珪藻土バスマットは「やすり」でお手入れ!おすすめ商品5選も紹介
珪藻土バスマットは、やすりでお手入れして衛生的に使おう!

お風呂上がりの水滴をすーっと吸い込み、すぐにさらりと乾いてくれる珪藻土バスマット。便利さに加えて、お手入れが簡単で長く使えるのも魅力的!珪藻土バスマットのようにお手入れが簡単なグッズを1つでも多く取り入れておくと、家事の手間を減らすことができ、快適な暮らしに近づけるはず。
そこで今回は、便利な珪藻土バスマットのお手入れ方法や使う際の注意点、おすすめの商品などを紹介する。珪藻土バスマットの使い方をマスターし、お気に入りのアイテムを見つけてほしい。
このページの目次
珪藻土バスマットとは
珪藻土とは、藻の一種である珪藻の殻の化石が堆積してできた土のこと。珪藻土は小さな穴をたくさん持っており、水分を素早く吸収するので、バスマットをはじめ、歯ブラシ立てやコースターなどの材料としてよく用いられる。
珪藻土バスマットの表面はさらっとしており、まるでレンガの上に足を乗せているような感覚。布製バスマットにはない、うれしいメリットも持っている。
珪藻土バスマットの2つのメリット
珪藻土は主にバスマットに使われている素材だ。そのメリットを2点紹介しよう。
珪藻土バスマットのメリット:吸水速乾性に優れている
珪藻土は、吸水性にも速乾性にも優れている。珪藻土に空いている無数の穴(細孔)が、その秘密だ。
また、湿度が40%を切ると、内部の水分を外に吐き出すという性質がある。このような仕組みにより、珪藻土バスマットの吸水性と速乾性は維持されているのだ。珪藻土バスマットは、足元の水分をしっかりと吸い込んでくれるというバスマットへのニーズをしっかりと満たしてくれる。
珪藻土バスマットのメリット:消臭性に優れている
珪藻土は消臭性にも優れている。水分とともに、においの元を吸収してくれるためだ。布製のバスマットはジメジメした湿り気とともに生乾きのにおいも気になるが、珪藻土のバスマットなら、気になるにおいもしっかり吸収してくれる。なお、水分放出時にはにおいの成分も放出されるが、その速度はゆるやかであるため、ほとんど気にならないといわれている。
珪藻土バスマットの3つの注意点
水分を吸収してもすぐに乾き、消臭性にも優れている珪藻土バスマットだが、使用する際にはいくつか注意しなければいけない点がある。全部で3つ見ていこう。
珪藻土バスマットの注意点:洗濯できない
珪藻土バスマットは、布製バスマットのように洗濯ができない。正確に述べると、洗濯をする必要がないのだ。
布製バスマットを使い続けると湿気が溜まり、カビや雑菌が繁殖してしまう。一方、珪藻土バスマットは速乾性に優れているためカビや雑菌が繁殖しにくい。
このように、カビや雑菌のリスクが低いため、布製バスマットのように頻繁に洗濯をする必要はない。ただし、吸水力が落ちてしまった場合には、簡単なお手入れは必要だ。具体的なお手入れの方法については、のちほど解説していく。
珪藻土バスマットの注意点:割れる可能性がある
珪藻土バスマットは硬いため、落としたり、ぶつけたりすると割れる可能性がある。基本的に浴室の前から動かすことがなければ、破損する機会は少ないものの、取り扱いには注意してほしい。
段差がある場所やデコボコした場所ではなく、平らな場所で使うのがベターだ。また、バスマットの上から重いものや硬いものを落とさないようにすることも大切だ。
珪藻土バスマットの注意点:アスベストが含まれている可能性がある
日本ではアスベスト(石綿)を重量の 0.1%を超えて含有する全ての物の製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されている。ところが、2020年末ごろ珪藻土バスマットなどにアスベスト(石綿)が混入していた問題が発覚した。
厚生労働省の報道発表資料によると、固形のバスマットについては、通常の使い方であれば問題ないものの、削ったり割ったりした場合にはアスベストが飛散し健康上の問題を生じさせるおそれがある。
石綿(アスベスト)を含む流通製品の情報については、厚生労働省のHPから確認することができる。自宅にアスベストを含む製品がある場合は、破損しないよう注意しメーカーに回収の依頼をしよう。
厚生労働省:石綿(アスベスト)を含む流通製品の情報について
珪藻土バスマットの注意点:処分が大変
珪藻土バスマットが破損して使えなくなった場合など、処分するのが大変だ。基本的には不燃ゴミや陶器類として処分をすることとなるが、サイズによっては粗大ごみ扱いとなる場合も。住んでいる自治体によって処分方法が異なるため、事前に確認をしてほしい。
また、アスベスト(石綿)が含まれたものは、メーカーや販売店に回収を依頼することになる。
自治体によっては、アスベストを含むかどうかにかかわらず、珪藻土バスマットの回収自体を行っていないところもあるので注意しよう。
珪藻土バスマットを長持ちさせる日々のお手入れ方法

