、スキーが趣味ならスキー場の近くのリゾートマンションに滞在したりと、自分の趣味や季節に合わせてマンションを選ぶことができる。旅行気分で選べるのが、賃貸リゾートマンションの大きな特徴だ。
賃貸リゾートマンションのメリット
賃貸リゾートマンションの特徴についてお伝えしたが、具体的なメリットにはどのようなものが挙げられるのだろうか。賃貸リゾートマンションのメリットは、主に以下の5つである。
1.契約形態の柔軟性
2.その土地の暮らしを事前に検討できる
3.近隣トラブルが起こりにくい
4.リゾートオフィスとして活用可能
5.ペット可能の物件がある
さまざまなものがあるので、1つずつ見ていこう。
賃貸リゾートマンションのメリット①:契約形態の柔軟性
1つ目のメリットは、柔軟な契約形態ができる点だ。数日間の短期から、年単位の長期契約など、賃貸リゾートマンションは、物件によってさまざまな契約形態がある。日本全国を転々としたい人や、気に入った場所で1年ほど住んでみたい人など、生活スタイルに合わせて契約を結ぶことが可能だ。
賃貸リゾートマンションのメリット②:移住を考える前に、その土地での暮らしを検討することができる
2つ目は、移住前にその土地の暮らしを経験できることだ。旅行で気に入ったり憧れの土地へ移住したりしようと考えた場合、「病院やスーパーが思ったより遠かった」「自分の生活スタイルとは合わなかった」など、旅行だけではわからない実際の暮らしと理想のズレが生じる。
分譲マンションを購入した場合、簡単に手放すことは難しい。しかし、賃貸リゾートマンションであれば契約形態が柔軟なため、状況に応じて対応することができる。賃貸リゾートマンションで実際に生活してみると、理想とのギャップに苦しむことも少なくなるだろう。
賃貸リゾートマンションのメリット③:近隣トラブルなどのリスクが低い
3つ目は、近隣トラブルのリスクが低いというメリットだ。賃貸リゾートマンションは短期の滞在者が比較的多いため、分譲リゾートマンションよりも近隣トラブルが発生しにくい。また、仮に近隣トラブルが発生しても、賃貸契約であれば違うリゾートマンションへ移りやすく、ストレスも溜まりづらい。
賃貸リゾートマンションのメリット④:リゾートオフィスとして活用できる
4つ目のメリットは、リゾートオフィスとして活用ができる点だ。現在は勤務形態が多様化しており、テレワークやワーケーションなど、会社へ通勤せずに働く方が増えている。
会社へ通う必要のない在宅勤務が基本であれば、スキーやサーフィンなど趣味ができる土地でリゾートマンションをオフィス代わりにすることができる。近年のリゾートマンションはインターネット環境も整備されているので、オフィスとして活用することも可能だ。
賃貸リゾートマンションのメリット⑤:ペット可の物件が多い
最後のメリットは、ペット可の物件が多いことだ。週末だけの利用や短期滞在には向いているが、ペットを飼っている人にとっては、家を空けるたびに預けることに不安を覚える人も多いだろう。
賃貸リゾートマンションの中にはペットと一緒に住める物件もあるので、気兼ねなく住むことができる。ただしすべてのペットが可能なわけではないため、事前に条件を確認しておくことが大切だ。
賃貸リゾートマンションのデメリット
賃貸リゾートマンションには契約形態が柔軟なところや、移住前にその土地のことを知ることができるなど多くのメリットがある。一方、賃貸リゾートマンションのデメリットは、主に以下の3つが挙げられる。
1.リフォームができない
2.管理費・維持費が高い
3.初期費用が多くかかる場合がある
それぞれ1つずつ見ていこう。
賃貸リゾートマンションのデメリット①:気軽にリフォームすることはできない
最初のデメリットは、リフォームがしにくい点だ。分譲マンションでは収納スペースを取りつけたり、壁紙を変えたりすることができるが、賃貸リゾートマンションではこれらの行為は基本的に禁止されている。その土地の雰囲気に合わせた内装にしようとしても難しいため、注意しておこう。
賃貸リゾートマンションのデメリット②:管理費・維持費が一般的なマンションに比べて高い
2つ目は、一般的なマンションに比べて高額な管理費・維持費がかかることだ。前述の通り、リゾートマンションの共用部分は豪華で管理がしっかりしていることが多い。そのため、一般的なマンションに比べると管理費や維持費が高くなってしまうのだ。賃貸リゾートマンションを選ぶ際は、家賃だけで決めずに管理費・維持費も考慮して検討しよう。
賃貸リゾートマンションのデメリット③:一般的なマンションに比べて、初期費用が多くかかる場合がある
最後のデメリットは、一般的なマンションに比べ初期費用が高くなる場合があることだ。契約期間分の家賃を事前にまとめて支払う物件もあるため、その場合は初期費用にプラスした費用がかかってしまう。物件や不動産会社によって異なるため、事前にどのくらいの初期費用がかかるかを確認しておこう。
賃貸リゾートマンションで、理想に合った生活を手に入れよう!
賃貸リゾートマンションは柔軟な契約形態により、好きな土地に短期間だけ滞在することができるというメリットがある。テレワークの拠点をリゾート地にすることで、リフレッシュしながら自分らしい生活をすることも可能だ。
管理費や維持費が、一般的なマンションと比べて高いというデメリットもあるが、その分プールや温泉など充実した共用施設の使用ができるなどのメリットもある。賃貸リゾートマンションで、理想の生活を手に入れよう!