やっぱり必要?退去時に挨拶する範囲と品物の相場

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するべきか迷う、“退去時”の挨拶

退去時に挨拶をするかしないかは迷いどころ
退去時に挨拶をするかしないかは迷いどころ

物件への入居時には挨拶するという方も多いだろうが、退去時となると迷うのではないだろうか。ご近所付き合いが乏しい昨今、隣の住人と話したことがないケースも珍しくない。

大家さんならともかく、これまであまり付き合いのなかった近隣住人に挨拶するのは気がひけるかも知れない。しかし、想像以上に退去の挨拶は重要なのだ。ここでは、退去の挨拶をする理由や実際に挨拶をする時の注意点、挨拶する相手や贈り物について詳しく解説する。

トラブルを防ぐためにも、退去時には挨拶をするのがベター

結論から言うと、退去時の挨拶はした方が良いと言える。

退去する時には、引越し作業で共用部の通路が塞がったり、運搬時の騒音が発生したりと、少なからず近隣住民へ迷惑がかかるものだ。場合によっては、引越し時の騒音がきっかけでトラブルが発生する可能性もゼロではない。

また、近所付き合いが希薄になりやすい現代だからこそ、普段自分の生活がどれほど近隣に影響を与えているかは認識するのが難しい。「実は、普段から隣の部屋の生活音が気になっていた…」という場合も、実際に隣室へ苦情を言いに行く人は少ないだろう。退去時のトラブルによって、これまでの不満が噴出するというリスクは避けたいところだ。

お互いに気持ち良く退去するためにも、挨拶をしておいた方が良いだろう。

挨拶をする範囲は上下左右の住人まででOK

アパートやマンションで管理人が常駐していたり、敷地内や近隣に大家さんが住んでいたりする場合は、まずそちらに挨拶を済ませておこう。中には大家さんが離れた場所に住んでいる場合や、事情により挨拶を断っているという大家さんもいるので、管理会社に退去の旨を伝える際に併せて確認しておくと良いだろう。

挨拶をする範囲は、戸建であれば隣接する住宅とお向かい、マンションであれば上下階と両隣の物件程度が無難だ。

特に単身用のマンション等では、突然の来訪や手土産が逆に煙たがられる場合も多い。基本的には「大家さん」「普段顔を合わせる世帯」「物音が響く範囲」で十分だ。町内会の会長など地域の集まりでお世話になった人がいれば、そちらへも挨拶しておこう。

次のページでは退去挨拶で渡す物の種類や相場をご紹介!ぜひチェックしておこう。

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CHINTAI編集部
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