同棲するのに住みやすい環境は? 繁華街の近くと昔ながらの商店街のメリット・デメリット

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同棲する時の物件、繁華街の近くと昔ながらの商店街の近くはどっちが住みやすい?

同棲している男女
同棲に物件選びはつきもの!

暮れも近くなり「来年から同棲しようか」なんて話をしているカップルも多いはず。
同棲するとなれば物件探しをしなければならないが、意見が分かれそう話題に「繁華街の近く」と「昔ながらの商店街の近く」という違いが挙げられる。

この記事では、繁華街の近くと昔ながらの商店街の近くでそれぞれどのような特徴あるのかを比較し、どちらが住みやすいのか検証してみよう。

繁華街の近くと昔ながらの商店街の近く、防犯面ではどちらが住みやすい?

まず、防犯面から繁華街の近くと昔ながらの商店街の近くでメリットデメリットを比較してみよう。

繁華街の近くの防犯面のメリット・デメリットは?

メリット

・夜でも明るい
・人が多い
・防犯カメラの設置数が多い

デメリット

・他人に干渉しないため助けを求めづらい
・犯罪率が高い
・別エリアの住人や危険人物などが多い

昔ながらの商店街の近くの防犯面のメリット・デメリットは?

メリット

・人が多すぎずご近所やお店の人に顔を覚えてもらえる
・地域のコミュニティがあるため助け合える
・基本的にエリア外の人よりそのエリアに住む人の方が多い

デメリット

・街灯が少なく夜道が暗い
・人がさほど多くない
・死角となる場所が多い

上記のメリットデメリットは、そのエリアの特徴や街並みにより違いがあるためどちらが住みやすいと断言できるものでもない。よって、主なメリットデメリットという範囲で、同棲後にお互いが住みやすいと感じるのはどちらであるか話し合ってみると良いだろう。

繁華街の近くと昔ながらの商店街の近く、利便性はどちらが良い?

利便性の図
利便性きにする方も多いだろう!

通勤、買い物、医療や娯楽、行政施設があるかどうかも同棲にあたって重要な条件だ。繁華街の近くと昔ながらの商店街の近くの利便性を比較してみよう。

繁華街の近くの利便性のメリット・デメリットは?

メリット

・駅、バス停が多い(または近い)
・夜遅くまで営業している店が多い
・整備された道路でどこへでも出やすい

デメリット

・常に混雑している
・駐車場や駐輪場が高い
・公的機関が遠い

昔ながらの商店街の近くの利便性のメリット・デメリット

メリット

・市役所や出張所などの行政機関が近い
・広い公園が多く休日にのんびりできる
・質の良い物を安く買える商店が多い

デメリット

・バスや電車の本数が少ない
・早い時間に閉店する店が多い
・都心勤務なら通勤時間が長くなる

利便性もエリアにより事情は変わるが、意外にも行政機関は繁華街から離れた場所にある事が多い。その理由は諸説あるが、自分が住んでいるエリアを思い出すと「確かに」と思えるのではないだろうか。

最近では多くの街で都市整備が進み、どちらに軍配が上がるということもない。強いて言うならば買い物を気軽に楽しめるか、「まちぶら」を楽しめるかという違いで住みやすいと思える街を考えてみると良いだろう。

休日の過ごし方にも違いがある

住みやすい街で同棲したいなら休日の過ごし方も考えておこう。仕事のある平日よりも、休日を存分に使ってお互いの関係を深めたいところだ。

ここではメリットデメリットではなく、繁華街の近くと昔ながらの商店街の近くで休日の過ごし方にどのような違いがあるか比較してみよう。

繁華街の近く

・ショップ数が多いため飽きることが無い
・エンターテイメント施設も多い
・夜遅くまで遊んでも終電を逃しにくい

昔ながらの商店街の近く

・公園や商店街を散歩してのんびり過ごせる
・外に出れば歩く距離が長くなるため健康に良い
・行くところがなければお互いに会話の数も増える

繁華街の近くでも昔ながらの商店街の近くでも休日を過ごし方はその時々で異なるものだ。繁華街ならば有名なショップが多く立ち並ぶが、昔ながらの商店街にもテレビ取材が来るような有名店もある。

二人で穴場的スポットを探してみるのも良いだろう。

金銭面でも比較してみよう

お金
一番重要な金銭面の話!

最後に金銭面の違いを比較してみよう。

繁華街の近くの金銭面のメリット・デメリットは?

メリット

・短距離移動となるため交通費が安い
・都市ガスが多いためガス代が安い
・店が多くセールを狙いやすい

デメリット

・家賃が高い
・物価が高い
・外食が多くなりがち

昔ながらの商店街の近くの金銭面のメリット・デメリットは?

メリット

・家賃が安い
・新鮮な食材が安い
・外でお金を使うことが少ない

デメリット

・交通費やガソリン代が高くなる
・プロパンガスが多くガス代が高い
・まとめ買いが多くなるため一時的な出費が嵩む

上記まで同様にエリアによる違いはあるだろうが、やはり住みやすいのがどちらかというと甲乙付けがたい。ただこうして見てみると、片方のメリットはもう片方のデメリットになるということがお分かりいただけるかと思う。

繁華街の近くと昔ながらの商店街の近くのどちらが良いかは、お互いが防犯、利便性、休日、お金という面を総合的に見て何を優先するかで決まるものだ。

引越し後の生活をイメージしつつ二人がどんな生活を望むのかを話し合ってみると良いだろう。

物件選びで失敗しないために、二人で話し合いを!

話し合いが大切!

同棲のための物件選びで失敗しないためには、二人のライフスタイルに合わせた物件を探すことが住みやすい街となるかどうかの分かれ目だ。二人にとって理想の物件を探すなら周辺の住環境を事前に調べることが必要不可欠である。

恋人と一緒にあれこれ話をしながら、理想の物件探しを始めてみよう!

文=KATAKUNA
フリーランスライターとして主に不動産・金融系の執筆活動を行う。不動産業界にいた経験を活かし、賃貸、売買、投資物件、住まい全般の記事を300以上執筆。書き捨てない、読み捨てられない、持続可能なサスティナブルライターを目指している

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CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
不動産店舗での業務経験者、宅建試験合格者などお部屋探し分野のプロも活躍する編集部が、新生活に役立つ情報をお届けします。

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