色の力で運気アップ!一人暮らしのインテリア風水

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運気をアップさせたいなら、美しくバランスの取れた部屋作りを!

運気がアップするような部屋に住みたい、というのは誰もが望むことだろう。掃除や整理整頓は、運気アップの基本といえる。しかし、それにプラスして取り入れるべきことがあるようだ。

中国命理学研究家の林 秀靜(りん しゅうせい)先生によると「風水では、気の流れを重視します。掃除や整理整頓はもちろん大切ですが、インテリア次第で、良くも悪くも変わってしまうのです。たとえばファブリックの色を変えたり、バランスをちょっと変えたりするだけで、運気を良くすることができます。一人暮らしのコンパクトな部屋だと、ごちゃごちゃとした色使いになってしまいがちですが、できるだけ統一感のある、バランスのとれた部屋にしていきましょう」ということだ。

今回は林先生に、一人暮らしの部屋でも簡単にできる、色を使ったインテリア風水の方法を聞いてみた。

一人暮らしのインテリアの基本

小さな小物類や本は目隠しして収納しよう
小さな小物類や本は目隠しして収納しよう

「良い風景あれば、良い風水あり」という中国のことわざがある。景色が美しく、調和がとれていれば、風水的にも良い土地だという意味だが、これを部屋で考えてみると、美しくバランスが取れた部屋が、風水的に良いということだ。

部屋のエリアごとの風水を考える前に、基本として押さえておきたいのが、見た目の美しさ。

「たとえ整理されていても、小さなものがたくさん並んでいたり、見た目に“目障り感”があったりすると、バランスの取れた部屋とはいえません。すっきりとしていて、調和のとれた状態を目指してください」(林先生)

林先生によると、押さえておきたいインテリアの基本は下記の通り。

ほど良く目隠しをする

こまごまとしたものはカゴに入れる、ぎっしり並んだ本棚にはスクリーンをつけるなど、見ていて目が疲れてしまうような場所には目隠しをするのがおすすめ。

ワンルームなどのコンパクトな部屋の場合、とくに生活感が出やすいので、ついたてやカバーなどを使って物を隠そう。

黒のインテリアは避ける

黒のインテリアはグレー系にチェンジするのがおすすめ
黒のインテリアはグレー系にチェンジするのがおすすめ

スタイリッシュな印象のある黒いインテリアが好きな人もいるだろう。しかし、風水的に黒で統一されたインテリアはおすすめできない。なぜなら、陰の気が強すぎて、運気を下げてしまうからだ。とくに恋愛運は大幅にダウン。黒が好きな人は、グレー系や濃いブルー系などをベースにするのがおすすめだ。

せまい部屋に大きな家具はNG

背の高い家具や大きな家具は、住む人に圧迫感を与える。一人暮らしのコンパクトな部屋の場合、その圧迫感がダイレクトに人に伝わってしまうのだ。気の流れも妨げてしまうので、できるだけ避けよう。

色の持つパワーを知って、部屋のインテリアに取り入れよう!

色にはそれぞれパワーがある。効果や意味を知ってインテリアに取り入れていこう。

  • …活力、興奮、情熱、野心、野心、肉体的な力
  • オレンジ…寛容、温かい心、向上心、反映、豊かさ、社交性
  • 黄色…陽気、温和、創作力、コミュニケーション、知性
  • …自然、調和、安定、有効、平和、順応性
  • …沈静化、純潔、精神
  • ピンク…喜ばしさ、優しさ、愛

次に、部屋のエリア別に、象徴する運気を見ていく。高めたい運気に合わせて上記の色を選ぶと効果的だ。

玄関:対外運、全体運

すっきりとした明るい玄関を作ろう
すっきりとした明るい玄関を作ろう

気の入り口である玄関は、風水でもっとも大切なエリアのひとつ。一人暮らしの場合、玄関が狭いことも多いが、物を置かずにすっきりとさせ、明るい照明で照らすようにしよう。

外から入ってくる悪い気を落としてくれるので、玄関マットは必ず敷きたい。色は、黄色などの明るい色がおすすめだ。

トイレ:金運、健康運

陰の気がたまりやすいトイレは、ダークカラーの小物を置くとさらに陰の気が強くなり、運気がダウンしてしまう。

トイレマットやスリッパ、タオルなどはグリーンやピンクなどの明るい色で統一しよう。スペアを用意していつでも清潔に。

バスルーム:健康運、愛情運、美容運

一日を通して体についた悪い気を洗い流し、健康運、愛情運、美容運を高める場所。換気をしっかりし、いつも清潔に保っておくことが必要だ。バスマットやタオル類をピンクにすれば、愛情運に効果あり。

