一人暮らしで音楽鑑賞を楽しみたい!注意点やおすすめのスピーカーを紹介
一人暮らしこそ、音楽を楽しみたい!
一人暮らしを始める時、家具や家電、生活用品を揃えるのも楽しみの一つだ。冷蔵庫や洗濯機といった生活に必要なものだけでなく、一人暮らしに必要なもの……そう、それは音楽ではないだろうか。
一人で過ごす時間にはもちろん、友人や恋人が遊びに来た時のおもてなしに、大好きな音楽をより良い音で流したい。そんな時、良いスピーカーを使うか使わないかで、同じ音楽を聴いていても雲泥の差になることをご存知だろうか?
今回は、そんな一人暮らしにおすすめのスピーカーと、良い音で聴くための配置の仕方、賃貸物件で騒音トラブルを起こさないための注意点を紹介する。

このページの目次
一人暮らしの音楽鑑賞、気をつけなければいけないこと
スピーカーの紹介をする前に、一人暮らしで音楽を楽しむ際の注意点がある。それは、どんなスピーカーを使おうが、大音量で使用すれば近隣の住民の迷惑になるということだ。
東京都環境局が公表している『騒音に係る環境基準について』では、住居専用地域および住居地域に関して、基準を以下のように定められている。
・午前6時~午後10時(昼間):55デシベル以下
・午後10時~午前6時(夜間):45デシベル以下
55デシベルは役所の窓口周辺と同じレベル、45デシベルは図書館の中と同じレベルと言われている。日常会話レベルの音は問題ないが、音楽鑑賞については音量によっては近所迷惑になる可能性が高いと言えるだろう。
物件の構造や間取りなどによっても音の伝わり方は異なるが、賃貸物件でスピーカーを使って音楽を楽しむ際には時間帯を考慮するべきだ。

一人暮らしの音楽鑑賞におすすめ!スピーカーの選び方は?
賃貸物件では大音量で音楽を聴くのは難しい。でも良い音質で音楽を聴きたい! 音楽好きなら誰もが思うことではないだろうか。 そんな音楽好きの人がスピーカーを選ぶ時のポイントは、ズバリ『音質の良いスピーカーを選ぶ』ということ。
当たり前に思うかもしれないが、世の中には多くのスピーカーが販売されており、その価格はピンからキリまである。音質の良いスピーカーを選ぶことで、小さな音量でも良い音質で音楽を楽しむことができるのだ。
以下では、おすすめの高音質スピーカーを2つ紹介する。
Marshall ワイヤレスポータブル防水スピーカー Emberton
イギリスの象徴的なブランドとして世界の著名なミュージシャンからも愛用されているMarshallの軽量かつコンパクトなポータブルスピーカー”Emberton”。
IPX7防水仕様により頑丈で耐久性に優れ、アウトドアにもおすすめのコンパクトサイズだ。わずか重量700gで、持ち運びにも最適なデザインなのもポイント。コンパクトながらリッチでクリアな力強いサウンドを奏で、どの場所にいても心地よく聞いていられるような360度サウンドを体験できるようになっている。
1回の充電で最大約20時間の連続再生が可能。また、クイックチャージ機能により、約20分の充電で約5時間の再生ができる。
パナソニック ポータブルワイヤレススピーカー SC-MC30-K
一度の充電で約10時間使用できるバッテリーを内蔵し、Bluetoothにも対応。出荷時ペアリング済みなのでワイヤレス送信機をテレビにつなぐだけなのも嬉しいポイントだ。
さらにコンパクトサイズなので一人暮らしの部屋でも置き場所にも困らない。
また、テレビの音を聞き取りやすくできる「快聴音」機能を搭載したスピーカーなので、ドラマやニュースの音声をクリアに聞き取ることができる。
一人暮らしの部屋でも、良い音質で音楽を聴くためのスピーカーセッティング
スピーカーのセッティング方法を工夫することで、大音量にせずとも、より高音質で音楽を楽しむことはできる。以下では一人暮らしの部屋でもできるスピーカーのセッティング方法を紹介する。

スピーカーのセッティング方法①:壁から30cm以上離す
スピーカーの位置を壁から最低30cm以上は離すことで、反射音を軽減して音の輪郭をハッキリさせることができる。また、隣の部屋への音漏れも緩和できる。
スピーカーのセッティング方法②:できるだけ重量がある固定された台の上に置く
スピーカーをできるだけ重量があるしっかり固定した台の上に置くことで、音がブレることを防ぐことができる。
スピーカーのセッティング方法③:スピーカーを顔と同じ高さに合わせる
スピーカーの高さを音楽を聴く時の顔と同じ高さに合わせることで、より音の輪郭をハッキリさせることができる。
スピーカーのセッティング方法④:左右のスピーカーと自分の位置が正三角形になるように配置する
左右のスピーカーと自分の位置が正三角形になるようにセッティングすることで、音源に忠実なステレオ感を得ることができる。
⑤:スピーカーを台の上に直接置数、インシュレーター(金属製などの絶縁体)を挟む
スピーカーを台の上に直接置数、インシュレーター(金属製などの絶縁体)を挟むことで、音の輪郭をハッキリさせることができる。
音量自体は小さくても、適切なセッティングをすることで『より音源に忠実な音』を楽しむことができる。物足りないと感じた時は試してみてはどうだろう。
適切なスピーカーを選んで一人暮らしでも楽しい音楽ライフを
スピーカーの選び方やセッティングで、大音量でなくても高音質で音楽を楽しむことができる。せっかくの一人暮らし、苦情やトラブルに悩むことなく、音楽ライフをエンジョイしよう。
文:星野貴史