賃貸の部屋でもOK!エアプランツの育て方

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賃貸物件の室内でもグリーンを育てたいならエアプランツがおすすめ

ガラス瓶に入ったエアプランツ

賃貸物件で植物を育てたいなら、おしゃれなエアプランツがおすすめ!

エアプランツは賃貸物件の部屋でも育てやすい植物として知られている。工夫次第でさまざまな飾り方ができるため、ワンランク上のおしゃれなインテリアとして楽しめるだろう。

ここではエアプランツの説明やおすすめする理由、エアプランツの育て方について解説する。エアプランツに興味がある人、部屋にグリーンを取り入れたいけれどお世話が大変だと悩んでいる人はぜひ参考にしてほしい。

そもそもエアプランツとはどんなもの?

エアプランツとは、葉から空気中の水分を吸収して育つ植物のことであり、土を必要としないことが特徴だ。「チランジア」とも呼ばれ、世界には700種類以上の品種があるといわれている。

根から水や養分を吸収することもできるが、本来の根の役目より株を支える機能の方に重きを置いている。そのため、根を切り離しても栽培が可能である。また、インテリア性も高く、インテリアショップや100円ショップなどの身近なところで買えることも、人気の要素となっている。

エアプランツ

おしゃれでインテリア性が高いエアプランツは人気を集めている

エアプランツがおすすめな理由

場所を選ばず飾ることができるエアプランツは、世代を問わずに人気のある植物である。エアプランツをおすすめする理由をそれぞれ紹介していく。

エアプランツのおすすめポイント①:植木鉢や花瓶がいらない

最初のおすすめポイントは、植木鉢や花瓶がいらないということだ。エアプランツは葉から水分を吸収する植物であり、発育に土が必要ないため、植木鉢も不要となる。同様に花瓶もいらないため、場所と取らずに栽培できる。

エアプランツのおすすめポイント②:世話の手間がかからない

次に、世話の手間がかからないことが挙げられる。エアプランツは毎日水やりをする必要がなく、一般的な植物と比較すると水やりの回数が少なく済む。しかし、まったく水やりをしないと枯れてしまうため、こまめに水やりを行いながら、愛情を込めて世話をしよう。

また、エアプランツは根があまり発達していないため、空中に吊るしたりコルクや流木などに活着させたりして飾ることが多い。土に埋めるわけでないため、基本的に植え替えの必要はない。

エアプランツのおすすめポイント③:比較的枯れにくい

エアプランツは、比較的枯れにくいという特徴を持っている。エアプランツには「銀葉種」と「緑葉種」の2種類の葉の種類があり、特に乾燥に強く育てやすいのは銀葉種なので、初心者にはこちらをおすすめする。ただし湿気に弱く、正しい育て方をしていないと枯れたり腐ったりすることもあるので注意が必要だ。

エアプランツの育て方

エアプランツの育て方について、必要な道具や飾る場所、水やりの仕方などを紹介する。正しい育て方で、きれいなエアプランツを枯らさないようにしよう。

エアプランツを育てるときに必要な道具

エアプランツを育てるために大事なのは容器(または吊るすもの)であり、こちらはエアプランツを飾るために必要になる。エアプランツは、飾り方次第でインテリアの映え方が大きく変わる。

吊るして飾る「ハンキング」は、風にゆらゆら揺れている姿がかわいらしい。麻ひもを使用したり、ガラス製のホルダーを使用したり、飾り方は多岐にわたる。ハンキング用のアイテムは100円ショップなどでも手に入るので、好みのものを探してみよう。

また、ガラスの器に入れるのも涼やかでおすすめだ。そのほかにも籠や木のトレーに乗せたり、色のある雑貨と合わせたりするなど、アイデア次第で多様な飾り方が楽しめるだろう。

次に必要な道具に霧吹きがある。霧吹きは水やりに必要不可欠な道具なので、必ず用意しておこう。ミスティングと呼ばれる方法で、霧吹きで全体に水を吹きかけて水やりを行う。

またバケツや洗面器、カップなどエアプランツの大きさに合わせた「水を溜められる容器」も用意する必要がある。こちらは月に1回程度行う「ソーキング」という作業に使用する。

エアプランツの育て方①:飾る場所

エアプランツを飾るときには、飾る場所にもこだわりたい。エアプランツは日光が好きな植物であり、室内で育てるならばカーテン越しに日光が入ってくるような半日陰など、ほどよく明るい場所が適している。しかし、直射日光などの強い日差しを当てると葉焼けの原因にもなるため、置き場所はしっかりと考えるようにしよう。

また、日光と同じくらい風通しも重要だ。風通しが悪いと蒸れの原因になるため、風がよく通る場所に飾った方がよい。窓を閉め切っていて空気の巡りが悪い場合は、サーキュレーターや扇風機を使用するのもよいだろう。

なお、適度な日光と風が感じられる屋外の方がエアプランツを育てやすいといわれている。エアプランツにとって雨に当たるのは嬉しいことではあるが、長時間雨ざらしだと枯れてしまうこともあり、置き場所には配慮しなければならない。

エアプランツの育て方②:水やり

エアプランツは、霧吹きで水やりをする「ミスティング」で水やりを行う。すべての葉っぱにかかるように、まんべんなく散布しよう。このとき、株全体を十分に濡らすようにすることが大切だ。

水を与えすぎると湿度が高い状態が続き、腐ってしまう可能性があるので、週に2回程度を目安として行うとよいだろう。なお、昼間は気孔が閉じていて水を吸収しない。夜間に葉から水分を吸収するため、水やりは夕方から夜にかけて行うようにしよう。

ただし、冬場など気温が低い時期は例外だ。夜の低温時に水をやり行うと弱ってしまう可能性があるため、午前中に水やりを行うことが望ましい。

また、水に直接つける「ソーキング」という作業も大切だ。バケツや洗面器などにたっぷりと水を張り、エアプランツを2~5時間ほどつける。

月に1回程度行っておくと、エアプランツもすくすくと成長するだろう。うっかり水やりを忘れているときや葉先が乾燥しているとき、旅行など長期間水やりができなかったときなどに行う必要がある。

逆に、梅雨など湿度の高い時期は不要であり、気温が5℃以下になるような冬の時期も避けた方がよいだろう。ソーキングもミスティングと同様、夕方以降に行った方がよい。

長時間のソーキングは根腐れの原因になるので、タイマーなどを使って時間を計って行うとよいだろう。また、ソーキング後、濡れたままの状態にしておくと腐ってしまうこともある。エアプランツを逆さに吊るすなどして、水をしっかり切り風に当てて乾かすのを忘れないようにしたい。

エアプランツの水やりの注意点

エアプランツは春と秋が成長期であるため、そのときはたっぷり水を与えるようにしよう。逆に夏や冬は乾燥気味にする方がよいので、水やりは控えめにした方がよい。

ただし、冷暖房で乾燥してしまうと枯れやすくなってしまう。部屋の湿度を考慮しつつ、水やりを行うようにしよう。

エアプランツで部屋に彩りを!

エアプランツは世話の手間が少ない植物なので、忙しい人にもおすすめの植物だ。大切なのは日当たりと風通し、そして適量の水やりだ。正しいお世話をすれば枯らすこともないので、エアプランツをおしゃれに飾って、部屋に彩りを与えよう!

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