スッキリ×可愛いを叶える!簡単にできる北欧シンプルな暮らしのコツ
北欧ナチュラルな部屋作りを実践している、整理収納アドバイザー・Tamamiさんのお宅を訪問!
白い壁に明るい色のフローリングが印象的な、日当たりの良いリビング。ここで旦那さんと夫婦で二人暮らしをしているのが、整理収納アドバイザーのTamami(タマミ)さんだ。
シンプルかつ北欧ナチュラルな部屋作りを意識しているという彼女に、簡単に取り入れられる北欧インテリアのポイントと、片付けのコツを伺った。
プロフィール

名前:Tamami(タマミ)さん
instagram:@tama.simple
居住形態:2人
ルームデータ
居住地:千葉県
間取り:3LDK
平米数:76㎡
家賃:非公開
築年数:築4年
シンプルな部屋を維持するために役立っているものとは?
福島から、現在の千葉県にある今の賃貸に引越して1年2ヶ月。タマミさんは、このお宅に引越したのをきっかけに、自分好みのシンプルかつ北欧ナチュラルな部屋作りを実践するようになったという。
スッキリとしたシンプルな部屋を維持するためには、定期的なモノの見直しに加え、SNSの活用が役立っているのだそう。
「シンプルな部屋を維持するために、不要なモノがないかどうかを定期的に見直すようにしています。あとはInstagramで部屋の写真をアップすることが、整理整頓のモチベーションにつながっていますね」(タマミさん)

部屋のインテリアは、主に無印良品の木製のアイテムで統一されている。
「私も旦那も、シンプルで飽きのこない無印良品のアイテムが好きなんです。そのため、インテリアは無印良品をメインにそろえています。無印良品週間や改装セールなどのタイミングを活用することで、安く買うようにしています」(タマミさん)
彼女によれば、シンプルなデザインで人気の無印良品のアイテムは、使わなくなったときに譲り手が見つかりやすいというメリットもあるのだとか。
簡単かわいい!北欧ナチュラルな暮らしのポイント

人気の北欧ブランド「マリメッコ」が好きで、シンプルながらも可愛らしい北欧テイストを取り入れた部屋作りを目指しているというタマミさん。北欧テイストを簡単に取り入れるコツについて聞いてみた。
初心者におすすめな北欧ナチュラルなDIYアイテムは?
タマミさんのイチオシアイテムが、マリメッコの生地を使用したDIYのファブリックパネルだ。

使う道具は次の通り。
●北欧テイストの生地(はぎれでも可)
※インテリア雑貨店やメルカリなどで購入可能
●キャンバス
※北欧雑貨店「フライング タイガー コペンハーゲン」や100円ショップで購入可能
●ガンタッカー(工作用ホッチキス)
※100円ショップやホームセンターで購入可能
●布テープ
※100円ショップなどで購入可能
作り方は非常に簡単。北欧テイストの生地をキャンバス素材に被せ、ガンタッカー(工作用ホッチキス)で角と4辺を留めて固定。最後に、その上から布テープを重ねて貼れば完成だ。
「壁面に飾るパターンが多いかと思いますが、壁に穴を開けるのが不安なら、ディスプレイスタンドを使って飾るのもおすすめです。北欧テイストのファブリックパネルを飾るだけで、簡単に北欧っぽさを取り入れることができるんです」(タマミさん)
▼ファブリックパネルの作り方を詳しく知りたい人はこちら!
【リユース・クラフト】段ボールや空き箱でファブリックパネル作りにトライ!
「捨てられない性格」でも大丈夫!モノが多い人向けの整理整頓術
スッキリとした部屋からは想像できないが、タマミさんは自分自身について「捨てられない性格」だと話す。なんと意外なことに、彼女も旦那さんも「モノが捨てられないタイプ」なのだとか。
そこで意識しているというのが「収納」だそう。

タマミさんが見せてくれたのは、来客用の布団と複数の収納ボックスがしまってある和室の押入れ。無印良品の収納ボックスで統一感のある収納を心がけることで、モノが多くてもスッキリとした印象に。押入れの右下のボックスには、防災用品が備えてあるという。
「福島で東日本大震災を経験したので、その教訓をもとに防災グッズをしっかりそろえるようになりました。食べ物などは、日常生活で消費しながら備蓄するローリングストック(※)を実践しています」(タマミさん)
(※)日常的に少し多めに食材や加工品を買っておき、使うたびに買い足すことで、常に一定量の食料を家に備蓄する方法
片付けが苦手な人は「定期的な見直し」を!

整理収納アドバイザーの資格を持つタマミさんによれば、シンプルライフを維持するためには、使っていないモノを定期的に見直す習慣をつけるのがポイントだそう。
見直しの際にチェックしたい項目は次の通り。
- 本当に必要なものか?
- 自分が気に入っているものか?(自分の理想の部屋にマッチするか?)
- 1年以内に使ったか?
「どうしても捨てるかどうか決められないモノは、『捨てられないボックス』を作って入れておくのもアリです。『捨てられないボックス』を目に見えるところに置けば、忘れず定期的に見直すことが出来るので、不要なモノを手放しやすくなるはずです」(タマミさん)
モノの見直しには「メルカリ」をフル活用
タマミさんによれば、以前、旦那さんは片付けにあまり積極的ではなかったそう。そんな彼を片付け好きに変えたのが、「メルカリ」だという。
「2~3年前に、北欧シンプルな部屋を意識し始めたのをきっかけに、夫婦でメルカリをはじめたんです。これまで、私と旦那で合わせて700件ほどを出品しました。パートナーがなかなかモノを捨てられないという人は、メルカリへの出品を勧めてみてもいいかもしれません(笑)」(タマミさん)
タマミさんによれば、「どうしたら高く売れるか?」を考えて出品するというのが彼の性分に合っていたそう。メルカリを活用することで、お互いに不要なモノを手放す機会がグッと増えたと話してくれた。
モノが多くてもスッキリ見せる!ボックス活用術

モノが多いと話すタマミさんが活用しているのが、無印良品のファイルボックスだ。本や雑誌、書類の収納にはもちろん、キッチンの食器棚にもこのファイルボックスを活用しているそう。

「ボックスで小分けにすると、ジャンルごとにモノの定位置が決まるのがいいですよね。食器もこうして小分けにすることで、取り出しやすくなります」(タマミさん)
きっかけは「好き」の気持ちから。北欧ナチュラルな暮らしをはじめよう
「昔から、モノを綺麗に整えたり並べたりして達成感を味わうことや、綺麗に収納することが好きだったんです」とタマミさん。そんな「好き」を深めたいという思いから、整理収納アドバイザーの資格を取得したのだそう。
今回訪問した部屋でも、DIYのファブリックパネルをはじめ、いろいろな場所でタマミさんの北欧スタイルへの「好き」を感じとることができた。北欧テイストな部屋を目指すなら、ぜひタマミさんの北欧ナチュラルな部屋作りを参考にしてみては?
文=市川茜
写真=編集部