珪藻土バスマットを長持ちさせるには、日々もお手入れが大切だ。次の3つのポイントを押さえよう。
珪藻土バスマット長持ちさせるお手入れ①:使用後はしっかり乾燥させる
珪藻土バスマットを使った後は、しっかりと乾燥させよう。風通しが良い場所に立てかけておくと、乾燥が進んで水分による劣化を防げる。反対に、ずっと床に敷きっぱなしにしておくと吸収した水分が放出されず、劣化が進んでしまうため注意してほしい。
珪藻土バスマット長持ちさせるお手入れ②:こまめに拭き掃除する
こまめな拭き掃除も長持ちさせるコツのひとつ。バスマットの表面に皮脂や泥汚れなどが付着すると、珪藻土に空いている穴が目詰まりし、吸収力が下がってしまう。できれば毎回の使用後、最低でも週1回ほどは、濡れタオルなどでバスマットの表面を拭くことが大切だ。
珪藻土バスマット長持ちさせるお手入れ③:月に一度は陰干しをする
珪藻土バスマットは月に1回は風通しの良い日陰で乾燥させよう。使った後は立てかけて置いておけば良いのだが、珪藻土が吸った水分を飛ばすには陰干しすることが大切だ。表面だけでなく、中に入り込んだ水分まで乾かす必要がある。
お手入れといっても風通しの良い日陰に置いておくだけなら、忙しい方でも負担にならないはず。定期的に内部の水分を飛ばせば吸水力が蘇るので、2週間に1回、1ヶ月に1回程度は陰干しをしよう。
日光に当てても問題ないタイプのものもあるが、基本的に珪藻土バスマットに直射日光を当てることはNGとされる。直射日光が当たるとバスマットにゆがみが発生し、少しずつ反り返ってしまう。平らな場所に置けなくなるほか、バスマットの上に乗った際に割れてしまう可能性もあるだろう。
一度反り返ってしまうと元には戻せないため、陰干しすることが大切だ。
珪藻土バスマットの吸水力が落ちた場合のお手入れ方法

珪藻土バスマットの表面には無数の穴が空いている。その穴から入り込んだ水分を吸着するのが、珪藻土バスマットの吸水の仕組みだ。しかし、長く使用するにつれ、穴の表面はホコリや皮脂などの汚れでふさがれてしまう。すると当然、吸水力は低下する。
何ヶ月か使っただけで「水を吸ってくれなくなった」「乾きにくくなった」と感じたら、珪藻土バスマット自体の性能が落ちているのではなく、手入れ不足が原因かもしれない。
珪藻土バスマットの吸水力が落ちてしまったときは、紙やすりを使って手入れをしてみよう。吸収力がアップして、再び使えるようになるはずだ。
先ほども紹介したが、2020年末ごろ珪藻土バスマットなどにアスベスト(石綿)が混入していた問題が発覚した。
アスベストが混入している珪藻土バスマットを削ったり割ったりした場合には、アスベストが飛散し健康上の問題を生じさせるおそれがある。石綿(アスベスト)を含む流通製品の情報については、厚生労働省のHPから確認できるので、珪藻土バスマットを紙やすりで削る前にアスベストが含まれていないか必ず確認しよう。
厚生労働省:石綿(アスベスト)を含む流通製品の情報について
珪藻土バスマットのお手入れ①:必要なものを用意する
珪藻土バスマットのお手入れに必要なものは次のとおりなので事前に用意しておこう。
- 紙やすり(表記されている数字が大きいほど目が細かくなるのが特徴で、おすすめは300~400番)
- 刷毛
- 掃除機
- 乾いた布
珪藻土バスマットのお手入れ②:紙やすりで珪藻土バスマットの表面を削る
珪藻土バスマットの吸水力の低下は、珪藻土の表面についた皮脂やホコリなどの汚れが原因であることが多い。この汚れを除去することで、吸水力が復活する可能性がある。
珪藻土表面の汚れは、拭き取るのではなく削り取る必要がある。紙やすりを使って、珪藻土バスマットの表面を均一に擦り、汚れを除去しよう。
紙やすりは、100均やホームセンターで購入できる。お手入れの際、目の細かい300~400番を選ぶと肌触りが良い仕上がりとなる。珪藻土バスマット自体に紙やすりが付属していた場合は、それを使用しよう。
珪藻土バスマットのお手入れ③:刷毛で粉を落とす

