【食べてみた】無印良品から、ついに「冷凍食品」が誕生!餃子や肉じゃが、キッシュなど気になる6商品をご紹介!
あの無印良品から「冷凍食品」が誕生!
無印良品といえば、シンプルで使い勝手のよい商品がそろうおなじみのブランド。そんな無印から、先日ついに冷凍食品が誕生!
「できたての美味しさを食卓へ」というコピーを掲げ、化学調味料不使用、ナチュラルなおいしさにこだわって開発されているとのこと。これまでもレトルトカレーや調味料など、食品のジャンルでも評判のよかった無印だけに、期待せざるを得ない!
9月28日から販売されたばかりの冷凍食品シリーズから、今回は6商品を入手して試食してみた。おいしさは?使い勝手は?無印初の冷凍食品シリーズの感想をお届けする!

SNSでも話題!無印「冷凍食品」を試食してみた!
軽やかで、やさしい味わい。「国産黒豚肉入り餃子」
まず食べてみたのは、国産黒豚が使われた焼餃子。餃子といえば冷凍食品の世界でも熾烈な争いを繰り広げているカテゴリーだけに、無印がどんな餃子に仕上げてきたのか気になるところ。
調理方法は油をしいたフライパンに凍ったまま餃子を並べ、水をかけて蒸し焼きにするというオーソドックスなタイプ。最近は油もいらない簡単調理の冷凍餃子も出ているのでそれと比べると少し面倒かもしれないが、カリッとおいしそうに焼くことができた。
皮は薄めだが、モッチリとした歯ごたえもあり、薄皮タイプの餃子が好きな人なら気に入るはず!餡はたっぷりつまっていて、野菜の甘さが際立った優しい味わい。しょうゆをつけなくても十分なくらい味はしっかりついているが、キャベツやねぎ、豚肉など素材のおいしさも感じられる。
油っぽくなく軽やかなので、子どものいる家庭にもおすすめだ。万人受けするやさしい味で、さすが無印といった印象!
あっさり上品!「肉じゃが」
お次は、家庭料理の大定番である「肉じゃが」。スーパーなどで肉じゃがの冷凍食品を見る機会がないので、意外と珍しい商品かもしれない。
調理方法は袋のまま湯せんで10分。レンチンできないところが面倒ではあるが……仕上がりの美しさに驚き!煮崩れず、野菜の色もあざやかで、冷凍食品とは思えないほど。
見た目通り、味もあっさりと上品。じゃがいもは煮崩れていないのに、中までしっとり。若干やわらかすぎるかな、とも感じるが、小さい子どもやお年寄りでも食べやすい。
肉じゃがはシンプルだが上手に作るのにはコツのいるメニューなので、冷凍食品でおいしく食べられるのはありがたい。せっかく作っても一人暮らしで余らせてしまう、なんて人にもおすすめだ。
冷凍庫に常備したい!「小松菜の白和え」
冷凍食品であると嬉しいのが、「あと1品」に使えるお惣菜。無印の冷凍食品では、野菜や豆類を使った昔ながらの惣菜も幅広くラインナップされている。その中から、今回は「小松菜の白和え」を食べてみることに。
解凍方法は、流水解凍および自然解凍。水っぽくなることもなく、しっとりおいしそうに解凍できた。
パッケージから出してみると、見た目よりもボリュームがあって驚き。4人家族で分けても副菜としては十分だ。小松菜、にんじん、しいたけ、れんこんなど野菜がたっぷり。昆布だしのきいた豆腐衣がしっとりと絡み、上品ながらもご飯の進む味つけだ。
れんこんのシャキシャキ感がアクセントとなり、副菜にぴったり。「あと1品あるといいな」なんてときに、これが冷凍庫にあったら大助かりだろう。
旬の味が手軽に味わえる!「栗と赤飯のおこわ」
無印の冷凍食品は、ご飯ものの種類が豊富なことも特徴のひとつ。おにぎり、いなり寿司、リゾットなどの中から、今回は秋の味覚である栗を使った「栗と赤飯のおこわ」をチョイス。
1人前450円と少しお高めの印象だが、栗ごはん(しかも、おこわ!)を作る手間を考えると妥当なのかも。
こちらの解凍方法は電子レンジ。やや固まり気味の仕上がりで「炊きたて」感はないが、もっちりとした食感がおいしい。
栗はかなり甘めで、コンセプト通り素材本来の味の楽しむのならばもう少し甘さ控えめでもいいかも?小豆はほっくり感がしっかり残っていて、いい炊き具合だった。
値段を考えると、もうひと息がんばってほしい印象。しかしご飯シリーズの品揃えは魅力的で、他の商品もぜひ試してみたいと思わされた。
オードブルに、おもてなしに!「ベーコンとチーズのキッシュ」
お惣菜やご飯物だけでなく、朝食やオードブルにも使えそうなオシャレメニューも発見。こちらのキッシュはだいたい12cmくらいのサイズで、1~2人分といったところ。
レンジで解凍したのち、トースターやオーブンでサクッとするまで仕上げ焼きして完成。
まず驚いたのは、タルト生地の見事なサクサク感!ボソボソした感じはなく、クリスピーでおいしい。卵生地はチーズの塩気とオニオンソテーのコクが効いていて、シンプルながらもちょうどいい塩梅だ。
朝食はもちろん、オードブルとしておもてなしにも使えそうな1品だ。
もう1個、と手が伸びるおいしさ!「クリーム大福」
スイーツメニューのラインナップはこれからといった様子だが、大福やだんごなどの和菓子は充実していた。その中から今回は「クリーム大福」を試してみることに。
解凍方法は自然解凍のみ。食感を損なうおそれがあるため、冷蔵庫解凍&レンジ解凍は不可。食べるタイミングを逆算しなければいけないのが不便だが、2時間ほど置いたら食べごろに解凍された。
持った途端、そのやわらかな感触に驚き!大福生地も中のクリームもやわらかいので、ふわふわとしたかなりソフトな食感だ。
甘さは控えめで食べやすく、パクパクと何個も手が伸びてしまいそう。あんこよりもクリームの量が多いので、和菓子というより洋菓子的な印象。これは緑茶よりも、コーヒに合わせたいかも!
「できたての美味しさ」は本当だった!無印の冷凍食品を試してみて
「できたての美味しさを食卓へ」というコピーの通り、どれも家庭で丁寧に作られた料理のような安心できる味わいだった。これなら、他の商品もぜひ試してみたい!
商品ごとに解凍方法が異なり、時間のかかるものもあるのがネックだが、それもおいしさを追求するためなら致し方ない。スーパーに売っている冷凍食品よりは値段も手間もほんの少しかかるが、その分手作りのおいしさに近いといった印象だ。
店舗販売については、現在はまだ「イオンモール堺北花田」「越谷レイクタウン」「イオンモールKYOTO」「グランフロント大阪」の4店限定。WEBでも全商品が販売されているので、近くに販売店舗がない場合はWEB購入がおすすめだ。
働くママの救世主に、一人暮らしの食卓の供に。無印の冷凍食品を冷凍庫に常備しておけば、忙しい毎日の助けとなってくれそうだ。リリースしたばかりの無印の冷凍食品を、ぜひお試しあれ!
文・写真・レシピ=よしもとこゆき
フードコーディネーター、ライター。世界にもっと「美味しい」魔法を広めるため、レシピ開発やスタイリング、飲食店プロデュースなど食に携わる仕事を中心に、デザインやイラスト、コラムの執筆など幅広く活動中。web:http://table411.net/