ユニットバスの場合、トイレも1つになっているため、陰の気がさらにたまりやすくなる。掃除と換気を徹底し、マット類は明るい色で統一しよう。

寝室:健康運、結婚運

オレンジ系のベッドまわりで落ち着いた空間に
オレンジ系のベッドまわりで落ち着いた空間に

寝室は、安眠できる落ち着いた空間にすることが大切だ。シーツや枕カバー、ふとんカバーなどのファブリックの色選びで運気が左右される。

黒や茶色などのダーク系、真っ赤などの派手な色は避け、淡いオレンジやピンクなどの暖色系がおすすめだ。

一人暮らしの場合、寝室が分かれていない場合も多いだろう。その場合も「ベッドまわり」として捉え、同じように色を選ぼう。

リビング:仕事運、家庭運、健康運

くつろぐためのスペースであるリビング。リラックスできる色を選ぶようにしよう。ベージュなどのナチュラルな家具をベースに、緑などのアクセントカラーでクッションやカーテンをプラスするとセンス良くまとまる。

リビングがない場合、ソファーまわりなど、普段リラックスするためのスペースで考えてみよう。

デスクまわりなど、勉強や仕事をするスペースは、整理整頓したうえで、青系やメタリックの小物を置くと集中力がアップする。

キッチン:金運、健康運

狭いキッチンもすっきりとさせ、緑を取り入れよう
狭いキッチンもすっきりとさせ、緑を取り入れよう

火を扱うコンロと、水を扱うシンクが並んでいるキッチンは「相剋(そうこく)」といい、風水的に良くない場所といえる。火と水の相剋を緩和してくれる木のアイテムでバランスをとろう。

観葉植物や果物、花を飾るのがおすすめ。キッチンマットなどの小物を選ぶときは、グリーン系にすると木の気をプラスできる。

自分のラッキーカラーをインテリアの基調にするのもおすすめ!

人には、生まれた季節ごとのラッキーカラーがある。一緒に住んでいる家族がいると、一人に合わせることは難しいが、一人暮らしの場合は自分のラッキーカラーを基調にしたり、アクセントカラーにしたりするのもおすすめだ。

春生まれの人(2月4日~4月17日生まれ)

季節の五行:木 足りない五行:土
ラッキーカラー:黄色、茶色、オレンジ、ベージュ

夏生まれの人(5月6日~7月20日生まれ)

季節の五行:火 足りない五行:金
ラッキーカラー:白、金、銀、メタリック

秋生まれの人(8月8日~10月20日生まれ)

季節の五行:金 足りない五行:木
ラッキーカラー:緑、青緑、ターコイズ、エメラルド

冬生まれの人(11月8日~1月16日生まれ)

季節の五行:水 足りない五行:火
ラッキーカラー:赤、ピンク、紫

土用生まれの人 ※

※1月17日~2月3日、4月18日~5月5日、7月21日~8月1日、10月21日~11月7日生まれ

季節の五行:土 足りない五行:水
ラッキーカラー:黒、紺、青
※黒を多用するのはNG。グレー系や深みのあるブルーがおすすめ

かしこく色を取り入れて開運部屋を目指そう!

風水的に良い部屋を作るということは、自分が過ごしやすく、落ち着ける部屋を作ることだということがわかった。普段の掃除や整理整頓にくわえ、目的やエリアに合った色を選ぶことで、より運気がアップできる部屋を目指してほしい。

教えてくれたのは?

林 秀靜(りん しゅうせい)先生
中国命理学研究家。10代の頃より東西の占術を学ぶ。1992年より台湾や香港の専門家(老師)に教えを仰ぎ、風水学をはじめ、中国相法、八字、紫微斗数など幅広く習得して1998年に独立。2013年から3年間台湾に留学し、さらに風水と紫微斗数を大師より学んだ。著書は70冊以上にも及ぶ。web:http://www.lin-sunlight-fengshui.com

文=明道聡子
イラスト=今井夏子

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