紙やすりで表面を削ったら、削って出た粉を除去する。刷毛で落としたり掃除機で吸ったりして、珪藻土バスマットの表面に粉が残らないようにしよう。粉を取り除いた後には、乾いた布で表面を軽く拭くことで、吸水力と見た目の美しさを復活させることができる。
ここからは、おすすめの珪藻土バスマットをご紹介する。
【タイプ別】珪藻土バスマットのおすすめ商品5選
ここからは、珪藻土バスマットのおすすめ商品5点を紹介!
Amazonで人気の珪藻土バスマットの中から目的に合わせて5つの商品をセレクトしたので、「長く付き合えそう」と思える珪藻土バスマットが見つかったらぜひ購入を検討してみてほしい。
ウェーブ状で使い心地も良好!冬場にもおすすめの珪藻土バスマット
心地良い感触の珪藻土バスマットを探している人におすすめなのが、こちらの商品。バスマット表面がウェーブ状になっているため、冬場でも足を乗せたときの冷たい感覚を軽減してくれる。
またサイズもコンパクトなので、お風呂場用だけでなく、キッチンで洗い終わった食器を乗せる際にも使えるだろう。

¥7,926/ソイル(Soil)
安心の日本製!幅広い年代におすすめの珪藻土バスマット
「国産のものが安心」と感じる人は、こちらの日本製の珪藻土バスマットがおすすめだ。シンプルなデザインながら吸水力に優れており、お風呂上りの足をサッと乾かしてくれる。
着色顔料を使用しておらず、また角が滑らかになっているので、小さい子どもから高齢者まで安心だ。

¥2,039/フジワラ化学
見た目にこだわりたい方におすすめ!おしゃれな珪藻土バスマット
インテリアにこだわる方やおしゃれなものが好きな方には、こちらの大理石調の珪藻土バスマットがおすすめ。シンプルに統一した脱衣所に1点置くのはもちろん、バスチェアや桶とコーディネートしてもおしゃれだ。
紙やすりと滑り止めマット付きで、届いたらすぐに使えるのもうれしい。

VAILGE 珪藻土 バスマット 吸水性抜群 バスマット 速乾 珪藻土 足ふきマット 防カビ 防ダニ 消臭 抗菌 風呂マット L マーブリング
¥2,899/VAILGE
抗菌・ 防カビで安心して使える珪藻土バスマット
珪藻土バスマットの中で人気のsoilに吸水力がアップした新シリーズ・soil GEMシリーズが登場。秋田県産珪藻土とひる石、紙を混ぜて作られたsoil GEMシリーズは、水分を吸着する大小の穴の構造が複雑になり、これまでのものよりさらに吸水力がアップした。
中央部に入ったラインも吸水力アップのための工夫で、踏みしめればぐんぐん水分を吸ってくれるのを実感できる。抗菌・防カビ仕様で小さなお子さんのいるご家庭でも安心。

【新発売】soil GEM ソイル ジェムシリーズ 珪藻土 バスマット Lサイズ / お風呂マット 防カビ 防菌 抗菌
¥13,200/soil
最初の一枚に!リーズナブルな価格で購入できる珪藻土バスマット
「まずはリーズナブルなもので、珪藻土バスマットの使い心地を試してみたい」と思っている人におすすめなのが、こちらの商品。1,000円代で購入できるので、初めての珪藻土バスマットにぴったりだ。木目調や大理石、モロッカン柄、レンガ柄などカラーバリエーションも豊富で、好みに合わせて自由に選べる。
素早い放湿性でカビやダニが発生しにくく、週1~2回の陰干しだけで清潔な状態を保てるのもうれしいポイントだ。

¥1,480/アイリスプラザ(IRIS PLAZA)
珪藻土バスマットをやすりでお手入れして、快適なお風呂上りを過ごそう!
お風呂上がりに足先までを拭くという一手間をなくしてくれる珪藻土バスマット。生活必需品ではないが、一度使うと「なんで今まで使わなかったんだろう?」と驚く人が非常に多い商品だ。お手入れも非常に簡単で、バスマットを洗濯する手間も必要なし。
ぜひ日々の生活に取り入れて、快適さを実感してみよう。
※この記事内の情報は2022年3月17日の情報です。
2022年3月加筆= CHINTAI情報局編集部