一人暮らしでホームシアター!ワンルームで出来るスクリーンやプロジェクターのインテリアレイアウト事例とアイデアをご紹介
ホームシアターは一人暮らしの狭い部屋でもできる?

Instagramなどで最近よく見かける、ホームシアターのある暮らし。「贅沢品なのでは?」「設置方法がわからない」など、以前はちょっぴりハードルが高いイメージだったホームシアターも、今やリーズナブルで取り入れやすい機器も続々登場している。 憧れのホームシアター導入をためらっていたあなたのために、今回はインテリアコーディネーターの小島先生から「一人暮らしでもできるホームシアター・インテリア」を伝授していただく!
このページの目次
何から揃える? 一人暮らしの簡単ホームシアターの準備をしよう
ホームシアターのために揃えるものは?
ホームシアターを始めるにあたり、揃えるべきものは2つ。
① プロジェクター

② スクリーン(壁でも可)
「これだけ?」と思うかもしれないが、今はスピーカーが搭載されているホームプロジェクターも増え、一人暮らしの部屋なら十分な音響効果が得られる場合も多いようだ。
スクリーンはあれば尚可だが、なければ白壁や白い布を利用すればOK。家具を置かない、もしくは背の低い家具で揃えるなどスクリーン大の壁を確保すれば、壁がスクリーンに早変わりする。フラットなデザインの家具に大きな白い布かけたり、突っ張り棒に布をかけてスクリーン代わりにするなど、ちょっとの工夫でスクリーンは準備可能だ。
またスクリーンとプロジェクターの距離が1m以下でも投影できる単焦点プロジェクターや、シーリングライト(天井取り付け型の照明)と一体型のプロジェクターなど、高性能機器も増えてきた昨今。「一人暮らしの狭い部屋にホームシアターは無理」という固定概念はもうない。
次はプロジェクターの設置! 目からウロコのアイデアとは?
プロジェクター設置には、棚やオープンシェルフなどの一角を確保するのが一般的だが、一人暮らしの場合、そのために家具を増やしたら狭い部屋が余計に狭くなってしまう。
そんなときにはラブリコやディアウォールなどの突っ張り棒タイプの棚を設置してみよう。賃貸物件でも気軽に取り付けらるうえ、高さも自在、場所も取らないのでオススメ。
「棚の設置も手間」という人には、シンプルな洗濯機ラックも有効。写真のような1本足の突っ張り棒タイプなら、場所も取らず設置も簡単。すぐにホームシアター環境が整えられる。
一人暮らしの部屋をおしゃれなホームシアターインテリアにするには?
では実際に、ホームシアターを取り入れた一人暮らしの部屋をシミュレーションしてみよう。
ホームシアター・インテリアのレイアウト例【ワンルーム】

ホームシアターインテリアにあると快適なアイテムの選び方!
座椅子&クッション編
座椅子でゆったりホームシアター鑑賞するなら、頭まで寄りかかれる背もたれの高いタイプの座椅子を用意すれば、より快適に映像の世界に浸れる。その中でも手すり付きの座椅子だとより快適に過ごせる。
もし座椅子がなくても大きめの三角クッションがあれば、体を預けて楽々鑑賞が可能。ベッドの上や床に置けば、ソファに早変わり。
テーブル編
ホームシアター鑑賞なら、テーブルは前よりもサイドに置いて、映画館のように飲み物やスナックをつまみたいところ。ベッドサイドテーブルや低めのスツールなら普段は別の用途で使い、シアター稼働時に横に移動させればいいだろう。
照明編
さらに雰囲気を出すなら、スクリーンの両脇にフロアライトを置いてみよう。左右に置いてシンメトリーにすると、まるで映画館のようなホームシアター環境が整えられる。
その際、白熱電球だと温度が上がって火傷の危険があるので、必ずLED電球を使用すること。白熱色を選べば温かみのある色で落ち着いた雰囲気がかも出せる。
またホームシアター使用時は部屋全体が暗くなるので、危なくないよう通り道には照明を置かないようにしよう。
ホームシアターインテリアで一人暮らしをさらに充実させよう!
技術の進歩や価格が下がったことで、一人暮らしの部屋にも身近になったホームシアター。今はチューナーやレコーダーを接続することで、テレビやVODもホームシアターで楽しめる時代になった。
せっかくの設備を揃えるなら、納得のいくインテリアでおしゃれに快適にしたいもの。一つ一つのアイテムをじっくり吟味しながら、ゆっくりお部屋を整えていこう。
教えてくれたのは?
Mako(小島真子)さん
株式会社Laugh style代表/インテリアコーディネーター。「それぞれのライフスタイルに合ったコーディネートの提案」を軸に、法人・個人のインテリアコーディネート、セミナー講師、コンサルティング、メディア出演などで幅広く活動中。HPはこちら!
一人暮らしでホームシアター!
取材・文=元井朋子