2Kとはどんな間取り?平均家賃が安めな理由とおすすめな使い方を紹介

最終更新日:

2Kって? 間取りについて確認しよう!

2k
2Kの魅力は、間取りの広さ

物件を探すにあたり、間取りは重要なポイントである。間取りによって家賃も大きく異なるため、慎重に考えるべき部分といえるだろう。

通常、部屋が広くなったり、部屋数が増えたりすると家賃も上がっていくのが一般的だ。しかし、物件によっては1Kより2Kの方が家賃が安いなんてケースもある。なぜ、2Kの物件は家賃が安いのだろうか。

2Kってどんな間取り?

間取りには、1Kのほかにも1Rや2DK、2LDKなど、さまざまな大きさや広さを表す表記がある。部屋の数やキッチンと部屋の間に仕切りがあるのかなどによって表記は異なっていく。

「K」はキッチン、「D」はダイニング、「L」はリビングのことだ。2Kとは、キッチンがひとつと2つの部屋が付いていて、キッチンと部屋の間には仕切りがある間取りのことを指す。

2Kの間取りの場合、2つの部屋の合計が10~12畳ほど、専有面積28~30㎡が平均的な広さだ。キッチンの広さは4.5畳未満で、物件によって異なるがおおよそ2~4畳が多いようだ。

キッチンの広さを間取りに明記している場合もあるが、表記されていなくてよく分からないという場合は、不動産会社に確認しよう。

2Kのメリット・デメリット

十分な広さがある2Kの物件にはメリットが多いように感じるが、同時にデメリットもある。ここでは2Kのメリットとデメリットについて、それぞれ見ていこう。

2Kのメリット

2Kは2部屋あるにも関わらず家賃が安いというメリットがある。2Kの間取りが流行ったのは1948年ごろの昭和中期だ。現在の築年数が古いことが多く、その分家賃の安さにつながっているのだ。

そのため、新築や築浅のワンルームや1K の物件よりスペースが大きいにも関わらず、家賃が安い場合がある。家賃を節約したい人にもおすすめの物件だろう。

2Kの間取りは、一人暮らしをするのであれば十分な広さだ。部屋が2つあるので、1部屋を寝室、もう1部屋をリビングや趣味の部屋、収納スペースとして使用することもできる。

また、二人暮らしでも使用できる間取りだ。片方をリビングとして使用し、もう片方を寝室にすればストレスなく生活できるだろう。各部屋を一人ずつ使用できるため、ルームシェアをしたい人にもおすすめの間取りといえる。

2Kのデメリット

築年数が古い物件が多いため、外装や内装も古いつくりとなる。セキュリティや耐久性、耐震性など設備面においても老朽化しているケースもあるだろう。木造アパートの場合は和室が残っている部屋もあり、古い物件に住みたくない人には向いていない。

また、キッチンの配置によっては非常に使いにくい間取りかもしれない。現代の暮らしに合う間取りではない可能性もある。家賃だけに目を向けるのではなく、不動産会社の情報を確認したり内見でチェックしたりして、自分に合う物件を選ぶようにしよう。

2Kと他の間取りとの家賃比較

2Kと他の間取りの家賃の違いは……?

2Kは、他の間取りと比較して家賃が安めになる傾向がある。今回は他の間取りとの家賃比較を表にしたので、ぜひ参考にしてほしい。

表の家賃金額については、東京23区・築年数15年以内・駅徒歩15分以内・専有面積13㎡以上の条件で出てきたお部屋の家賃の安い順30件分の平均金額となっている。

間取り家賃
1LDK約8.1万円
2K約7.6万円
2DK約8.3万円
2LDK約11.3万円

間取り家賃
1LDK約8.1万円
2K約7.6万円
2DK約8.3万円
2LDK約11.3万円

2Kと2DKの違い

2Kと2DKの違いは、キッチンスペースの広さだ。部屋数は2部屋で同じですが、DKはダイニングキッチンとなりますのでキッチンのみのスペースより当然広くなる。

2Kのキッチンスペースが4.5畳未満なのに対して、2DKのキッチンスペースは4.5~8畳未満だ。キッチンスペースにダイニングテーブルを置くことも可能だろう。荷物が多い人や二人暮らしを考えている場合、2Kより快適に暮らせるかもしれない。

2DKも2Kと同様、昭和の時代に流行った間取りなので築年数が古い場合が多い。そのため、2Kほどではなくても安い物件も多くなっている。2Kより更に広いスペースが欲しい人には、2DKもおすすめだ。

2Kと1LDKの違い

2Kと1LDK の違いは、部屋の数とキッチンスペースの広さだ。2Kが部屋2つ+キッチンスペース(4.5畳未満)なのに対して、1LDKは部屋ひとつ+キッチンスペース(8畳以上)になる。LDKはリビングとダイニングとキッチンが付いている部屋ということなので、当然一部屋の大きさは広くなるだろう。

LDK部分は8畳以上で広さに上限がないため、12畳や15畳といった間取りもある。1LDKの広さの平均は、専有面積が35~38㎡。2Kの平均が28~30㎡となっているので、一人暮らしであれば十分な広さだ。同性カップルや新婚など二人暮らしにも人気の間取りとなっている。

また、2000年ごろ流行りだした1LDKは築年数が浅い物件が多い。家賃よりセキュリティや防犯、防音性などの設備を重視したい人は1LDKが向いているだろう。逆に、広い部屋が良くて家賃も抑えたいと思っている人は、1部屋をリビング代わりに使用できる2Kが向いている。

2Kの部屋の形は大きく分けると2種類

2Kの部屋の形は大きく分けると2種類だ。ライフスタイルと部屋の形が合わないと住みにくさを感じる可能性がある。それぞれの形について見ていこう。

V字型

まずはV字型だ。V字型とは、キッチンから両方の部屋につながっている形の間取りのことである。お互いのプライベート空間が守れるため、ルームシェアのような二人暮らしにもおすすめだ。

直線型

直線型とは、片方の部屋を通らなければ、もう片方の部屋にたどり着けない形の部屋だ。片方の部屋をどうしても通る必要があるため、プライベート空間が守りにくい。

二人暮らしより一人暮らしの方に向いている間取りといえるだろう。テレワーク用の部屋として使用したい人や、物が多く物置として一部屋を使いたい人にとくにおすすめだ。二人暮らしでも、同棲カップルや新婚さんなら気にならないかもしれない。

自分のライフスタイルにあった部屋探しで理想の暮らしをしよう!

2Kは他の間取りと比べても比較的家賃が安いため、なるべく家賃を抑えたいけれど広い部屋にも住みたいと考えている人におすすめだ。また、和室やアパートタイプでも気にしない人は2Kに向いているだろう。

ただし、築年数が古い物件が多いため、セキュリティや設備面も古くなっている可能性もある。家賃重視なら2K、セキュリティを重視するならば1LDKなど、自分のライフスタイルに合った住まいを探して理想の暮らしをしよう。

一人暮らし向け賃貸物件はこちら!

CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
不動産店舗での業務経験者、宅建試験合格者などお部屋探し分野のプロも活躍する編集部が、新生活に役立つ情報をお届けします。

リンクをコピー
関連記事関連記事